若手社会人に聞いた、親の年収超えたい? 約6割がNO「夢のまた夢」「時代が違う」

更新:2015/08/04

お金の知識


社会人になって数年経つと、自分の年収が大体どれくらいかというのがわかってくるようになりますよね。自分の親の年収を知っていたら、どうしても比べてしまいます。そこで今回は、若手社会人の皆さんに「いつかは親の年収を超えたい?」と聞いてみました。

Q.親の年収をいつかは超えたいとおもいますか?

「はい」40.8%

「いいえ」59.2%

6割近くの人が「いいえ」と回答しました。なぜそう思うのか、それぞれを選んだ理由を聞いてみましょう。

<「はい」と回答した人の意見>

■感謝の気持ちで

・親よりも偏差値の高い大学を出たので、大学まで行かせてもらったお礼の気持ちも込めて超えたい(女性/22歳/金属・鉄鋼・化学)

・自分もそれくらい稼いで親がしてくれたことをしっかり自分の子どもにもしてあげたいから(男性/26歳/医薬品・化粧品)

「はい」と回答した人からは「お礼の気持ちで超えたい」「親がしてくれたことを子供にもしたい」という意見がありました。親への感謝を忘れない気持ちが素敵すぎます!

■両親に楽してほしい

・たくさん貯めて、親に何かお礼をしてあげたいから(女性/23歳/その他)

・親の老後を支えたいからお金がほしい(男性/32歳/商社・卸)

他にも「それが親孝行だから」という声がありました。今まで養ってもらった分、今度は自分が稼いで両親を支えたいという人が多いようです。まさに「親孝行」ですね。

<「いいえ」と回答した人の意見>

■親の年収が高すぎる

・親の年収が高すぎて、夢のまた夢(女性/27歳/食品・飲料)

・大企業の管理職なのでとても難しいと思う(男性/22歳/ソフトウェア)

「いいえ」と回答した人からは「親の年収が高すぎる」という声がとても多くありました。親が大企業の管理職だったり、公務員だったりすると超えるのはなかなか難しそうです。

■時代が違う

・バブルを生きていた親の年収は超えられないと思う(女性/27歳/通信)

・今の景気や働き口では、親の年収を超える日はこない(女性/23歳/金属・鉄鋼・化学)

「親がバリバリ働いていた頃とは違う」という意見もありました。バブルの頃に働いていた親と、先の見えない不景気真っただ中で働いている自分では、比べる土俵が違うのかもしれません。

■そもそも気にしたことがない

・自分が生活していく上で必要な収入があれば良いので、あまり親の年収に興味がわかない(女性/24歳/自動車関連)

・収入がどうこうとは余り考えていない。生活が困らなければそれでいい(男性/29歳/ソフトウェア)

意外と多かったのが「気にしたことがない」「親の年収を知らない」という意見でした。自分の生活が困らない程度に働ければそれでいい、とある種のあきらめにも似た感情を持っている人もいるようです。

「親の年収を超えたいと思う?」という質問に対して「いいえ」と回答する人が多い結果となりました。理由はいろいろありましたが「時代が違う」というのも大きな要因としてありそうです。アベノミクスの効果もイマイチ実感できないし、景気もほぼ上がらないままの現状では、給料が上がることすら期待できないのが現状なのかもしれません。

調査期間:2015/7月(フレッシャーズ調べ)

調査対象:社会人男女

有効回答件数:444件

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