新生活は、なにかとお金がかかります。賃貸契約に必要な費用、引越し料金、新居で必要な家具・家電......。中でも金額が分かりづらいのは、引っ越し料金です。単身者の引越しはどれぐらいの料金が必要になるのでしょうか?
引っ越し料金は、基本的には「1.運賃」+「2.人件費」+「3.梱包費」+「4.保険料」+「5.付帯サービス」で構成されています。
「1.運賃」は、引っ越し距離(または時間)によって算出され、「2.人件費」は作業人数によって決まります。これに、梱包のための資材費用である「3.梱包費」、引っ越し荷物にかける「4.保険料」が加算されます。また、エアコンの着脱やピアノの搬送など、引越しの基本料金に含まれていないサービスを頼むと「5.付帯サービス」として別途料金が請求されます。
このように算出される引っ越し料金ですが、一年を通して同じというわけではなく、季節、曜日によって変動します。3月末の繁忙期には通常の1.5倍以上、土日祝祭日には通常の1~2割増しになることもあります。
引っ越しにはいろんなプランが用意されていますが、多くの単身者が利用しているのが単身パックです。これは荷物の少ない単身者の引っ越し向けのサービスで、引っ越し会社が用意するBOX(目安として1m×1m×1.7mぐらい)に入るだけの荷物を所定の料金で運んでくれます。一つのボックスに入る荷物の量は、2ドア冷蔵庫、洗濯機、布団、テレビ、ダンボール数箱程度。
料金はリーズナブルに設定されており、近距離であれば1BOXにつき、2万円前後です。荷物が多い人は、複数のBOXを利用するか、専用トラックをチャーターする引っ越しサービスを利用しましょう。チャーター便の場合、近距離であれば4万円~が目安です。
自分で荷物の量が判断できず、単身パックにするか、トラックをチャーターするか迷うときは、引っ越し会社に連絡して見積もり料金を出してもらって比較検討するのが賢明です。
※サービス内容については、引っ越し会社によって異なります。特に、3月末~4月初旬の繁忙期には単身パックを利用できなかったり、料金が上がったりする場合もあったり, 不明な点があれば引っ越し会社に尋ねてみましょう。
単身パックはすでに料金が決まっていますが、トラックをチャーターして引っ越す場合は、値引きの余地があります。2~3社程度から相見積もりをとって、値引き交渉に使いましょう。
単身パックは料金が定められていますが、WEBからの申込、平日の引っ越し、早期申込、などの特典を賢く利用すれば引っ越し料金が節約できます。
荷物の量が引っ越し料金を決めるといっても過言ではありません。引っ越し料金を安くしたいなら、極力荷物を減らすこと。不用品は引っ越し前に処分し、新しい家具や家電製品は引っ越し先で調達するといいでしょう。
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