仕事での初めての失敗は、本当に落ち込んでしまうもの。できることなら回避したいですよね。そこで先輩のみなさんに、思い出したくない初失敗について聞きました。傾向をつかめば、新人の「あるあるミス」を防げるかも?
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あなたの成功を妨げるのは? 「仕事の意外な天敵」診断
■キャー、データが!
・「消してはいけないデータを消去してしまい、装置停止。人員総出で事後対応する事態となり、消えていなくなりたい気分だった」(男性/29歳/機械・精密機器)
・「データの送信ミスで、従業員全員に賃金明細配布が遅れた」(女性/25歳/金属・鉄鋼・化学)
・「先輩の作ったプログラムをネット上で誤って上書きしてしまった」(男性/44歳/情報・IT)
一瞬で取り返しのつかないことが起こる、データやプログラム関係のミスは現代のホラー。そのエンターキー、本当に押して大丈夫?
■電話が鳴るのがこわい
・「入社後、研修が終わったあとすぐに営業電話をかけたら、緊張のあまり時代劇口調になってしまった。同僚は大爆笑」(男性/45歳/その他)
・「海外に留守電を入れるのに、いったん電話を切ってしまった」(女性/36歳/金属・鉄鋼・化学)
・「社長あてに電話がかかってきたのだが、不在だったしまた掛けるといったので相手の名前を聞かなかった。出先から社長の電話があって怒られた」(女性/33歳/その他)
新人の仕事だけれど、実は難易度が高いのが電話でのやり取りです。経験がモノを言うので、上手な人の応対を真似するといいそうですよ。
■会社に損失を出してしまった
・「部品の購入点数を間違え、追加購入がたくさん発生したこと。自分で購入したり、始末書を書かされたりした」(男性/27歳/機械・精密機器)
・「期限までにお金を納付すべきものを、引継ぎのばたばたで失念し、2倍の金額を納付しなければいけなくなった」(女性/33歳/金属・鉄鋼・化学)
・「頼まれた商品と異なる、似たようなものを手配してしった。お客さんもすぐに文句を言わず、3か月してから社長室宛てに投書をしてきたので、全社に知れ渡って怒られまくった」(男性/36歳/機械・精密機器)
心のダメージが大きいのが、会社の売上や評判を落としてしまうケース。気を取り直して、次で挽回しましょう。
■まさかこんなことが
・「飛行機の日にちを間違えて予約し、出発前日に気づいたが同じ便が取り直せなかった」(女性/28歳/情報・IT)
・「気象災害があり、担当するプロジェクトの当初予算額を大幅に超過したこと」(男性/50歳以上/団体・公益法人・官公庁)
・「大事なデータがあるパソコンに小麦粉をまぶして台無しにしたこと。データがぶっとんだ」(女性/26歳/通信)
思いもよらないことが起こるのは、新人の常というより、仕事の常かも。ひとりで抱え込まずに、助けを求めるのが吉。
笑えるミスから重たいミスまで、新人には失敗がつきものです。そのときは辛くても、後になって思い返してみると、失敗がきっかけでレベルアップしたという人もたくさん。最終確認だけは怠らず、恐れずにチャレンジしていきましょう!
文・田邉愛理
調査時期:2015年3月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象数:社会人374人(インターネットログイン式アンケート)
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