休まないことが美徳？ 有休取得で罪悪感を抱く人は3割以上！ 「遊びで休むときは......」「周りが取らない」

労働者としての権利、年次有給休暇。本来、有休は取ることが前提なのですが、多くの会社で取ることができない雰囲気であることが多いのも事実です。どれほどの人が有休を取るとき罪悪感を感じているのでしょうか。社会人の男女に聞いてみました。

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Q.あなたは有休をとるときに罪悪感を感じますか？

とても感じる　7.2％
少し感じる　24.5％
あまり感じない　34.7％
全く感じない　33.6％

3割以上の人が、有給を取得する際に後ろめたさを感じてしまうようです。それでは、それぞれの理由を見て行きましょう。

■とても感じる

・自分が休むことで、自分の分の仕事をしなければならない人が出てくるから（女性／22歳／その他）
・有給を取る人が周りにいないため（男性／27歳／運輸・倉庫）
・会社が有給を取りづらい雰囲気（女性／34歳／その他）

■少し感じる

・皆が働いているし、休んでまでやらなければならないことがあるとき以外、特に遊びのときは後ろめたさを感じる（男性／46歳／電力・ガス・石油）
・休みを取ったときにミスが発覚したらどうしようと思う（女性／34歳／その他）
・よく思ってない人もいそうだから（女性／25歳／建設・土木）

罪悪感を感じる人は、他の人への負担や周囲の目が気になるようです。お互いさまという気持ちになれればいいのですが、人は自分よりも楽している人をよく思わないときもあります。

■あまり感じない

・権利だと思っている。上司自ら有休取得を推奨してくれるのもありがたい（女性／41歳／金融・証券）
・今の職場は福利厚生が充実していて有休をとりやすい（女性／32歳／医療・福祉）
・繁忙期でなければ、当然の権利だから（女性／33歳／医療・福祉）

■全く感じない

・基本的に有休は取りやすい会社だし、事前に申告していて、仕事を片づけていれば問題ないと思う（女性／26歳／機械・精密機器）
・日本人は働きすぎだと思う（女性／31歳／ホテル・旅行・アミューズメント）
・有休を取らない人は取れないのではなく、取る気がないだけだと知っているから（女性／30歳／通信）

有給休暇を取ることに積極的な会社もあります。周囲が当然のように有給休暇を取っている場合は自分も気兼ねなく休むことができそうですね。

本来であれば遠慮なく、気持ちよく休みたい有給休暇。休まないことが美徳だとする考え方は今でも根強く日本に残っているので、その会社の休みに対する認識は、入社する前に調べておいた方がいいかもしれません。

調査期間：2015/2月（フレッシャーズ調べ）
調査対象：社会人男女
有効回答件数：432件