え、これも!? 日本語が基になって海外でも通じる意外な言葉「Usui-hon」「karoshi」「Gashapon」

更新:2018/04/10

社会人ライフ

え、これも! 日本語が基になって海外でも通じる意外な言葉「Usui-hon」「karoshi」「Gashapon」

アニメ・漫画の影響なのか、海外でも日本語を学ぶ人が増えているそうです。どんなきっかけでも、日本語に興味を持ってくれるのはうれしいですよね。そしてその一方で、日本語が基になった言葉もじわじわと増え続けています。今回はそんな海外でも通用するようになっている言葉をご紹介します。

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●Otaku

日本語で「オタク」ですが、海外でも通用します。アメリカ、フランスなど、日本のアニメ・漫画を好きな人が多い国ではもはや一般語です。『Otaku Unite!』(オタクよ団結せよ!)という日本のポップカルチャー好きの人の生態を追った映画が発表されたのが2004年のこと。今や世界中にオタクがいらっしゃいます。

●BL

日本語で「ボーイズラブ」といえば腐女子の皆さまのお好きなジャンルとして知られていますね。略して「BL」とされますが、これは完全に和製英語です。しかし、最近日本のBL漫画などが海外に知られ、この「BL」も徐々に広がって通用するようになっているそうです。そのうち辞書に載るかもしれません。

●Doujinshi

同じくオタク用語ですが、「同人誌」は「Doujinshi」あるいは「Dojinshi」となって、アメリカ、フランスなどのアニメ・漫画好きの人たちの間では一般語化しています。少なくとも、筆者が取材した限りの海外のオタクで「Dojinshi」が分からない人はいませんでした。それどころか「Usui-Hon」で話が通じる人もいらっしゃいました。

●Tatamiser

これは新しくフランス語に加わった言葉です。「タタミゼ」という発音からも分かるとおり、日本の「畳」からきています。日本のように床に家具などを置いて暮らすライフスタイルを採用する、から転じて「日本風のライフスタイルを好む」「日本かぶれ」といった意味となっています。

●Daikon

明治維新期に来日したモース博士(貝塚の発見で有名ですね)が「日本にはラディッシュ以外ロクな野菜がない」と言ったそうですが、このラディッシュは大根のことです。確かに江戸時代には野菜といえば江戸の三白の中の「大根」でした。でも、この大根は今や「Daikon」となって英語で通用するようです。日本食ブームのおかげですね。

●Gashapon

日本のカプセルトイは海外でも人気があって、珍しいアイテムは『e-Bay』などで高値で取引されています。そのためか「ガシャポン」は「Gashapon」また「Gacha」で通用するようになっています。例えば、e-Bayで「gashapon」で検索するとすごい量のアイテムがヒットします。もちろん全く知らない人もいらっしゃいますが。

●Karoshi

嫌な言葉ですが「過労死」はそのまま「Karoshi」で英単語として認められています。働き過ぎと揶揄(やゆ)されることの多い日本ですが、このような言葉が英語の辞書に掲載されるのは少し不名誉な感じがしますね。

日本語が由来で海外で通用する言葉は他にもたくさんあります。「Tsunami」「Ninja」などはその代表格ですが、ネット経由で日本の文化が海外に広く知られるようになればなるほど、このような言葉は増えていくのではないでしょうか。

(高橋モータース@dcp)

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