昔のスポーツ漫画には「野球漫画の魔球」を代表とする「必殺技」がたくさん登場したものです。最近ではさすがにリアリティーがないとして少なくなっている気がしますが、それでも個性豊かな必殺技で読者を楽しませてくれるスポーツ漫画はたくさんあります。そこで今回は、スポーツ漫画に登場したとんでもない「必殺技」についてご紹介します。
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●イグナイトパス
出典⇒『黒子のバスケ』作:藤巻忠俊
『黒子のバスケ』の中で、主人公の黒子テツヤが披露する技です。拳でボールを殴ってすごいスピードのパスを出します。ボクシングでいうストレートをバスケのボールにぶつけるわけです。これはルール違反ではないそうで、実際にNBAでも使用例があるそうです。
●スカイラブハリケーン
出典⇒『キャプテン翼』作:高橋陽一
『キャプテン翼』の中で立花兄弟が披露する技です。一人が背中を地面につけ、足を上に向けて発射台になります。その足の裏にスパイクを合わせる形でもう一人が飛び乗り、発射台側の人間が足を空に蹴り上げるようにして、飛び乗った人を発射! 発射された方は高い位置からヘディングでゴールにたたき込みます。
現実にこの技を行うと審判はどう判断するでしょうか!?
●手塚ゾーン
出典⇒『テニスの王子様』作:許斐剛
『テニスの王子様』の中で手塚国光が披露する技です。相手の打つ球がまるで引き寄せられるように手塚君の周りに集まるのです。なぜか手塚君の打ちやすいところにばかり球が集まってしまいます。
これは、手塚君がこのようになるよう球をコントロールし、相手に打たせているのだと思われます。元テニスプレーヤーの松岡修造さんが「『テニスの王子様』に登場する技は全て現実に可能な技」という趣旨の発言をされているそうですので、きっと「手塚ゾーン」もできるのでしょうね。
●カエルパンチ
出典⇒『はじめの一歩』作:森川ジョージ
『はじめの一歩』の中で青木勝が披露する技です。相手の動きを見て、目の前で大きくしゃがみ、立ち上がりざまアッパーカットを放ちます。全身のバネを利用して打つため、当たると大きな効果を生みます。
ちなみに輪島功一さんが現役時代に実戦でこの技を用いています。「カエル跳びアッパー」などと呼ばれるそうです。
●ファントムドリブル
⇒『シュート! 熱き挑戦』作:大島司
『シュート!』第三部の「熱き挑戦」の中で田仲俊彦が披露した技です。相手ディフェンダーをまるで幽霊のようにすり抜け、抜き去っていくことからこの名前が付けられました。その原理は、相手ディフェンダーのまばたきの一瞬を読んで、そのタイミングですり抜けるというもの。
番外編として、大昔のスポーツ漫画から必殺技を一つご紹介します。
●巴二段投げ
出典⇒『柔道讃歌』原作:梶原一騎/作画:貝塚ひろし
『柔道讃歌』の中で巴突進太が披露する技です。巴投げを一回かけ、相手が巻き上がったところにさらにもう一回巴投げをかけるというもの。これにより相手は受け身が取れないほどの高さに上がって投げられてしまいます。
いかがだったでしょうか。昔のスポーツ漫画にはいろいろな必殺技が登場したものですが、現在の漫画シーンでは減ってきています。それでも「黒子のバスケ」や「テニスの王子様」などは、相当派手な必殺技をかましていて面白いですよね。あなたは、スポーツ漫画に登場する必殺技というと、どんなものを思い浮かべますか?
(高橋モータース@dcp)
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