「自分が主人公の恋愛小説」「元カレとの交換日記」忘れたころに発掘した黒歴史の産物

大掃除などの途中に、思いがけず懐かしい品物を見つけることがあります。良き思い出の品なら当時の自分を思い出して懐かしむのもアリですが......。それが、思い出したくもない「黒歴史」の証なんてパターンもあるのでは？ 今回はそんな「黒いお宝」について大学生に聞いてみました。

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ナルトの額当てで外出、デニム・オン・デニム。今考えると、恥ずかしくなる昔の自分のファッション

■昔の写真を見るのは恥ずかしい！

・みんなでふざけて撮ったプリクラ。変顔、変なポーズをして撮っていて、落書きもかなりバカらしいことを書いてある（女性／21歳／医療・福祉内定）
・少女漫画の主人公と同じポーズをした写真。写真を見ると絶妙な加減で気持ち悪い（女性／22歳／情報・IT内定）

撮影したときは楽しかったのでしょうから、若気の至りということで。

■「卒アル」は封印!?

・卒業アルバム。自分が一枚も写ってないから（男性／25歳／電力・ガス・石油内定）
・卒業アルバム。夢の欄に「普通の人」と書いてある（男性／24歳／ホテル・旅行・アミューズメント内定）

実は筆者も、高校の卒アルでは個人の顔写真以外、スナップの類には一切写っていませんでした......。切ないですよね。

■誰もが一度は書いてみたくなる？

・好きなバンドの歌詞を書いているノート。英語の歌だとしっかり和訳も書いていて、当時かなりはまっていたことがわかる（女性／21歳／広告・出版内定）
・自分の恋愛を元に作った小説（男性／22歳／情報・IT内定）
・小学校のころ書いていた漫画。自分を猫に見立てたキャラがいる（女性／24歳／医療・福祉内定）

小学生や中学生のころというのは、なぜ小説や漫画を書きたくなるのでしょうか？ そして、必ずと言っていいほど、主人公は自分......。

■ポエムも定番

・詩集。病んでいたころだったから、日記の途中から突然詩を展開しだす（女性／21歳／機械・精密機器内定）
・高校のころ、写真部で活動していたときに作成したアルバム。自分で撮影した写真に一言ポエムを添えていて、今思うと痛々しい（女性／22歳／情報・IT内定）

恥ずかしげもなくポエムを書けるその精神こそ、若さというもの？

■なぜこんな物を作ったのか......

・木材を削って作った、自作の木刀。刀を振り回して、花瓶を割って親に怒られた（男性／21歳／機械・精密機器内定）
・自作のレストランメニュー。ネーミングが意味不明（女性／23歳／団体・公益法人・官公庁内定）
・血糊つき白衣。厨二感満載すぎる（女性／22歳／ホテル・旅行・アミューズメント内定）

刀とか、血糊とか、ほかにもギプスとか......。なぜか「カッコいい！」と思える時期ってありますよね。

■交換日記は危険！

・彼氏とのイチャイチャ交換日記。ぶりっ子すぎて気持ち悪い（女性／23歳／その他）
・友だちと書いた交換日記。どうでもいいことを、すごい大げさに書いていたので、何やっていたんだろうって思う（女性／22歳／食品・飲料内定）

交換日記ほど、当時の自分のくだらなさを実感させてくれるものはありません。

■努力の証拠

・大学受験のときの参考書。到底受からないようなレベルの高い大学も受けていて、受験料、塾代が無駄になってしまったから（女性／22歳／運輸・倉庫内定）

しかし、勉強したことは無駄ではないはず。努力の証として、手元に残しておくと良いかも？

■過去の愛読雑誌

・ギャル男系の雑誌。今の自分の系統と全く異なっているから（男性／24歳／電機内定）

当時は、雑誌を参考にしてギャル男ファッションに身を包んでいたのでしょうか？

■おバカっぽいお宝たち

・ギャル文字で書いていた手紙、プリント。当時の自分は本当にバカだと思う（女性／22歳／その他）
・両利きになりたくて練習しようと、左手で文字を書きまくっていたノート。一冊ほど文字を書いたが、まったくうまくなっていなかった（男性／21歳／小売店内定）

きっと、両利きに憧れて練習したという人は多いはず。なぜか「両利き」や「左利き」って、カッコいいような気がしていました。

中には、「私の家にもありそう......」というお宝もあったのでは？ 見ると当時を思い出し、恥ずかしいやら、気持ち悪いやら......。しかし、それらをいざ捨てるとなると、やっぱり躊躇してしまいますよね。黒歴史だって大切な自分の歴史。自分への戒めも兼ねて、「黒いお宝」も大事に保管しておいてはいかがでしょうか？

文・OFFICE-SANGA 森川ほしの

調査時期：2015年1月
アンケート：フレッシャーズ調べ
集計対象数：大学生300人（インターネットログイン式アンケート）