就活では情報収集のため、よく「新聞を読みましょう」というアドバイスを受けますよね。とはいえ、ただ漠然と読むのではあまり意味がありません。意識を変えてちょっとした工夫を加えることで、就活で役立つ力や今後仕事をする上で必要な力がどんどん身についていきます。そこで、就活中に新聞を読む際に意識したいことを、キャリアカウンセラーの齋藤めぐみさんに伺いました。
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■「社会の動きをつかむ」という意識で新聞に向き合う
まず、新聞を読むときに大事なのはニュースを「読むこと」ではなく、世の中や社会で「何が起きているのか?」ということに興味を持つことです。今後仕事をしていく上では、多かれ少なかれ自分の仕事に社会の動きが影響してくるもの。まずは世の中全体を広く捉える視点を身につけましょう。
■専攻分野に関するニュースは入念にチェック
志望業界に関連する記事はもちろんですが、自分が専攻している学問分野のニュースも意識してチェックしておきましょう。どんなことに興味を持っていて、それにどのように取り組んでいるのかを知ることができるため面接で質問されることが多くなります。
■ニュースに対する自分の考えを持つ
新聞を読むときは、ただ概要をつかむだけではなく、それに対する自分の意見や考え、想い、自分だったらどうするか、ということまで考えるようにしましょう。面接対策のためだけではなく、これからの自分自身のキャリアプランや、どこでどんな仕事をしていきたいのか、何を大事にしながら働いていきたいのかという自己分析にもとても役立ちます。
■自分の考えを発信するクセをつける
そして、ニュースを読むだけでなく、普段から社会で起きていることに対する自分の意見や考えを、言葉にして発信するクセをつけましょう。そうすることで、面接で何を聞かれても自分の言葉で回答する力がついてきます。友人や家族との会話でもいいですし、FacebookやTwitterといったSNSを活用するのもいいでしょう。発信するところに情報は集まるもの。他の人の意見を交わすこともできるので、新しい視点で情報収集しながら効率よく情報収集できます。
新聞はもちろんですが、スマホのアプリでニュースを取得したり、YouTubeでその日のニュースをチェックするのも有効とのこと。カテゴリー別で見ることができるので、忙しいときでも自分の興味のある内容や必要な分野をこまめにチェックすることができます。移動中にも読めるので、ぜひスマホにダウンロードしておきましょう。
いかがだったでしょうか。上記のポイントを意識するとしないとでは、新聞やニュースを読む時間の充実度がずいぶん違ってきます。ぜひ実践してみてくださいね!
文●中島理恵
齋藤めぐみ先生プロフィール
GCDF-Japanキャリアカウンセラー(米国CCE Inc.認定)。フリーキャリアカウンセラー。「キャリアとは人生そのものです。人生を豊かに幸せにするための仕事とは? 自分らしく働くとは? 人生に迷ったとき、一緒に考えるお手伝いをします」。公式ホームページ http://www.megumi-saitou.jp/
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