5人に1人が経験あり！ 取引先からデートに誘われたらどう対処すべき？

職場でのセクハラが何かと問題になっている昨今。同僚女性を気やすく誘う男性は減ったかもしれませんが、取引先の男性から声がかかることも考えられます。もし、クライアントの男性からデートに誘われたら、どう対応するべきなのでしょうか？ 社会人女性に聞いてみました。

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Q.その気のない取引先の男性からデートに誘われたら、どうしますか？

　断る......247人（55.9％）
　一度は応じる......96人（21.7％）
　仕方なく付き合う......43人（9.7％）
　上司から断ってもらう......33人（7.5％）
　そのほか......23人（5.2％）

「断る」と回答した女性が約半数。さらに、「上司から断ってもらう」も含めると、誘いには乗らないという女性が6割以上という結果になりました。ただ、「一度は応じる」「仕方なく付き合う」と、とりあえず誘いに乗るという女性もいるようです。

それでは、なぜそう対応するのか、回答理由を詳しく見てみましょう。

■仕事とプライベートは別！

・一度許すと気があると思われるので、最初からきっぱり断る（33歳／金属・鉄鋼・化学）
・しぶし付き合ったほうが、かえって後々仕事に悪影響が出てしまいそうだから（25歳／情報・IT）
・自分が断ったくらいで取引先との関係にひびが入るとも思えないので、テキトーに理由をつけて断る（24歳／医療・福祉）

仕事とプライベートは分ける！ 最初からそう決めておけば、迷うことはなさそうですね。

■一度応じてみても、損はない？

・1回くらいは別に構わない。「美味しいものが食べられたらいいな」くらいの感覚で応じる（32歳／運輸・倉庫）
・会ってみたら、意外に楽しいかもしれない（30歳／情報・IT）

もしかすると、それが運命の出会い......なんてパターンがあるかもしれません。

■大人として、仕方なく......

・仕事がこじれたら怖い（27歳／運輸・倉庫）
・人生勉強になると思って（30歳／電機）

とにかく角が立たないようにすることを考えると、やはり断るのは難しいもの。仕事と割り切ってデートにつき合うことも、ときには必要でしょうか？

■何かあったら、上司に相談！

・自分ではどうにもできそうにないので、上の人から言ってもらいたい（21歳／医薬品・化粧品）
・はっきり断らないと、いざこざが起きて仕事や会社に損失があるかもしれないから。かつ、会社が関わることなら上司から言ってもらうのが筋（27歳／情報・IT）

個人的な誘いとはいえ、相手は取引先。会社の利益に関わる問題と考えるなら、上司へ相談するのが無難かもしれません。

■対処法はほかにも

・曖昧に引き延ばし続ける。一回OKしても断っても後が面倒なので、曖昧にしておく。最終的には上司に相談して、担当を外してもらう（36歳／商社・卸）
・先輩や後輩をまじえたコンパにして、集団行動に持ち込む（28歳／金融・証券）

先輩女性たちの処世術は、覚えておくと役立ちそうですね。

どんな対応をするとしても、「自社にとって、もっとも良い選択は何か」を考える女性が多数。プライベートで知り合った男性と、仕事の上で知り合った男性。この二つはきちんとわけて考えた方が良さそうです。

ちなみに、社会人女性に「取引先の男性からデートに誘われた経験はありますか？」と聞いてみたところ、「ある」と回答した女性は19.5％でした。少数派とはいえ、5人に1人程度の割合ですから、やはり他人事ではないかも。いくつか体験談をご紹介しましょう。

■怖かった......

・沖縄料理店に連れて行ってくれたが、泡盛をしきりに勧められて、美味しいのだろうけどアルコール度数が高いので、酔わせたいのかと不審に思って引いた（32歳／運輸・倉庫）
・相手が女性だったから上司も大丈夫だろうと思ったのか、一人で行くことになったが、「そっちの気」がある人で個室に連れ込まれて、色々触られて危なかった（25歳／不動産）

男性からデートに誘われたら、女性なら誰でも少なからず警戒心を抱くことでしょう。しかし、警戒すべきは男性だけではないというレアケースも!?

■行って得したパターンも

・期待しないで行ったけど、予想外に楽しく過ごせた（35歳／農林・水産）
・二人という約束だったが、同僚を巻き込みみんなで行ったら、案外いい人で付き合うことになった（31歳／不動産）

こういったケースもあるから、対応に迷うんですよね......。一概にいい悪いは決められないようです。

どうしても行きたくない場合は、無理をする必要はないと思います。しかし、仕事をしていく上では、ある程度つき合いが大切だということも事実。そのつき合いによって、自分の世界が広がる可能性もありますが、自分の身を守ることも忘れずに。ときには、同僚や上司の力を借りましょう。

文・OFFICE-SANGA 森川ほしの

調査時期：2014年10月
アンケート：フレッシャーズ調べ
集計対象数：社会人女性442人（インターネットログイン式アンケート）