【第1回 就活クエスト】「就活という名の大冒険」、勇者になるための条件とは?

2014/03/23

対人マナー

「就活」という経験したことのない現実に直面して、どこに向かえばいいのか迷っているのがいまのキミかもしれません。内定というクリア条件はわかったものの、ルールは教えてもらえず、とりあえず「ぬののふく」は装備してみたという具合でしょうか。さて、この次、何をすればいいのか......。

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だから、用意しました。「攻略本」。いきなり「面接官があらわれた。ちゃーららーらー♪」てな具合でヒットポイントをガシガシ削られるより、まずは焦らずにちょっと立ち止まってルールを知ってみませんか?

■学生に意識してほしいのは「エネルギーゲージのため方」

学生のみなさんに最初にお伝えしたいルールはこの一言です。「勇者よ、このぼうけんをたのしんでくれ」。

人は基本的に、楽しいこと、好きなことしかやらない生き物です。『ホモ・ルーデンス』という言葉があります。和訳すれば『遊ぶ存在』とでも言えましょうか。たしかに、スポーツも習い事もアルバイトも、イヤイヤやるより、好きで楽しみながらやる方が、よい結果が出やすいですよね。

だから、学生のうちに「自分はどうすれば勉強や部活やアルバイトのような義務を、権利や楽しみに変えることができるのか」、ゲームで言えば「ヒットポイント」など、エネルギーゲージのため方を知っておくことが大切なんです。

「カッコイイ社会人に会ってやる気が出た!」という学生がいます。たしかに、人はあこがれがなきゃ動けません。これは、いい方法です。「第一志望の会社の受付に行き、働いている人たちを1時間くらい見てきた」という学生もいました。これもいい方法! お洒落なスーツを着こなし、夜は雰囲気のいいお店で合コンだー! と妄想を具体的に膨らませるほどやる気が出ます。

仕事でヒット商品を開発したら、社内でヒーローになれます。とんとん拍子に名前が売れて、年収3倍! なども夢ではありません。企業のホームページにヒット商品の開発秘話を掲載している会社も数多くあります。それを読んで、自分が活躍する妄想を膨らませてください。

■面接に臨む際に意識しておきたいこと

一方で、就活中「社会人を恐れすぎている」人がいます。そんなガチガチになってしまっている人は、面接で少しなれなれしく振る舞ってでも「人とホンネで話す」感覚を身につけると楽しくなるかもしれませんよ。

「面接官によく思われたい」も落とし穴です。もちろん評価されたいと思うのは当然ですが、スポーツと同じで、小手先の技ではそのうちボロが出ます。

「面接官に落ちたくない」と気張りすぎる人もいますが、結果は縁とか運命に左右されることもたくさんあります。あのソニーの創業者の井深大氏だって、東京芝浦電気(現在の東芝)の入社試験を受けて......落ちています(笑)。実力だけではなく、企業と人間には相性もあります。また、面接官によって、評価が違うこともとあります。落ちたら「このカイシャは人を見る目がない」くらいに思っておけばいいんです。

逆に! 「企業を評価してやる」というスタンスも面白いかもしれません。何の連絡もなく落としてくるような企業は×、圧迫面接はでっかい×。面接官が「今日は雨の中お越しいただき〜」と気遣ってくれるなど、おもてなしの精神のある企業なら◎。

この時期にしか体験できない就活ラブに励むもよし(一緒に苦労した仲間は絆が深いらしいですよ)、自分を落とした企業の商品を「一人不買運動」するもよし、有名企業に行って「そーかー、こんなオフィスだったのか」とミーハー心を刺激しまくるもよし、落ちたらサラリーマンが集う酒場で飲んで、知らないおっちゃん(ゲームでいう「むらびと」)を少し尊敬してみたり、なぐさめてもらったりなんてのもよし。

まずは今しか味わえない「就活という名の大冒険」の主人公として就活を楽しむこと。それができれば、レベル1はクリアです。

本日の武器(まとめ)
■就活はゲームになる!「テンションが上がること」を考えよう。
■社会人をリスペクトしすぎない。逆に評価するくらいの心意気を。
■前向きなオトナに仕事の楽しさを聞こう。ビジネス街に行こう!


文●夏目幸明

(本コラムは連載です。続きはサイトに随時アップしていきます→http://student.mynavi.jp/style/)

夏目幸明プロフィール
「マネジメント、経営、技術の3つが見えれば企業が見える」を旗印に様々な企業を取材する経済ジャーナリスト。大学・専門学校で就活支援、マーケティングなどの講師をつとめる。講義は「資格の学校TAC」などで聞けるほか、ネット放送で「就活SHOW」を行う。著書は「社長あるある」(朝日新聞出版社)など。

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