世の中には奇祭と呼ばれる、世にも興味深いお祭りがあります。しかし、その存在は地元の人だけが知っていて、なかなか外に伝わることはありません。今回は、そんな地元の変わったお祭りを全国の人にアンケート。ご紹介します。
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●北見厳寒の焼き肉まつり(北海道北見市)
「真冬に外で焼き肉を食べる」(女性/50歳以上)だそうです。でもそこは北海道、マイナス10度前後というケタ違いの極寒です。焼いて口に持って行く間に冷めてしまいそう。人は時として、自分を追い込むことで自分自身を見つめ直すといいますが、そういう荒行のたぐいなのでしょうか。
●ヤハハエロ(山形県西置賜郡飯豊町)
「正月に飾った松とお札を焼く行事で、当地区では1月15日夜に行われる。かやを束ね、その中に松とお札を入れて火をつける。炎が夜空に勢いよく燃え上がると、集まった人たちは『ヤハハエロー、目くそ鼻くそ飛んでげー』とさけびながら無病息災を祈る。地方によっては『さいとう焼き』『どんど焼き』とも言う」(男性/50歳以上)という詳しいコメントもいただきました。それにしても、「ヤハハエロ」ってなんでしょうね。
●ホーランエンヤ(島根県)
「12年に1回のお祭りで、船に乗りながらなにかを祈願する」(女性/31歳)ということですが、起源は1648年、大凶作に見舞われた出雲の国(現在の島根県)で五穀豊穣を願ったことに始まります。以来360年の長きにわたって受け継がれてきました。ちなみに前回行われたのは2009年で、次の開催が2021なので、あと7年待たなくてはいけません。
●帯祭(静岡県島田市)
「文字通り帯を飾って、通りを練り歩く」(男性/46歳)。こちらは日本3奇祭のひとつに数えられているのでご存じの人も多いかもしれません。島田市に嫁いできた女性の安産祈願をするお祭りなのですが、紆余曲折を経て山伏の格好をした人の木太刀に丸帯を飾るというお祭りになっています。島田市の秋の風物詩として300年以上も続いています。
●焼嗅がし(広島県広島市)
「イワシ1000匹の頭を焼いて、大きなうちわであおぐ」(女性/30歳)。広島市の住吉神社で行われるこのユニークなお祭りは、毎年節分の日に行われ、焼いたイワシの煙を1畳ほどもあるといううちわであおいで厄祓いをするというもの。ちなみに「やいかがし」と読みます。
●久富盆綱曳き(福岡県筑後市)
「お盆に小学生の男の子が、体中をススで真っ黒にして大綱を持って近所を練り歩く」(女性/26歳)。全身真っ黒にして、わらの腰ミノ一丁で地域の少年たちが直径30センチ、長さ20mあまりの大綱を引いて歩き回ります。寛永20年(1643年)から始まっていて、前年、前々年と続いた大凶作によって亡くなった子ども死者を慰めようと始められたようです。
●かなまら祭り(神奈川県川崎市)
●麻羅観音祭(山口県)
川崎の金山神社かなまら祭りは有名ですよね。毎年、4月第1日曜日に行われ、地元の人のみならず、外国人観光客やメディアなども多数集まります。麻羅観音祭はそれほど有名ではありません。アンケートのコメントによると「男が男根の模型を腰に付けて、女と向き合って腰を突き出す」(男性/43歳)とのこと。ナイスフェスティバル!
●うさぎ狩り(熊本県阿蘇市)
「小学生の頃、猟友会の人たちと全校上げて山に入り、うさぎを狩るという年中行事。実際は、うさぎはふもとから持ち込んでいたみたいで、親からその事実を聞いてしまったとき、なんだかなあ、とやるせない気持ちになった。下山後ウサギ肉を炊き込みご飯にして配っていた。今では考えられない行事」(男性/45歳)。少なくとも30年以上前のことです。これまでに挙げた「お祭り」とは少し毛色が違うかもしれませんが、地方の名も無きお祭りとして、昔の日本では各地で行われていたのではないでしょうか。......と思って調べてみると、現在でも熊本大学教育学部附属小学校では、「うさぎ狩り」が行事としてあるそうです(熊本大学教育学部附属小学校HP参照)。どのような行事なのかは詳しくは分かりませんが、熊本では「うさぎ狩り」が文化として残っているようです。
いかがでしたか? 筆者などは新興の集合住宅地で育ったため、普通の盆踊りくらいしか地元にはありませんでした。やってみたいなあ、「ヤハハエロ! 目くそ鼻くそ飛んでげー!」。
みなさんの地元ではどんなお祭りが行われていますか?
文・オリスリス
アンケート:フレッシャーズ調べ(社会人男女600人)
調査期間:2014年2月
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