女性の社会進出が当たり前になっている昨今では、男女平等に関する法律が制定されるなど、男女間の格差をなくそうとする動きが出ています。ですが、現実では昔からの古い考えが残っていて、それが原因で女性が不利益を被ったり、時には「イラッ!」とさせられてしまうことがあるのも事実。そこで、女性が女らしさを押し付けてられていると思う瞬間を社会人女性308人に聞いてみました。
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Q.「女性らしさ」を押し付けられているなあ、と感じることは何ですか?
【身だしなみくらい自由にさせて!】
・ハンカチを持ち歩かないといけない(23歳/事務系)
・「口紅を真っ赤にしてほしい」と言われる(32歳/事務系)
・ズボンの制服を着ると、理由もなしに「スカートを着ろ」と言われた(26歳/営業職)
・結婚式に呼ばれて行く時、スーツじゃ許されないこと。男は楽でいいなあと思う(26歳/専門職)
・「結婚しろ。可愛い格好をしろ」とうるさい(24歳/技術職)
【暗黙の了解で決められた仕事上での役目】
・お茶は女性が入れるほうがお客様が喜ぶと信じている男性の上司。誰が入れても同じ(30歳/販売職・サービス系)
・会社で電話受付は女性がやるもの、となっていること。暇そうにしている男性がとればいいのに(27歳/技術職)
・会社でお茶くみが女性の仕事と当然のように思われていること。ある男性社員は自分が飲んだコップを流しに置きっぱなしにする。「お前の家じゃないわ!」と思うので無視して置いておく(26歳/秘書・アシスタント職)
・飲み会の席ではかならず男性の隣に配置されお酌させられること(22歳/その他)
・バレンタインのチョコを女性社員でカンパして買おうというとき(30歳/営業職)
【人格や価値観まで押し付ける!?】
・公共の場で、足を開いて座ったらはしたないと思われること(30歳/事務系)
・ランチに牛丼などを食べに行くと引かれる(28歳/クリエイティブ職)
・結婚して子供を産んで、専業主婦になることが女の幸せと定義づける上司を見たとき(30歳/その他)
・ピンクは大嫌いなのに、ピンクの物ばかりもらうこと(30歳/技術職)
・女性なんだから料理ができて当たり前だと思われること(23歳/販売職・サービス系)
・女なんだからおしとやかにしておくべき、という考えを押し付けられるとき(23歳/技術職)
・女は黙って男の言うことを聞いていればいいと思われていること(32歳/販売職・サービス系)
アンケートでは、「女性だけお茶当番がある」という人が大多数でした。まだまだ「女=○○であるべき」という古い考えは残っているようです。筆者(女)も前職の飲みの席で、社長と部長の間に座るよう促され、帰る頃にはぐったりしていたことを思い出しました。これはまだ笑ってすませられる話ですが、もしも業務をするにあたって実務的な損害が出るようであれば、勇気をもって上司や人事部の人に相談してみることも一つの手かもしれません。だまって泣き寝入りすれば、いつまでたっても状況は変わりませんからね。
文●ゴリコ
調査期間:2014年1月
アンケート:マイナビニュース調べ
集計対象件数:社会人女性308名
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