映画の世界に会いに行こう!~ロケ地巡りのススメ~

2014/02/08

新生活・準備

映画の世界に会いに行こう!~ロケ地巡りのススメ~

旅立つ前にその土地の映像に触れると、実際にその風景に出合ったとき、より一層の感慨が湧きおこるものです。また、メインの観光地からちょっと足を延ばしただけで大好きな作品の舞台に行くことができるのなら、旅の大きな楽しみがひとつ増えます。現地の雰囲気に思いっきり浸るためにも、海外旅行で映画の撮影地を訪れてみてはいかがでしょうか。





その国の首都やメジャーな観光地であれば、大抵の場合そこを舞台にした映画があります。日本ではあまり知られていない撮影地でも、事前に予習さえすればメインの観光スポットから意外と簡単にアクセスできることもあります。

たとえば、卒業旅行の人気NO.1デスティネーション、イタリアの場合、不朽の名作『ローマの休日』(1953年)は言わずもがな、映画ファンに人気が高い『ライフ・イズ・ビューティフル』(1997年)は、花の都と呼ばれるフィレンツェから列車でわずか1時間のアレッツォという街で撮影されています。また、ローマから飛行機で約1時間の地中海最大の島、シチリア島では『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988年)、『グランブルー』(1988年)など、世代を超えて愛される名作が撮影されています。

邦画では、ルネッサンスの名残が色濃いフィレンツェを舞台に、一大ブームを巻き起こした恋愛映画『冷静と情熱のあいだ』(2001年)、ローマやイタリア南部の風光明媚なアマルフィで繰り広げられたミステリー・サスペンス『アマルフィ 女神の報酬』(2009年)などが知られています。最近の作品では、人気ドラマシリーズの続編で主人公カップルが『ローマの休日』に憧れて新婚旅行にローマを訪れるという設定の『ホタルノヒカリ』(2012年)、さらに古代ローマと現代日本を行き交うという奇想天外なストーリーで大ヒット、ローマ郊外のチネチッタ(映画都市)で撮影された『テルマエ・ロマエ』(2012年)などもイタリアで撮影されました。邦画は、洋画と比べて映画の公式ページや各種情報誌などでロケ地の詳細情報が得やすいのがメリットです。

中世の佇まいを残した重厚な街並みや、童話の世界のようなメルヘンチックな景色にあふれたヨーロッパ各地では、ため息が出るほど美しい情景を描いた名作が数多くあります。そして映画の都ハリウッドを要するアメリカも、いわずと知れたロケ地の宝庫。ニューヨークやロサンゼルスでは、新旧数え切れないほどの映画が撮影されているほか、ダイナミックな自然を楽しめる国立公園も、アクション映画等の舞台になっています。ヨーロッパやアメリカと比べると、日本で大々的に公開された作品が少なめなのが「韓流」を除いたアジア各地。中国や東南アジアなどを舞台にした作品は、日本人ならノスタルジーを感じてしまう風景も多いので、DVD化されている作品を探してみるのもいいのではないでしょうか。



<現地での楽しみ方>



現地で作品の世界にどっぷり浸って楽しむためには、映画のサントラを持っていくのがおススメです。主題歌や挿入歌を聴きながら登場人物と同じ場所で時を過ごし、映画のワンシーンを再現して悦に入るのもいいでしょう。また、こだわり派なら作品の動画をスマートフォンに入れておき、現地で照らし合わせれば「撮影時とはここが変わっている」「あの位置から例のシーンを撮ったはず」など、現代ならではのマニアックな楽しみ方も可能です。

ただし、ここは海外。音楽を聴くときは片耳だけでイヤーフォンを使って没頭しすぎないようにすること、動画を再生するときも場所を選ぶなど、犯罪者に目をつけられないよう細心の注意を払いましょう。また、同行者がいる場合は自分の世界に入り込みすぎて相手を困惑させないように配慮する必要がありそうですね。

ロケ地を訪ねる際に気をつけておきたいのは、映画の設定上の舞台が撮影地とイコールだとは限らないということ。たとえば、先の『アマルフィ 女神の報酬』でロケが行われたのは、アマルフィ地方最大の街「アマルフィ」ではなく、周辺の「ポジターノ」や「ラヴェッロ」という街です。映画とまったく同じ風景を見たいのであれば、事前のリサーチは不可欠です。また、たとえばフィンランドのヘルシンキを舞台にしたほっこり癒し系の作品『かもめ食堂』(2006年)は、実際にヘルシンキ郊外にあるレストラン「カフェ・スオミ」で撮影されましたが、場所が少々わかりにくいこと、店のオープン情報などが得にくいことが難点。見おぼえがある景色を探して、初めて来た場所をウロウロ歩くのも旅の醍醐味なのですが、時間効率を優先させたいのなら、旅行会社の「ロケ地巡りツアー」に参加するのも一手です。

 旅先で本物の空気をたっぷり満喫したあと、帰国してからもう一度作品をじっくり見れば、懐かしさも相まって、自分にとって大事な一作になるのではないでしょうか。



文・奥村裕美子

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