若者の年賀状離れが深刻。若者の3割しか積極的に活用していないことが判明!

更新:2016/01/28

社会人ライフ

若者の年賀状離れが深刻。若者の3割しか積極的に活用していないことが判明!

おせち、お雑煮、お年玉、門松......。正月の風物詩といえばたくさんありますが、そのなかのひとつ、年賀状が数十年後には、もしかしたらなくなっているなんてことが!? 学生を対象にした年賀状についてのアンケート結果を見ると、それもあながち言い過ぎではないように思えてきます。



Q.あなたは今年、年賀状を送りますか?

できるかぎり送れる人には送る......29.9%

来たものに返信はするが、基本はメールやSNSで済ませる......36.6%

ほとんどすべてメールやSNSで済ませる......33.5%



今年、「できるかぎり送れる人には送る」と年賀状を積極的に活用しようとしている人は3割に満たず、ほとんどの人がケータイ上で済ませたいとしています。日本郵便の発表によると、年賀郵便物の通数も、平成23年には20億8100万通だったものが、平成25年には18億9900万通と、9%程度減っています。これは、日本郵便が発表した日本全体での資料ですから、若い世代に限ってみれば、もっと減っていることが予想されます。



今年の年賀状CMのキャラクターには篠田麻里子と柿谷曜一朗(セレッソ大阪)を起用し、日本郵便は若い世代に年賀状を積極的にアピールしていますが、若者の年賀状離れを食い止めるには至っていないようです。

若者の意見としては「面倒だから」という回答が圧倒的で、「お金を掛けたくない」、「周りにも自分にも送る習慣がない」などが相次ぎました。また、個人情報を出すことに厳しい昨今では、「友達の住所を知らない」なんて答えも。確かに、住所を知っている友達って、ごく小数かも......。

年賀状を積極的に活用しようとしている、3割の人からは「恩師や、お世話になった目上の人」など、気軽な関係ではない人に対しては礼儀として年賀状を出すという声や「日本の文化を大切にしたい」という意見が寄せられました。

SNSやメールで済ませるというのは、最近の若者らしい「コスパ重視」の考え方で、それ自体は悪いことではありませんが、年に一度くらいあらたまった気持ちで書いてみるのもいいものです。

最近、しきりに「若者の○○離れ」が叫ばれていますが、さて、年賀状は消えずに20年、30年後も残れるでしょうか。



文・オリスリス

アンケート:フレッシャーズ調べ(内定学生481名)

調査期間:2013年11月

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