初めての一人暮らし。家具・電化製品のサイズを決めるポイントは?

更新:2016/07/01

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初めての一人暮らしはとてもウキウキするもの。とはいえ、ほしいものを一気に買いそろえてしまうと、限られた居住スペースに収まりきらない事態にもなりかねません。特に家具や電化製品について「どんなサイズにするか」は、どんなものを購入するかと同じぐらいとても重要なポイントです。

●一人暮らしで必要なものは

ライフスタイルにもよりますが、一人暮らしで必要なものをあげてみると、いろんな家具や電化製品があげられます。

・冷蔵庫
・炊飯器
・ローテーブル
・洗濯機
・テレビ
・電子レンジ
・ベッド
・タンス
・掃除機
・アイロン

これらをうまく部屋の中に収めるためにも、部屋に合ったふさわしいサイズを選ぶことが肝心です。

●家具のサイズを選ぶ

特に部屋のメインとして配置されるものを選び、以下に目安となるサイズを記しました。

■ローテーブル

まずは、どんな用途でローテーブルを使うのか、想像してみます。食事やPCワークで使うのであれば45cmの高さがあると作業しやすいでしょう。一方、飲み物や雑誌、リモコンをおくために使うのであれば、一般的な高さである35cmがいいでしょう。

また、ローテーブルが邪魔にならないためにも、テーブルと座る人との間に30cm、またテーブルの横に60cmぐらいのスペースが必要です。逆に言えば、これぐらいのスペースが確保できる大きさのテーブルを選べばよいというわけです。

■テレビ

テレビは大画面で迫力ある映像をみたい、という人も少なくないでしょう。ただ、小さな部屋に大きなテレビがあると圧迫感があるだけでなく、逆に見づらくなることもあります。テレビとの距離(視聴距離)と画面の大きさの関係は、視聴距離=「画面の高さ」×3が目安です。

<視聴距離と画面の大きさ>

90cm⇒26インチ
140cm⇒37インチ
160cm⇒42インチ

テレビを購入する前にアンテナ端子の位置を調べて置き場所を決め、適切な視聴距離を測っておきましょう。

■テレビ台

テレビを見やすくするには、テレビ台が必要です。テレビ台の高さは、見るときの目線の高さで決めます。一般的には、テレビの中心を見たときに目線がほぼ水平、または目線が少し下がるくらいの高さがベスト。テレビがそのような高さになるような台を選びましょう。ちなみにテレビ台の幅は、26インチ画面の場合は80cm、32インチだと120cmぐらいが目安です。

■ベッドの位置

人が正面を向いて通るには60cmの幅が必要といわれています。ベッドの横を通れるよう、最低60cmのスペースを設けておきましょう。そうすれば、起き上がるときもベッドメイキングもスムーズに行えます。

部屋のサイズに合った電化製品や家具をそろえると、部屋がとてもスッキリします。ただし、部屋でスムーズに動くためには、スッキリさせるだけでなく生活動線を意識しておくことも大切です。

先にも述べた通り、人が正面を向いて通るには60cm、横向きで通るには45cmのスペースが必要です。通り道のスペースが十分に確保されているか確認しながら家具を配置すれば、さらに過ごしやすい空間になるでしょう。

著者:森 眞奈美さん

国内外あわせて計12回の引越しを経験。その時の経験を元に、引越し・新生活を円滑に進める情報や提案を新聞・雑誌・Web上で発信。またAFPの資格を取得後は、ビジネス誌、ムック本、Webで生活にかかるマネーの執筆活動も行っている。監修本に『ひとり暮らしの教科書 理想のお部屋に引っ越し編』(毎日コミュニケーションズ)がある。

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