社会に出ると、学生時代には聞いたことのないビジネス用語が当たり前のように使われていてとまどった、という経験は誰にでもあるもの。ビジネス用語を使いこなし、効率よく仕事を進めていく先輩の姿に、憧れを抱く新人は少なくありません。では、具体的にどんな言葉が使われているのでしょうか。社会人の男女286人に聞いた「使っていて社会人っぽいと思う言葉」を紹介します。
【今日の会議は来週に"リスケ" 】
最も多かった意見が「リスケ」。リスケ( reschedule) とはスケジュールを組み直すこと。社会人の間では日常的に使われているようです。「今日の会議は来週にリスケされたよ」と言われても、意味を知っていれば焦らずスマートに返事ができそうですね。
【その企画は"ペンディング"で】
ペンディング(pending)とは保留の状態のこと。こちらもビジネスシーンでよく使われるとのこと。例えば「企画書に検討個所が見つかったから、ちょっとペンディングにしておいて」と上司に言われるなどのシチュエーションが考えられます。
【仕事の案件を"アサイン"する】
アサイン(assign)とは、担当者などを割り当てることです。「今度のプロジェクトの担当者にアサインされた」など、ビジネスシーンで頻繁に使われているカタカナ言葉の一つです。
【お互いに"ウィンウィン"な関係 】
ウィンウィン(win- win )とは自分も相手も共に勝つ、双方にメリットのある状態のこと。「お互いがウィンウィンになれるような条件を考えるのが、契約をうまくまとめるコツだよ」などというような使い方がされます。会議の中でさりげなく取り入れたら、仕事がデキるな、と一目置かれそうです。
【"ゼロベース"で企画を考えて】
ゼロベースとは習慣や過去の事例にとらわれずに検討すること。商品開発の仕事をしている場合、「今回の新商品は、弊社の既存商品とはまったく違う新しいものだから、ゼロベースで斬新なアイデアを考えてほしい」と言われるシーンが想定できます。
【ご査収ください】
「ご査収ください」とは「確認の上お受け取りください」という意味。「契約書の控えを同封しておきますのでご査収ください」と言うように使われます。受け取るだけでなく「確認する」という意味が含まれているとは、社会人でも知らない人が少なくないのではないでしょうか。
横文字言葉や、聞いたことのないかしこまった言葉は、なんとなく意味が分かっても、ニュアンスをよく飲み込むまでは、自分で使いづらいものです。でも、だからこそさらっと使いこなせたらカッコイイですよね。あなたは、"社会人用語"と言えばどんな言葉が思い浮かびますか?
文●永井祐子(エフスタイル)
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