そろそろ準備すべき? 不動産のプロに、損をしないための「賃貸物件を借りるときの心得」を聞いてみた!

更新:2016/06/08

入社準備

入学・入社など、新生活を始める人がが引っ越しを考えだす季節になってきました。中には、初めて賃貸物件を借りるという人もいらっしゃるでしょう。そこで、今回はプロに聞いた「賃貸物件を借りるときの心得」をご紹介します。

■早く動き出すことがいい物件Getにつながる!

中堅不動産デベロッパーの営業マンに話を伺いました。

——新生活を始めるフレッシャーズの皆さんが、賃貸物件を借りる際に気を付けるべきことは何でしょうか。

新しく大学に入学して、物件を探すといった人は、まず物件探しのために早く動き出すことです。というのは、2月中旬以降では「いい物件」は埋まっている可能性が高いのです。また、推薦入試で大学が決まった人は、もう12月に賃貸物件を探して不動産屋に申込書を出し始めるのですよ。

——3月中旬以降に探すという感じですと......。

それはゆっくりすぎですね。特に、新しく大学生になる人の場合には、ご両親の意向で「新築物件」限定で探されたりします。お子さんが女性の場合には、やはり心配ですから、新築のオートロック物件とか、そういったものを探されることが多々あります。

これらの物件はニーズが高いですから早めに決まっていくのです。入試との兼ね合いもあるでしょうが、できるだけ早めに動きだされることをお勧めします。

■内見は絶対する! 内見していない物件は借りない!

——ほかにアドバイスはありますか?

絶対に「内見」をすることです。間取り図を見て物件を分かった気にならずに、実際の物件を見て判断することです。

例えば、天井の高さなどは間取り図には表れません。古い物件では天井の低いマンション、アパートも普通にあります。天井の低い物件は、思いの外、圧迫感があるものです。これは実際に見ないと分かりません。

また、「匂い」であるとか、「周辺環境」「壁の厚さ」「上の階の生活騒音」なども現地に行かないと分からないですね。ですので、良い住環境を手に入れるためには、実物を見ることが大事です。「内見していない物件は借りない!」ようにしましょう。

——なるほど。

私どもではトラブルを避けるために、申込書は受け付けますが、契約自体は「内見が済んでから」というふうにしています。同様の手続きをしている不動産屋も少なくありません。逆にいえば、内見しないで決めるとトラブルが多いということなのです。

関連キーワード:

関連記事

新着記事

もっと見る

HOT TOPIC話題のコンテンツ

注目キーワード

 ビジネス用語・カタカナ語80選

 キャリアロードマップの一歩目

  • ピックアップ