世の中には「お金の貯まる人」と「お金の貯まらない人」がいます。貯金ができる人になるにはどのようなことに気をつければいいのでしょうか? お金が貯まる体質にするために心掛けることについて、ファイナンシャル・プランナーの前野彩先生にお話を伺いました。
■目的をハッキリさせることが第一!
——お金が貯まる体質になるためには何が必要でしょうか?
前野先生 まずお金を貯める目的をハッキリさせることです。「結婚資金」「自動車を購入する」「資格を取りたい」など、目的は何でもいいのですが、それがハッキリすると人は努力するものです。
逆に言えば、何のためにお金を貯めるかが漠然としているときは、あまり熱心になりませんよね。「目的がないとお金は貯まりにくい」のです。
——学生の間は目的を設定しにくいかもしれませんね。
前野先生 たとえば、「勉強したほうがいいんだろうな〜」ということは分かっていても日ごろからコツコツすることってなかなか難しくありませんか?
でも、「来週試験がある!」と分かれば、試験日に目的を絞って勉強を頑張りますよね。お金もそれと同じで、お金を貯めるためには、目標や目的が必要なのです。
今はまだ漠然としたものが多いかもしれませんが、自分が達成したいこと、こうなりたいと思うことは皆さんそれぞれにあると思います。そして、それにはお金がつきもののはずです。
将来を考えると、大学を卒業して入社するときや結婚するときには、引っ越し代が必要になります。どんなところに住むかによりますが、その際には30-50万円というまとまったお金が必要になります。これは準備しておかないといけないですよね。このお金を貯めるというのも立派な目的です。
■ライフプランを考える計画性を持とう!
——お金が貯まる体質になるために、他にどんなことに留意すべきですか。
前野先生 まずは「計画性」を持つことです。
先ほどの卒業・入社にかかるお金もそうですが、自分のライフプランを考えると、その時々にかかるお金は計算できます。「必要なときに、必要なだけのお金を準備しておくこと」、これがお金に困らないために必要なことです。
お金の使い方、お金が必要になるタイミングは、本当に人それぞれです。「いつ要るか」「いくら要るか」については自分で考えるしかありません。
若いうちは、経験も少ないので、ともすればネットにある「平均これぐらい」といった情報に引きずられがちです。でも、それが自分に当てはまるとは限りません。「お金に近道なし」と考えてください。
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