
海外の大学には日本にはない魅力がたくさんあるよ! 早めに対策をして挑戦してみよう!
トコトン
海外の大学でできること
海外大学進学とは、日本ではなく外国の大学に入学して学位取得を目指す進学スタイルです。まだまだ少数派ではありますが、今後ますますグローバル化が進む社会において、世界に羽ばたきたい人にはおすすめの選択肢です。進学するとどのようなメリットがあるのでしょうか? 海外の大学で得られることを、5つのポイントで紹介します。
1.語学力を飛躍的に伸ばすことができる
海外の大学に進学する最大のメリットといえば、実践的な語学力が習得できることです。現地では授業だけでなく、友だちとの会話やレポート、プレゼンなど、日常のコミュニケーションはすべて英語などの外国語で行なうことになります。そんな環境で生活することで、テストの点数では測れない「生きた語学力」が身につきます。
リスニングやスピーキングはもちろん、表現力や語彙力が上がれば、外資系企業や国際機関、通訳・翻訳など、グローバルな仕事にも活かせる大きな武器に。外国語を「勉強する」から「使いこなす」へ、大きくレベルアップできるのです。
2.日本の枠を超えた新しい学びがある
日本ではなかなか学べないユニークな分野に挑戦できることも、海外の大学の魅力です。たとえば、アートやデザイン、スポーツマネジメント、ジェンダーや環境学、AIなど、「これを学びたい!」という個々の希望に応えてくれるような専門的な学科が揃っているため、自分の興味や将来のビジョンにマッチした選択ができます。
また、最先端の研究施設や、世界で活躍する教授から直接学べる環境も海外ならでは。授業スタイルも、日本のような一方的な講義ではなく、ディスカッションやグループワークが多いため、「自分の意見を言う力」や「考える力」がしっかりと育ちます。
さらに、入学後に専攻を変えられたり、いろんな分野を組み合わせて学べたりと、自分のペースや興味に合わせて自由に学べる仕組みも整っています。自分のやりたいことを自分らしく深めることができるのです。
3.国際的な視野が広がる
さまざまな国籍や文化を持つ人たちが、海外の大学には世界中から集まってきます。そんな多様な仲間と一緒に生活したり、授業を受けていくうちに、自分とは違う考え方や価値観に触れ、「自分の当たり前」が世界では違うと気づけたり、物の見方がどんどん広がっていきます。また、異文化との交流を通じ、柔軟な考え方やどんな相手ともやっていける対応力も身につくでしょう。
そして、海外に出てみることで逆に「日本の良さ」に気づき、「自分はどんな人なんだろう」と考えるきっかけにもなります。日本人としての自分に自信が持てるようになることも、海外の大学に進む醍醐味です。
4.人間的に成長し自分を磨くことができる
海外の大学生活には、「自分を成長させるチャンス」がたくさんあります。言葉や文化の違いに戸惑うことがあるかもしれませんが、何事も自分で考えて行動し、トラブルや問題を乗り越えていく経験が、自立心や対応力、コミュニケーション力をぐっと育ててくれます。
また、自分の意見をはっきり伝える力や自主的に学ぶ姿勢が求められるのも、海外の大学の特徴です。こうした環境で何年も過ごすことで、勉強面だけでなくメンタル面もたくましく鍛えられ、人間としての成長にもつながっていきます。
5.海外で働くことができる
「世界を舞台に仕事がしたい!」。そんな憧れも、海外の大学を卒業すれば、決して叶わない夢ではありません! 大学によっては、必修科目に現地の会社や国際企業でのインターンシップがあったり、就職をサポートしてくれる仕組みが整っていたりもするため、学生のうちから実際の仕事を体験することができ、現地での就職に有利になります。
現地で広がった人脈やネットワークが、就職につながることも。また、海外の学位は国際的にも高く評価されるため、世界中に通用するキャリアを築くこともできます。別の国に移住するなどの選択肢も増え、さまざまな道が開けます。
この挑戦や経験は、日本での就職にも役立ちそうだね♪
ルンルン
海外の大学に進学するために始めておくこといいこと
勉強面以外でもさまざまな魅力がある海外の大学ですが、進学することは決して簡単なことではありません。しかし、高校生活の早い段階からしっかりと対策を始めておけば大丈夫! 高校留学の経験なども活かしながら、入念なリサーチや準備をし、可能性を広げていきましょう。
1.英語力をアップさせよう
国際コミュニケーションは英語が基本のため、英語圏でない国であっても、多くの大学では授業もレポートもテストも英語で行われます。特に、TOEFL®やIELTSといった英語能力試験試験のスコア提出が必要なことが多いので、とにかく早めに勉強を始めておきましょう。高2の終わりくらいまでには本格的な対策をスタートしておくと安心です。
英語力の目安としては、「CEFR(セファール)」という世界共通の英語レベルの指標もよく使われます。多くの大学ではB2以上、トップ校ではC1レベルを求められることもあるので、自分のレベルをチェックしてみてください。フランス語やドイツ語など、英語以外の言語でのプログラムを希望する場合は、その勉強も早めに始めることがおすすめです。
2.成績(GPA)をキープ&向上させよう
海外の大学に出願する際は、日本の高校での成績も評価されます。特に「GPA(評定平均値)」という成績を表した数値が重要になるため、高1からしっかり成績を意識しておくようにしてください。苦手な科目を克服することも大切です。
成績には定期テストの点数だけでなく、日々の授業態度や提出物などが反映されることも。積極的な姿勢で授業に取り組み、コツコツと勉強を積み重ねれば、自然とGPAもアップできますよ。
3.課外活動を積極的に行おう
成績や英語試験のスコア以外に、出願時には「その人がどんな人か」も大きなポイントになります。そこで重要になるのが、部活動やボランティア、インターンシップなどの課外活動。もちろん、高校生での留学経験も大いに役立ちます。
これらの活動は、推薦状や出願時に提出するエッセイにおいて、自分らしさや考え方、責任感や協調性などをアピールする材料になります。ただ参加するのではなく、「その経験で何を学んでどう成長したか」を、しっかり言葉にできるようにしておきましょう。活動記録はメモや写真に残しておくことがおすすめです。
4.希望する国や大学・学部をリサーチしよう
大学は国によって、出願時期や出願方法、必要な書類、語学レベル、専攻の決定時期などが大きく異なります。そのため、海外の大学を目指すときは、まず「どの国で何を学びたいか」を決め、その国の大学の制度をしっかり調べておくことが大切です。
大学選びの際には、学びたい分野の強み、学費、生活環境、留学生へのサポート体制など、さまざまな視点から比較してみましょう。大学の公式サイトや留学説明会、SNSやYouTube、先輩の体験談も情報源として役立ちます。
費用が心配な人は、奨学金制度や学費の支払い方法も早めにチェックしておきましょう。出願に必要な試験についても情報集取し、進学に向けたスケジュールを立ててください。
海外の大学への進学する方法については、こちらの記事もチェックしてみてください。
高校生での留学と同じように、早めの対策がカギになるんだね!
ビクビク
海外の大学に進学した人のストーリーを紹介

ここからは、海外の大学へ進学した人の体験談を紹介します。日本ではなく海外の大学を選んだ理由や、海外の大学で学んだこと、高校時代の留学経験なども教えてもらいました。
憧れはあるけど、現地での勉強は大変そう! やっぱり私には無理そうね〜。
マインちゃん
先輩たちもみんな苦労しながら乗り越えているよ! 実際のエピソードを見てみよう!
トコトン
中国語の上達を目指して台湾の大学に進学
中2のときにアメリカ・ミシガン州でホームステイをし、高1ではボストンにある姉妹校に短期留学をしました。どちらもホームステイ先には中国語を話す家族がいたのですが、うまく会話に参加できず、その悔しさから中国語の勉強を開始。もっと中国語環境に身をおいて特訓したいという思いが強くなり、台湾の大学への進学を考え、高3の夏休みを使って台湾のサマースクールに通いました。
台湾の大学ではビジネス系の学部に進学。日本で通っていた高校が商業系だったため、マーケティングや簿記の知識を活かしながら中国語も上達できると考えたからです。学費は私立でも当時で年間約40万円と他国よりも安く、親日的で治安がいい点も台湾を選んだポイントでした。
渡航前の1500時間の中国語学習に加え、高3で台湾留学をしたにもかかわらず、大学の授業はまったく理解できず…。しかもほとんどの教科書は英語で書かれているため、4年間の大学生活は困難の連続でした。しかし本気で向き合い、教授のオフィスに通ったりクラスメートと一緒に勉強をしたり、人に頼ることを学びながら、なんとか卒業をすることができました。
就職活動は大学在学中からオンラインなどで行い、卒業は帰国してスキンケアメーカーに就職(台湾などに製品を輸出したりプロモーションをする仕事をしていました)。現在はキャリアチェンジし、イギリスのゲーム会社のアジアエリア担当として日本からフルリモートで働いております。大学時の試練があったからこそ、毎日楽しく仕事ができています。私を大きく成長させてくれた台湾の友人や恩師に感謝しています。
Y.M.さん(台湾/期間:1ヶ月)
海外の医師免許取得を目指しハンガリーの大学へ
現在はハンガリーの大学の医学部に進学し、医師を目指しています。元々は国連職員を目指していましたが、高1のときに南アフリカとタンザニアに国際ボランティアで短期留学し、医療現場の貧困問題に直視したこと、また、活動中は頭痛が原因でやりたいことができなかったこともあり、病気の方を救える人になりたいと思うようになりました。
英語が好きだったので、英語力を活かし、高校卒業後は海外で医学を学ぼうと決意。アメリカも検討しましたが費用が高かったため、全額奨学金があり、さらに最短でさまざまな国の医師免許の取得が目指せるハンガリーを選びました。大学での勉強はとても大変ですが、ハンガリーの大学の医学部は日本と比べて実習の授業が多く、最初から医学に直結したことを学ぶことができます。非英語圏に留学することで、英語はもちろん、ハンガリー語も身につくところも魅力でした。
もうすぐ卒業をしますが、この6年を振り返ってハンガリーを選んで本当によかったと思います。今後は、EUとアメリカと日本の3つの医師免許を取得し、最終的には日本に戻り、いろいろな国で学んだ知識や研究を活かしながら多くの人を救える医師になりたいと考えています。
M.F.さん(南アフリカ→タンザニア/期間:1ヶ月)
海外の大学には、困難以上の価値があるよ!
トコトン
日本の大学から海外に留学する方法も!
大学生になって海外で学ぶためには、大学進学だけが選択肢ではありません。日本の大学在学中に海外へ留学する人もたくさんいます。高校生よりも留学方法や奨学金プログラムの種類が一気に増え、やりたいことや行きたい国の選択肢が大きく広がります。
たとえば、
・1年間の交換留学や認定留学
・夏休みや春休みを使った語学研修の短期留学
・海外インターンシップやワーキングホリデー
・エクステンション(公開講座)
など、留学方法にはさまざまなスタイルがあります。
「大学在学中の留学方法」については、こちらの記事もチェックしてみましょう。
大学の留学では、自分自身で授業や専攻、滞在先などを選ぶことができ、専門的な学びを深めることができます。より「将来につながる力や経験」を積むことができますので、日本からの留学もぜひ検討してみてください。高校生のうちから準備を始めておけば、さらに選択肢は増えるはずです。
トビタテ!留学JAPANの「留学大図鑑」には、大学進学も含めたさまざまな大学留学経験エピソードが掲載されていますので、こちらも参考にしてみてください。
将来的に海外で働きたい人や、グローバルな仕事に就きたいと考えている人にとって、海外の大学進学はぴったりの選択肢です。準備期間も在学中も勉強面では努力が必要で、もちろん多くの困難も立ちはだかります。しかし、人間的に大きく成長し、世界に羽ばたくチャンスを与えてくれるはずです!
トビタテ!留学JAPAN
文部科学省が展開する、日本の若者の海外留学への機運を醸成する官民協働の留学促進キャンペーン。意欲と能力ある全ての日本の大学生や高校生が、海外留学に自ら一歩を踏み出すためのサポートを行う。
https://tobitate-mext.jasso.go.jp/
海外の大学に通うなんて憧れだよねー。高校生で留学を経験したら、私にも実現できるかなぁ?
マインちゃん