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準備OK? 留学前に揃えておくもの&持って行くものチェックリスト

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無事に留学が決まったら、渡航までの準備を進めていきましょう。必要な書類を確認し、手続きや申請を済ませたら、現地で必要な持ち物を揃えていきます。そこで、今回も高校生へのお節介が趣味のホワリンズが、留学準備のサポートをしにやってきました! マインちゃんとビッティーくんは、どうやら何から準備をしたらいいかわからない様子で…。高校生のための留学連載、ステップ3です!

CONTENTS

留学準備は用意するものが多くて大変! パスポートに入学許可証…、あ、ビザも必要なんだっけ?

マインちゃん

手当たり次第に準備するのはよくないよ! まずは必要なもののリストをつくって、ひとつずつクリアしようね!

トコトン

事前に準備しておくべき必需品チェックリスト

留学先である海外に渡航するためには、さまざまな書類の準備が必要です。まずは必要なものをよく確認し、ノートやメモにまとめてチェックリストを作成しましょう。どの申請に何が必要か、また書類の提出期限なども確認し、まずは何から始めるべきか、優先順にリストを更新していくことがおすすめです。

僕は今、加入する海外旅行保険を検討してるところなんだ〜。

ビッティーくん

え? その前にパスポートを申請したほうがいいんじゃない?

マインちゃん

手続きには時間がかかるものもあるよ。自分の留学先に必要な書類や提出期限をよく確認して、優先順位を決めていこう!

トコトン

必要なものは国・期間・学校によってさまざま

留学先を問わず、パスポートや入学許可証、航空券は必要不可欠ですが、その他の必要書類は留学先の国・地域、受け入れ先の学校・機関、留学する期間などによってそれぞれ異なります。まずは、留学エージェントや受け入れ先の学校・機関、日本にある在外公館(大使館や総領事館)などに確認し、漏れのないように注意しましょう。

とにかく早めに準備したい留学の際の「必要書類」

役所での手続きなどもあり、必要書類の申請は混雑時は予想以上に時間がかかる場合もあります。提出期限や出発ギリギリになって慌てることのないよう、早めに行動を始め、ゆとりを持って手続きするようにしてください。

パスポート(旅券)

海外に行く際に絶対に欠かせない重要書類です。入学手続きや航空券の予約、ビザの申請時に必要なこともあるため、留学が決まったらすぐにでも申請しましょう。パスポートの新規申請には、申請書のほか、戸籍謄本、住民票の写し、本人確認書類、証明写真が必要です。 パスポートは残存有効期間が渡航先の国の規定を満たしていなければならず、多くの国では滞在期間に加えて6ヶ月以上の有効期限が必要です。すでに取得済みの人は、有効期間が十分に残っているかを確認してください。

なお、2025年3月24日から、偽造・変造対策を大幅に強化した「2025年旅券」の発行が開始され、旅券(パスポート)の新規申請、切替申請にかかわらず全国でオンライン申請ができるように。さらに安全・便利になるので、主な変更点は以下からチェックしておこう。

旅券(パスポート)の変更について 新しいパスポートと、一つ先の未来へ|外務省

入学許可書

入学許可書は、出願手続き後、学費が納入された時点で留学先の学校・機関より発行されます。入学許可書は渡航時の出入国手続きや、学生ビザの申請時にも必要となるため、早めに入手しましょう。授業料の支払い証明書や宿泊先の案内などの関連書類も大切に保管し、持ち物リストに入れるようにしてください。

航空券

出発日が決まったら、航空券も手配します。ビザなしで渡航する場合は、入国時に帰国便のチケットの提示を求められることもあるため、短期留学の場合は往復で用意しておくと安心です。eチケットの場合は、念のため紙にプリントして持参しましょう。

ビザ(査証)

留学の際には基本的に「学生ビザ」が必要ですが、3ヶ月などの短期留学であれば「観光ビザ」やビザなしで留学できる国もあります。ビザの申請が不要な国でも、事前に「電子渡航認証システム」への登録が必要な国もあるので、事前によく確認しておきましょう。

申請時にはパスポートや入学許可書、財政能力証明書などの書類の提出が必要です。国・地域によっては、健康診断書や航空券のコピーなどが求められることもありますので、日本にある在外公館などに問い合わせて確認してください。

その他の指定された必要書類も忘れずに

上記の書類のほか、留学先の国・地域、学校・機関によっては、以下の書類などが必要な場合もあります。

・保護者の同意書(18歳未満の場合)

・健康診断書

・予防接種証明書

・成績証明書

他にも必要な書類があるかどうかは、事前によく確認しておくことが大切です。

その他留学時の必需品チェックリスト

必要書類のほか、お金まわりや通信アイテムなど、留学の際に欠かせない持ち物をまとめました。手続きが必要なものは、遅くとも1ヶ月前くらいには手配するようにしてください。

クレジットカード

日本よりも電子化が進んでいるので、ほとんどの国で使用できます。スリや盗難を考えて現金を極力持ち歩かないためにも、1枚は持っておくようにしましょう。日本で入金しておくと海外のATMで現地通貨を引き出せる、プリペイドカードもあると便利です。

国境を越えるごとに通貨も変わり、いちいち現金を両替するわけにはいかないので、先進国を旅する際は、国際ブランド付きのクレジットカード・デビットカード・プリペイドで支払いをすれば、両替の手間も省けます。もし現金が必要な場合もいちいち両替所を探さなくても、ATMさえあれば簡単にキャッシングすることが出来ます。大金を持ち歩かずに済むため、盗難や紛失の心配も軽減されます。しかし、カードの盗難・紛失の危険も伴うため、入れる財布やポケットを分けた上で複数枚持っていくことが望ましく、国や店舗によって国際ブランドの相性もあるため、複数種類の国際ブランドのカードを持っていくことが出来ればなお安心だと思います。

グッチさん(エストニア共和国/期間:約1ヶ月)

現金

クレジットカードが使えない際や、チップなどを考え、多少の現金も用意しておきましょう。あらかじめ、現地の通貨に換金しておくことがおすすめです。盗難面を考慮して、必要最低限を心がけてください。

海外旅行保険証

こちらの記事でも紹介したように、留学の際は「海外旅行保険」に必ず加入し、保険証を持参しておきましょう。事故や病気など、留学先で万が一のことが起きた際に必要となります。渡航先でも加入できますが、高額になる可能性があるため、日本での加入がおすすめです。

海外用SIMカードやWi-Fi

到着時にスムーズにスマートフォンが使えるよう、事前に準備しておきましょう。最近はSIMフリーにしたスマホに、渡航先のSIMカードを購入して入れ替えて使うことが一般的です。短期留学であれば、モバイルWi-Fiをレンタルするという手段もあります。

変換プラグ、変圧器

海外のコンセントプラグや電圧は日本と異なることが多いため、充電や日本の電化製品を使う際には必須です。日本の充電器とあわせて準備しておいてください。

海外用SIMカードやWi-Fi

こちらの記事でも紹介したように、万が一のときに素早く連絡がとれるよう、日本の家族や高校、クレジットカードなど契約している会社、留学先の学校・機関など、主要な連絡先はリストにしておきましょう。宿泊先の住所や連絡先は、入国の際に問われることがあるのですぐにわかると便利です。

パスポートなど重要書類のコピー

盗難や紛失時に備え、重要な書類はコピーをとって持って行きましょう。機内持ち込み荷物とスーツケースなど、複数箇所に分けておくのがおすすめです。

留学前に早めにやっておくとよいこと

その他、書類の準備とあわせて早めに行っておきたいことをいくつか紹介します。

語学学習

留学先の授業についていくためだけでなく、現地の人とのコミュニケーションや、トラブル発生時にも役立ちます。早めに対策し、少しでも現地の語学力を身につけておきましょう。

宿泊先の確認

留学先の学校や留学エージェントが提供する宿泊先を、必ず渡航前に確保しておきましょう。高校生の場合は、ホームステイや学生寮が一般的です。費用や住所、連絡先だけでなく、空港からの移動手段も調べておくと安心です。

情報収集

こちらの記事でも紹介したとおり、トラブル回避のためにも、現地の情報や法律、文化、慣習などは、日本にいるうちから入念に調べておきましょう。特に生活面では、物価や交通費、チップの有無、宿泊先周辺のお店情報などを調べておくと、生活費や持ち物の目処がつきやすくなります。

予防接種や健康診断

証明書の提出が必須でなくても、現地で健康に過ごすために、健康診断や指定された予防接種は必ず受けておきましょう。予防接種の中には数回の接種が必要なものもあるため、早めに予約してください。長期留学の場合は、歯科治療を終えておくこと、薬の処方箋を出してもらうこともおすすめです。

余裕を持った行動が、留学成功への第一歩だよ!

ルンルン

荷物の準備は1週間くらい前にはしておこう

その他必要なものをチェックリストにしてまとめたら、スーツケースに荷物をパッキングします。直前で慌てないよう、1週間ほど前までに整えておきましょう。利用する航空会社によって手荷物の個数や重さの制限は異なるので、事前にしっかり調べてください。

生活用品は行き先や期間に合わせて用意

衣類や生活に必要なアイテムは、渡航先の気候やどれくらいの期間滞在するかによって変わってきます。大体の消耗品は現地で購入もできますので、長期留学の場合は現地での調達も考慮して準備しましょう。「絶対に必要なもの」と「現地で購入可能なもの」に分けて優先順位を決め、上手にパッキングしていきましょう。

衣類・靴

現地の気候、滞在期間に合わせて、必要な衣類や枚数を判断します。下着や寝巻き、靴下なども忘れずに。寒冷地であれば防寒具、日差しが強い地域なら帽子なども欠かせません。昼と夜で寒暖差が大きいことも多いので、夏でも長袖の服を1枚は入れておいてください。宿泊先の洗濯事情を調べ、洗濯に必要なアイテムも用意しましょう。

洗面用具、化粧品など

シャンプー・コンディショナー、ボディソープ、歯ブラシ、タオル、化粧品など、普段の生活に必要なものも用意します。現地購入もできますが、なかなか購入できない場合もあるため、2〜3日分は日本から持って行くと安心です。メガネやコンタクトレンズを使用している人は、こちらも忘れずに入れておきましょう。

筆記用具や学習道具

ノートやメモ、ペンなどは移動時や授業の際にも欠かせません。すぐに取り出せるよう、最低限の筆記用具は手持ちのバッグに入れておくことがおすすめです。タブレットや教材など、留学先の学校・機関から指示されたものや、普段の学習で使用しているものがあれば、あわせて用意しましょう。

通学用バッグ

授業に必要なものが入るものを用意します。防犯対策のため、リュックや口が開いているバッグは避けることがおすすめです。

常備薬

慣れない環境では体調を崩すことも考えられます。風邪薬や胃腸薬、鎮痛剤などの常備薬は、飲み慣れているものを持って行くと安心です。服用中の薬がある人は、処方箋も用意しましょう。中には日本から持ち込みできないものや申請が必要なものもあるものもあるため、事前に厚生労働省のホームページなどを確認してください。

貴重品や必要書類は手持ちのバッグに入れておく

パスポートやビザ、入学許可証などの重要書類は、出国時や現地での入国審査時に必要になります。貴重品類もあわせて、すぐに取り出せるようスーツケースではなく機内持ち込み用の手荷物に入れておくようにしてください。

パッキングをしたら、出発前にもう一度リストを見直して持ち物をチェックしよう!

ビクビク

あると役立つ留学中のおすすめアイテム

なくても留学生活はなんとかなりますが、日本から持ち込むことで、より快適に過ごすことができるアイテムをいくつかご紹介します。

ホストファミリーへの手みやげ

ホームステイでお世話になる家族や、学校でできた現地の友達と仲良くなるためのきっかけになります。トビタテ!留学JAPANの奨学金制度「新・日本代表プログラム」で留学した皆さんも、多くの人が宿泊先へ日本の手みやげを持参していくそうです。コンビニで売っているお菓子でも十分で、抹茶など日本特有の味が特に喜ばれます。

『ONE PIECE』のお土産はおすすめ。世界中の人が好きなので、これをきっかけにすごく仲良くなった外国人の友達が多くいます!

カイさん(オーストラリア・ブリスベン/期間:1ヶ月)

日本食

海外での食事になじめないときや、気分を落ち着かせたいときにあると重宝します。フリーズドライのみそ汁など、軽量で手軽なものが人気です。長期留学で自炊をする際は、日本の調味料を持参する人も多いようです。

10ヶ月間、ほとんどご飯がイタリア料理だったため、途中で飽きてしまいました。幸い自炊させてくれるホストファミリーだったので、チャイナタウンなどで米を買って作って食べていました。

たいきさん(イタリア/期間:10ヶ月)

水筒

海外では水は高価なことが多いため、ホームステイ先などで水を入れて持ち歩く際に便利です。

飛行機の中で誰よりも多くジュースを入れてもらえるし、ブリスベンではウォーターサーバーで水を入れることにより圧倒的な節約になります!

たいきさん(イタリア/期間:10ヶ月)

延長コード

コンセントの数は限られるため、充電機器が多い人は持参しましょう。ベッドからの距離が遠いときや、ルームメイトがいるときにも役立ちます。

右も左も分からない、言葉も分からない、知人もいない海外で頼ることが出来るのはスマートフォンだけであり、スマホのバッテリー残量は生存確率に直結するため、航空機内に持ち込みが出来るギリギリのサイズのモバイルバッテリーは必要不可欠であると思います。特に安価なドミトリー式の宿等に宿泊する際に、部屋及び自分に与えられてベットの区画にコンセントがついている保証はなく、私も付いていない宿に2日連続で宿泊することになってしまったため、持っているだけで安心感に直結してきます!

グッチさん(エストニア共和国/期間:約1ヶ月)

サンダルやスリッパ

海外では室内でも土足の場合が多いので、部屋履き用として持参する人もいます。

折りたたみ傘

急な天候悪化の際に役立ちます。海外では折りたたみ式の傘が手に入りにくいため、心配な人は日本から持参しましょう。

洗濯ネットやピンチハンガー

ホームステイ先などで洗濯をする際は用意するようにしましょう。洗濯ネットは複数人で洗濯機を回した際に、自分のものが区別できて便利だそうです。

マスク、綿棒、爪切り、輪ゴムなど

日本ではあたり前のように売られているこれらのアイテムは、海外では手に入りにくいことが多いようです。必要だと考える人は、日本から持参しましょう。

日用品は現地で購入できたとしても、海外では日本よりも高価になる場合が多いです。ちょっとしたものなどは、日本の100円ショップで安価に調達しておくのがおすすめです。

「箸」を持参するのがおすすめです。たまに日本食を食べたり、紹介する時に箸があると話が広かったり、単純にご飯が食べやすくなります。また「筆ペン」もあると、名前を聞いて紙に漢字で書くと言った文化交流ができるので結構使えます!

たいきさん(イタリア/期間:10ヶ月)

文部科学省と高校生が設立したソーシャル部活動「#せかい部」のInstagramに掲載されたこちらの記事も参考にしてみてください。

「留学経験者厳選 お土産のいろは」

「ホストファミリーに大好評! 日本のお土産」

「経験者20人に聞いた! 留学に持って行って良かったものTOP5」

また、トビタテ!留学JAPANの「留学大図鑑」には、さまざまな留学経験者たちによる体験談が掲載されています。留学エリアでの検索もできますので、持ち物や事前準備の際に役立てましょう。

高校生留学生たちのリアルな投稿が参考になるよ!

ビクビク

まとめ

必要書類や持ち物の用意など、留学前の準備はとにかく早めに、ゆとりを持って行動することが肝心です。まずは必要なものを調べ、リストアップすることから始めてみましょう。不安だからといって、何でも詰め込むと移動が困難になります。必要不可欠なものと不要なものを上手に見極め、行動しやすいパッキングを心がけましょう。
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