【テレビ朝日の先輩社員】総合ビジネス局デジタル事業センター オウンドメディア班: 藤森一樹さん 2ページ目
藤森さんの「ガクチカ(学生時代一番力を入れたこと)」は
▲インターン先の引っ越し直後、笑顔の藤森さん
大学2年生から卒業までエンジニア職としてインターンシップをしていました。独学で学んだプログラミングをもっと勉強しようと思っているなかで、Twitterを通してとある企業と出会い、通うようになりました。
今でこそテレビCMも流れる有名企業ですが、僕が入った当時は僕を含めたインターン数人以外に社員が2名というベンチャー企業。なので、電話応対や一般的な事務作業もこなしながら、エンジニアとして会社を支えられるよう必死に経験を積み上げていきました。
他に、サッカーサークルにも入っていて、サッカー雜誌が主催する大会で4位になったこともありました。今でこそ振り返ると、授業にも意欲的に取り組んでいたので、よくそんなにタイトなスケジュールの中で頑張れたなと思いますが、やりたいことにはすべて真剣に取り組んでいたように思います。
仕事で役立っている大学時代の経験は?
すべての経験が役立っていると言っても過言ではないです。大学時代に一流の方々に出会えたことはとても刺激になっています。ゼミの先生をはじめ大学の先生方はもちろん第一線で活躍する方ばかりで、そこに所属している先輩方もデザインやプログラミングなどそれぞれの分野で長けたプロフェッショナルでした。
他にも、当時のインターン先の社員の皆さんや、そこを出入りしていた方もベンチャー企業の大御所たち……そういった方が近くにいる環境に身を置いていたことは、自然と自分の意識を高めてくれていたように思います。出会うことを目的にしていたわけではなく、「もっといろんなことを知りたい、学びたい」と思って常にアンテナを張って、いろいろなところに顔を出していたことがつながりました。
所属していた学科がデザインをなんでも学べる場所でしたが、自分で動かないと何も得られなかったというのも一つですね。 “作品を作るためにはなんでも自分でやる”というスタンスが当たり前で、その姿勢も仕事に役立っているかもしれません。先ほど話に出たLINEスタンプの音源も「ブースで録る時間がない」となったときに、「時間の調整をなんとかしよう」ではなく、「じゃあ自分で録りに行っちゃおう」と、すぐに考えられたのは学生時代に身に付いた癖のおかげかもしれません。
就活前にやっておいたほうがいいことは
企業のニーズを把握することとそれにマッチングする自分の強みを見つけることが大事だと思っています。自己分析は重要ですが、がむしゃらに洗い出すよりも“行きたい企業は何を求めているか”を把握した上で自己分析を行うほうが自分の強みを論理的に整理することができます。
例えばコミュニケーション能力を重視しているようであれば、自分にはその能力があるか、あるとすればどういった経験から身につけたかを紐づけるように探ります。もしないようであれば、それを補うように別のニーズとマッチした能力を探せばよいのです。僕自身は得意分野においては仕事として通用する自信を持っていたので、ニーズがあるところでは強い気持ちと自信を持って就職活動をしていたつもりです。
そしてもう一つ大事なのは“自分だけ”の強みを見出すこと。僕であればWeb制作の実績と大学での映像制作の経験から“Web×映像”というオリジナルの強みがありました。能力と能力のかけ算をすることで自分だけの特徴が見えてくると思うので、一度整理してみることをおすすめします。
プログラミングを勉強し始めたのは、自分の作ったものを発表するためのWebページを作りたかったからと話す藤森さん。学生時代から“何をしたいか”を考えて“すぐに行動”していたことが取材の中で伺えました。提案力と分析力が求められる今、藤森さんのような“ロジカルな考え方×行動力”が成功へのカギなのかもしれません。
<DATA> 趣味:サッカー、読書、VOD(ビデオオンデマンド)鑑賞 特技:プログラミング 就活で受けた企業数:10社 志望していた業界:テレビ・広告業界 今の会社の魅力:エンターテインメントに携われる、影響力が大きい
文:竹林佑子(M-3)
写真:宇田川大輔(M-3)
取材協力:株式会社テレビ朝日