内定先へのメールや郵便の差出人の「名乗り」は、どうしたらいい?

2015/06/16

電話・メール

内定先企業と月2~3回はメールや電話で連絡を取ります。 この時、名乗りはどうすればいいのでしょうか?
就職活動時のように「○○学校の△△です」と名乗ればいいのでしょうか?
それとも、「内定者の△△です」と名乗ればいいのでしょうか?
どちらも少し違和感があるように思います。

また、郵送で書類を送る場合、会社に勤めている人は送り主を、住所、会社名、部署名、送り主の名前、と言う形式で書きますが、私たち内定者は会社名、部署名がありません。
住所と名前だけを書けばよいのでしょうか?
細かいことですが、回答いただけますようよろしくお願いします。

★楢木さんからのアドバイス

細かいことだと恐縮されていますが、とても良い質問だと思いました。当たり前のようなことでも、一度きちんと考えておけば、その後ずっと迷わなくて済みますし、細かなところに目が届く人が、大きな仕事を支える人材になるからです。

さてメールと封書では若干の作法の違いはありますが、両者に共通して必要なことは、「異同弁別」をハッキリさせるということです。
たとえばメールでは、送信者とタイトルが、相手のメーラーにどのように表示されるかに気を遣いたいものです。送信者表示は、海外とのメールのやり取りがなければ、漢字表記にしておくのがお勧めです。またタイトルは、文字通りメール内容の見出しになっていることが肝要です。

そうすることによって相手は、送信者をハッキリ弁別(区別)でき、同じ送信者からのメールが複数あったときにも名寄せ(送信者名でソート)がしやすく、内容の違いもタイトルで確認できます。
そしてメール本文の書き出しに、「内定者の△△です」とすれば、相手は分かりやすくなります。タイトルに「内定者の△△です」とか「○○会社の△△です」と書く人もいますが、メーラー管理をする相手の立場から考えると、お勧めできないやり方です。

封書でも同じように、何が他のものと同じで何が他のものと違うかをハッキリさせる「異同弁別」が大事です。差出人の表記では、開封せずとも分かるように、名前の下か横に(内定者)と書いておけば、相手に誤解がなくなるでしょう。名前の他は、もちろん現住所だけでOKです。



■回答:楢木 望(ならき のぞむ)

1948年東京生まれ、千葉大学教育学部卒業。1971年リクルート入社。「月刊就職ジャーナル」編集長など歴任。1985年にライフマネジメント研究所設立。採用・教育・就職コンサルタント。ニューズレター「採用と人材の手帖」発行人。「内定者のための学習メールマガジン」開発。メールマガジン「キャリア・キッチン」発行。http://www.lmi-tokyo.com


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