「ミニマリズム」よりも今世界で支持されている「ミディマリズム」とは? - イケア調査

2026/10/20

社会人ライフ

年末が近づくと、大掃除や部屋の片づけを意識し始める人も多いのではないでしょうか。イケア・ジャパンが、日本と世界の収納に関する意識の違いを明らかにした調査結果「IKEA Store & Organise Report 2026」を発表しました。

同社が世界31の国・地域の3万1,488人を対象に実施。日本からは1,007人が回答し、収納や整理整頓に対する意識の特徴が明らかになりました。


調査では、世界の家庭の38%、日本では28%が「誰かが片づけてくれることを期待して、あえて物を出しっぱなしにしている」と回答しました。散らかった空間は家庭内のストレスや口論の原因にもなっているといいます。

また、日本では81%が「収納に意識が向く」と回答し、世界平均の73%を上回りました。一方で、「家の中が整理されている」と答えた人は39%にとどまり、世界平均の54%を下回る結果となりました。収納への関心は高いものの、理想と現実の間にはギャップがあるようです。

生活の気配がある「ミディマリズム」

収納スタイルについては、必要最低限の物だけで暮らす「ミニマリズム」よりも、生活感や思い出の品を残しながら整える「ミディマリズム」を支持する傾向がみられました。「ミディマリズム」が好みと答えた割合は世界で59%、日本で44%でした。また、感情的な価値を理由に物を持ち続けている人は、世界で82%、日本では59%に上りました。

ミニマリズム(minimalism) 日本 26%、グローバル 24%:少ない方がより豊か: スペースはすっきり・開放的で、カウンタートップや窓台、テーブルなどの面の上にはほとんど何もなく、最小限の家具やデコレーションのみが置いてある。機能性重視。

ミディマリズム(midimalism) 日本 44%、グローバル 59%

:生活の気配がある: スペースは整理されているが、テーブルなどの上にはものが多少あり、自分の個性を表現したり、心地よさを演出したりするには十分な家具やデコレーションが置いてある。

マキシマリズム(maximalism) 日本 6%、グローバル 9%

多い方がより豊か: スペースはアイテムや色、装飾であふれ、自分らしさを表現し、視覚的な楽しさを演出し、ストーリーを物語っている。

日常の収納習慣にも特徴がみられます。家の中で物を探す時間は世界平均で1日29分なのに対し、日本では22分でした。また、来客前に物を別の部屋へ移して見えないようにする人は、日本では38%と世界平均の34%を上回りました。

さらに、日本で最も散らかりやすい場所として挙がったのは「キッチンキャビネット・引き出し」(20%)で、次いで「リビングルーム/くつろぐスペース」(19%)、「冷蔵庫」(14%)でした。世界ではキッチンカウンタートップが最多だったのに対し、日本ならではの傾向が浮き彫りになっています。

イケアは今回の調査から、収納は単に物を隠すためのものではなく、自分らしい暮らしを形づくる手段の一つだと提案しています。完璧を目指して片づけるだけではなく、大切な物や思い出を残しながら心地よい空間をつくる考え方が広がっているようです。

自宅は仕事の疲れをリセットする大切な場所です。年末の大掃除を機に、「捨てる収納」だけではなく、自分にとって必要な物やお気に入りのアイテムを見直しながら、自分らしく続けられる収納スタイルを見つけてみてはいかがでしょうか。

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