入社したら仕事だけに全力投球しなきゃダメ? 仕事とプライベートを両立するためにはどうしたら良い? #キャリアロードマップの一歩目

2023/02/02

社会人ライフ

仕事とプライベート(オタ活)は両立できる?

こんにちは、オタクの"ひつじ"です(一応キャリアカウンセラーです)。
学生さんとお話をしていると「○○が好きなんですけれども、社会人になったらもうできませんよね」みたいな諦め発言を聞きます。

そこで今回は、仕事とプライベートの両立はできるのか? コツはあるのか? どうつき合っていけば良いのか?について、お話をしたいと思います。

<目次>
1.オタ活って社会人になっても出来るの?
2.社会人に趣味が必要な理由
3.仕事と趣味を両立するコツ

オタ活って社会人になっても出来るの?


社会人の趣味で代表的なものといえば、運動系(フットサルやテニスやダンスとか)、楽器演奏(バンド活動とか)や旅行、バイクといった感じでしょうか?

イメージしてみると、何か仕事と両立できそうですよね。っていうか、実際に両立されている方が身近に居るのではないでしょうか?

じゃあ、両立できるか不安になっている人はどんな人かと言うと、趣味が「オタ活」(推し活含む)の人です。

オタクという言葉が抵抗なく語れ、オタ活という言葉も一般的になったものの、自分がオタクであることをオープンにするのは、まだまだ抵抗があるのか、この悩みを相談できない人が多いのかもしれません。
(私からはオタク臭が漏れ出ているから、相談しやすいようです)

結論から言うと、どんな趣味であれ、仕事との両立は可能です。ただ、仕事は拘束時間も長いし、お金を稼いでいる以上、責任も発生しているので、学生時代のような「学校&バイト:趣味」のような比率では不可能です。
比率が変わっても、諦めずに両立し続けて、趣味を楽しんでもらえたらと思います。

社会人に趣味が必要な理由


仕事がどれだけ好きで、やりがいがあったとしても、人生における柱が仕事1本だけだとしんどくなる時が必ず出てきます。
そんなしんどい時に、あなたを助けてくれるのが趣味です。

長い社会人人生、仕事が忙しくて、趣味に時間を割り振れないときもありますが、大概の仕事は波があるものなので、趣味への時間を捻出できるようになります。
なので、「しばらく休む」はありだけれども、バンド活動をしている人が、「もう弾けない」からと楽器を手放すようなことはしないでおいてもらえたらなと思います(後から買い直すこともできるけれども、リスタートのハードルが上がります)。

仕事と趣味を両立するコツ


コツというか秘訣は大きく2つあります。

1つ目は、上手に気持ちを割り切る。

社会人になったら、趣味に割ける時間に限りがあるので、全イベントクリアのようなことは厳しいです。その喪失感が辛い人もいるでしょう。そういう人は、「自分が参戦していないイベントは、開催されていない」と思いこむ術を身に着けるとノーストレスになるのでオススメです。

また、社会人になると自由な時間は減る代わりに、学生時代よりはお金はあるかと思います。なので、学生時代は夜行バスで移動していたものを、社会人になったら飛行機で移動するみたいな「時間をお金で買う」という手法を使うのもありですよ。

2つ目は、他人が好きなものをディスらない。

以前、Twitterでオタクの流儀として流れていた言葉ですね。
自分の好きなことを他人にけなされたら、言った側に悪気がなかったとしても、嫌な気分になりますよね。それは誰でも同じです。

どうして、それが両立のコツかと言うと。
想像してみて欲しいのですが、普段、人の趣味を否定してきている人が、自分の趣味のために有給休暇を取った場合、気持ちよく協力できますかね?
私は無理です(社会人なので一応フォローはするけれども)。

みんなが他者の「好き」を許容しあっていける世の中だと、もっと生きやすくなるのかなと思います。あなたの「好き」を楽しみ続けるためにも、「否定しない・貶さない」と肝に銘じておいてくださいね。

社会人になっても「好き」なことを両立できるの? と不安に思っている人に言うのも何なのですが、「好き」なことは1つだけじゃなく、多く持っておくことをオススメします。
以前の記事(「仕事に行きたくない」が続いたら。意識しておきたいメンタルヘルス対策のコツ)でも言いましたが、例えば「推しロス」になったときに、心の支えが1つしかないと大事件になります。保険をかけておくというのは大事ですよ。

最後に


先日、学生さんと話していて、「今は一人暮らしだから、気軽に通販でグッズを買っているけれども、就職して実家に戻ったら、こんなに買っていることが親にバレて怒られる。今まで通りにグッズが買えない。どうしよう」というお悩みを聞きました。

思わず、キャリアカウンセリングから脱線して「(グッズの送り先を)私の住所にしても良いよ!」と言いそうになりました。

年を重ねていくと「好き」と思えるセンサーが、悲しいことに鈍くなっていきます。今持っている「好き」を大事にしつつも、「好き」なものをたくさん増やしておいてくださいね。

ライター:ひつじさん文・ひつじ
キャリアコンサルタント&産業カウンセラー。新卒入社の企業での採用&研修担当を経て、現在はコンサルティング会社にて企業の相談事をメインに活動中。子持ち、資格マニア、雑学大好き。就職転職だけでなく、結婚出産等も含めたキャリア相談に定評あり。
Twitter:@ career_sheep


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