「後輩の軽々しい態度にうんざり…」先輩のための後輩指導ガイドライン #モヤモヤバスターズ

2020/12/24

社会人ライフ

社会人のみなさんの、なかなか言えないモヤモヤを解決していく連載 #モヤモヤバスターズ。街はクリスマス一色ですが、早いもので、今年も暮れようとしています。みなさんにとって、どんな1年になりましたか?

今年最後の連載は、“マナーモヤモヤ”について解決していきます。 相談者のユウジさんは、後輩と一緒に行った取引先へのアポイントで、後輩のマナーのない行動にビックリしてしまったそう……。モヤモヤバスターズ隊長・瀧波ユカリ先生からの今年最後のアドバイスをみていきましょう!

★今回のモヤモヤ(お相手:会社の後輩)
先日、僕と後輩と上司とで初めていく営業先に行ったときの話です。 後輩の初アポだったので、教育係の僕と上司との3人体制で向かうことになりました。

そこでさっそくの名刺交換の際にちょっとした事件がありました。 後輩がまずはじめに先方と名刺を交換しだしたのです。 僕も上司も「?!」という感じでしたが、先方のいる手前、笑顔で後輩のあとに続きました。

帰り道、僕から後輩に 「名刺交換は○○さん(上司)から順番にするのがマナーだよ。研修でも教わったでしょ?」と教えましたが、 「そうでした?あはは~。」と返事するだけで気にもとめてない様子でした。

初めてのアポだし、知らなかったことは仕方ないことなのでいいんですが、 先輩から指摘があったにも関わらず平然とあっけらかんとしているのがどうにもモヤモヤしました。 僕もできれば嫌われたくないし、当たり前のマナーのことまで指摘したくありません。これも先輩のつとめでしょうか?
(ユウジ・27歳/男性/営業系)

ユウジさんこんにちは!モヤモヤバスターズ隊長の私いわく、モヤモヤにはふたつのパターンがあります。ひとつは、思っていることが複数あって整理しきれない不快感。もうひとつは、思っていることを言いたくても言えない欲求不満感。ユウジさんの場合は、両方なんじゃないかな?と思います。なので、以下の2つのステップを踏んで気持ちを整理整頓してみましょう!

気持ちの整理整頓方法

STEP1 | 思っていることを箇条書きにする

一連の出来事の中で、ユウジさんが「思っているけど後輩には言えない」ことはいくつもあると思います。たとえば、以下は私の想像ですが……、

【思っているけど言えない】
・どうして失敗を認めて謝らないんだろう
・あっけらかんとされたら、まるで自分が面倒くさい奴みたいだ
・こんな当たり前のことをこれからも言わなきゃいけなんだろうか
・嫌われたくない

たぶん、最低でもこれくらいあるんじゃないでしょうか。試しに、紙に箇条書きにしてみてください。

STEP2 | 言える形に変えてみる

思っているけど言えないことって、抱えるしかないですよね。だから心の重荷になる。だけど、ちょっと形を変えれば「言える」になるかもしれません。意味をなるべく変えずに言葉を調整して、「これなら言える」と思える形を模索してみましょう。ポイントは、「先輩」としての立場を意識し、できるだけ押し付けにならない言い回しにすることです。
以下は、前述の【思っているけど言えない】を【言える】に変えてみたバージョンです。

【言える】
・間違いを指摘されたら、ちゃんと認めて一言謝ろう
・こっちが真面目な態度で指導している時は、君にも真面目な態度でいてほしい
・マナーについては当たり前のことだから本当はあまり言いたくはないんだよ
・これからも間違いを指摘するかもしれないが傷つける意図はないし嫌わないでほしい

これで、気持ちの整理整頓は完了です。

適切な方法で伝えよう

さて、思っていることを言える形に整えたところで、人間関係の大原則についてお伝えさせてください。「思っていることは、言わなければ伝わらない」

前回は、「正社員になりたいと言えず…しょせん私は使い捨て? #モヤモヤバスターズ」というタイトルで、上司の対応に不満を感じている相談者さんに「思っていることは言わなきゃ伝わらないよ」というお話をしました。後輩もまた然りです。ユウジさんの思っていることは、言わなければ後輩には伝わらないのです。

といってもいまいち響かない相手に指導を繰り返したり対話を試みるのは、正直言って骨の折れる作業だと思います。だけど、伝えずにモヤモヤしているよりはずっと前向きです。そしてユウジさんの仰るとおり、そうして伝える努力を続けることは「先輩のつとめ」でもあります。

伝える時のタイミングや場所などは、後輩にとって負担にならないように十分に配慮してください。突然メールやLINEで送りつけたり、大勢のいる前で話すのはマナー違反。事前に「話したいことがあるんだけど、このあと時間ある?」と確認し、他の人に聞かれない場所を選んで、時間に余裕をもち、落ち着いた雰囲気の中で伝えましょう。相手の意見も尋ね、気持ちの確認をしましょう。

モヤモヤした気持ちを整理して、自分と相手の立場を意識した上で伝えられる形に調整して、適切な方法で伝え、相手の意見も聞く。そうすれば、ことを必要以上に荒立てずに言いたいことを伝えられるし、相互理解も進みます。後輩だけではなく、上司にも恋人にも友達にも応用できます。人生の重要スキルのひとつだと捉え、挑戦してみてください。応援しています!

文・瀧波ユカリ
漫画家、エッセイスト。北海道生まれ、日本大学芸術学部写真学科卒業。主な著書に『臨死!! 江古田ちゃん』『ありがとうって言えたなら』等。雑誌Kissにて『モトカレマニア』連載中。

Twitter:@ takinamiyukari
公式サイト:Takinami Yukari Official Site


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