みなさん、こんにちは。人生サポーターの百太郎です。コロナウィルスの猛威が少しずつ落ち着いてきましたね。厳重な自粛期間をみなさんはどんな風に過ごされていたのでしょうか。
新しい生活で思うようなスタートをきれず、歯がゆい思いをされていた方もいらっしゃるのはないでしょうか。
フルリモートに変化し、これからの社会人生活に不安を感じた人も多くいらっしゃると思います。他の世代の人から遅れをとらないか、評価が悪くなっちゃうんじゃないかなど色々と心を悩ませていらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、心の中に浮かんでくる不安との向き合い方についてお話し、少しでも気持ちを前向きにしていただければと思います。
<目次>
1.そもそも不安ってなに?
2.不安って悪いことばかり!?
3.不安を2つの原因に分けよう
4.今の不安と戦うアドバイス
人間が抱く不安は、多くが未来のことに対する想像力から生まれてきています。
例えば、「明日のプレゼンがうまくいかないかもしれない」「テストが近いが単位を落としそう」こんな不安を感じたことがある人はたくさんいますよね。
逆に、「昨日食べたカレーが美味しくなかったから不安」なんて人はいないと思います。これはいわゆる後悔ですよね。
じゃあ何が不安な気持ちを生み出すのかっていうと、過去の経験からの予測なんです。
「小学校の遠足でバスに乗ったら酔っちゃった」そんな経験から、「明日のバスでの移動も酔ったらどうしよう」と不安が生まれてきます。過去と明日の状況が違うかもしれないのに、心の中で紐付けて不安を生み出してきます。
緻密なデータ収集の上ではじき出された予測というよりも、ざっくりとした経験値から引っ張り出されたものなんですよね。自分の中で強化された過去の経験に似たシチュエーションが発生しそうなとき、不安を感じたりします。
また、全くの未経験で先が見えない状況でも不安は発生することがあります。これも何か嫌なことが起こるかもしれないという想像力が引き起こしてくるもののひとつです。
不安が想像から生まれるものなんていう捉え方をすると、不安に心を悩ますことがバカらしく感じるかもしれませし、科学的な証拠はありませんが「不安のほとんどは起こらない」とも言われています。
じゃあ、不安なんて無視しておけばいいのかって言われると、それは少しもったいないと思います。
なぜなら、不安の裏側には自分の願望が隠れているからなんです。
先ほどの例でいくと「明日のプレゼンがうまくいかないかもしれない」という不安の裏には、「プレゼンをうまくやって契約をとりたい!」と言った願望が隠れていることがあります。
不安はその願望が達成できるかどうかのギャップを埋めるためのアラームの役目も持っています。
不安がアラームを鳴らしてくれることで、「明日のプレゼンに何が足りないか」、「もしかすると資料にミスがないか」、「もっとうまく説明できる表現はないか」という確認作業ができるんです。だから、心に浮かぶ不安を全て無視することが最善とは言えないんです。
不安を感じたら、真っ先にしてもらいたいことは、その不安が「恐怖」なのか「心配」なのかを見分けてみてください。
自分の命が危ぶまれることや、自分が自分でいられないような「恐怖」を感じるときは、一旦その原因となっているものから距離をとりましょう。そんな時に感じる「不安」は人間の本能がもたらしてくれる重要な警告です。
不安の原因が「心配」だとしたら、その心配ごとを払拭する方法を考えてみてください。「バスに酔いたくない」この不安は多くの場合が、「酔いたくない」という願望が叶うかどうかのギャップが生み出す「心配」です。
こんなときは、「乗る前に食べ物は食べない」、「酔い止めの薬を飲む」、「揺れにくい座席を選ぶ」などなど、自分が思いつく方法を一つずつ探してみます。ここで注意して欲しいのが、実際に自分がコントロールできることだけに集中するということです。
「バスの揺れを抑える」や「曲がりくねった山道を通らない」などは、自分がバスの運転手でないかぎり自分ではコントロールできませんよね。多くの人は、このどうしようもないことに気をとられどんどん自分を追い詰めてしまうことがよくあります。しっかりと線引きをすることで、自分ができることが見えてくると不安は少しずつ小さくなっていくものです。
さて、緊急事態宣言は一時解除されましたが、働き方や世相が変わったことで「自分の評価はどうなるのか」や「フルリモートで自分がやっていけるのか」という不安を抱える人も多いはず。
こんな状況でも、高い評価を得たり、成果をあげたりしている人とは、シンプルに自分ができることを忠実にこなすことができる人です。
不安を払拭するのと同じように、自分でコントロールできることとできないことをしっかり線引きし、一つずつに向き合っていく。その結果が仕事上での成果に繋がり、他者からの評価をあげてくれるのではないでしょうか。
さあ、今のあなたの置かれた状況では何ができるでしょう。まずは、そのリストを作ってみるのも良いかもしれませんね。誰かに作り上げられたリストではなく、自分が作ったリストを主体的にこなしていく。そんな力が求められる時代を、コロナウイルスが運んできたのかもしれません。
想像力を働かせ、自分の願望と現状のギャップを埋めるためにあなた自身ができることを考えてみてください。
ご質問や、ここをもっと詳しく!って言うようなお問い合わせがありましたら、ぜひぜひコメントください!みなさんからの反応があることを期待しています!
文・百太郎
本気で生きる人をサポートしたい人生サポーター。15年の教員経験&スポーツ指導の後、現在は企業内で人事採用&社内面談に従事しつつ、個人としても活動中。キャリアコンサルティングとコーチングを掛け合わせ、ワクワクするキャリア創りをサポート。
Twitter:@ 100taromomo
公式サイト:https://peraichi.com/landing_pages/view/100taromomo
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