スマホ決済が不正利用されたら？ 各社の補償サービスをチェック

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少しずつ増えつつあるスマホ決済の補償サービス

スマホ決済事態に大きな問題があるわけではありませんが、お財布を盗まれたり、クレジットカードを盗まれたりしたら、被害が発生しやすいように、スマホ決済にも危険はあります。
実際に、日本でも不正利用された事件がニュースなどで取り上げられたこともありました。そうした事例以降、徐々に補償サービスを用意する事業者が増えてきています。

たとえば、LINE Payでは利用規約に次のように記載しています。

当社は、本規約第25条の規定にかかわらず、以下のいずれかの原因により、LINE Moneyアカウント保有者が被った損害に対して、本規約に基づき、補償を行うものとします。
ｨ LINE Moneyアカウント保有者が意図せずに、LINE Moneyアカウント保有者等以外の第三者により、LINE Moneyアカウントが不正に開設され、LINE MoneyアカウントまたはLINE Moneyが不正使用されたこと
ｨ LINEアカウントまたはLINE Moneyアカウントに関する情報が盗取または詐取され、LINE Moneyアカウント保有者が意図せずにLINE MoneyアカウントまたはLINE Moneyが不正使用されたこと

引用元：LINE Moneyアカウント利用規約

ここでは不正利用による損害に関して、補填を行うことが明記されていて一安心ですね。

スマホ決済サービス各社の補償内容について

以下に利用者の多い主要スマホ決済サービスによる補償への対応についてまとめました。それぞれ補償は用意されているようですが、サービスごとに補償の内容や上限は異なります。ご自分の利用しているサービスがどのような補償内容になっているのか、今一度よく確認しておくとよいでしょう。

PayPay

当社は、本件不正利用の内容に応じてPayPay残高または現金で利用者が本件不正利用によって直接被った損害を補償するものとします。

　　引用元：PayPay利用規約

楽天ペイ

当社は、対象不正利用の内容に応じて楽天ポイント、楽天キャッシュ又は現金により利用者が対象不正利用により直接被った損害（対象不正利用による損害について、利用者が当社以外の第三者から補償を受けることができる場合、損害額から当該補償額を差し引いた額）を補償するものとします。

　　引用元：楽天ペイ利用規約

LINE Pay

当社は、補償対象期間中にLINE Moneyアカウント保有者等以外の第三者に不正使用された金額（LINE MoneyアカウントおよびLINE Moneyに係る手数料を含みます。）から、当社以外の第三者から回収できた金額を差し引いた金額を補償します。

　　 引用元：LINE Moneyアカウント利用規約

 メルペイ  

前項に基づく補償請求があった場合において、弊社が、ユーザーの補償申請が真正かつ正確なものであることを確認のうえ、前各項の内容を踏まえて弊社が適当と判断したときは、当該不正利用により現実に発生した直接かつ通常の損害額を限度としてユーザーに補償するものとします。

　　引用元：メルペイ利用規約

 d払い

当社は、当該不正利用よりお客さまに生じた損害の額に相当する金額を補てんします。ただし、次項に定める各事由に該当する場合を除きます。

　　引用元：d払いご利用規約

Origami Pay

（不正利用補償制度）当社は、以下のいずれかの不正利用により、ユーザに損害が発生した場合、不正利用された金額についてユーザに補償します。

　　引用元：Origamiユーザ規約

まとめ

スマホ決済サービスが開始されて間もない頃は、補償の用意に関しては限られていました。しかし、現在はそうした整備も進み、利用者の多い主要なスマホ決済サービスには、補償が備わっています。
ただし、ほとんどのサービスは補償対象に対して、「ユーザーの故意または過失がない場合に限る」のような文言がついています。補償があるからといって、安全を過信した扱い方はしないようにしましょう。

（学生の窓口編集部）