PS4動画でモザイクをかけたい! ぼかし処理やステッカーなど隠すワザを解説

2020/04/03

ITスキル

動画編集では、見せたくない部分を隠すためにモザイクやぼかし処理を施しますが、プレイステーション4の動画編集アプリ「SHAREfactory」でも同様の処理を行えます。ここでは、SHAREfactoryを使って、見せたくない部分について対処する方法を解説していきます。

前回までの記事
 ・PS4だけでゲーム動画が作れる! 「SHAREfactory」の基本
 
SHAREfactoryで字幕やテロップを挿入する方法
 ・SHAREfactoryへの音楽の取り込み方と注意点
 ・倍速にスロー。タイムベンダー機能で動画速度を変えよう

動画編集用PCのことや編集ツールの使い方を解説。
動画編集に関する記事はこちら

SHAREfactory 動画編集 モザイク ぼかし

ぼかし機能としての2つの効果処理

SHAREfactoryには、厳密にはモザイク機能は備わっていませんが、ぼかし機能によって、見せたくない部分を隠すことは可能です。
ぼかし機能は、編集レイアウトから使用できます。

(1)ぼかし機能を用いるクリップを分割します。
(2)分割したクリップを選択し、「○ボタン」を押して「追加レイアウト」を選択します。
(3)レイアウトから「ぼかしビネット効果」または「ティルトシフト効果」を選択します。

ぼかしビネット効果は中心部分以外をぼかす処理であり、ティルトシフト効果は画面の上下をぼかす処理です。どちらも任意の場所に焦点を当てて処理を施すことは難しく、汎用性はあまり高くありません。

ズームやトリミングで見せたくないものをカット

任意の場所に焦点を当てることは難しいため、ズームやトリミング機能を用います。見せたくない部分を画面から外したり、カットしてしまうのです。それぞれの具体的な利用手順を解説します。

ズームの利用手順

(1)ズーム機能を使いたい部分で「□ボタン」を押して「クリップを分割」を選択します。
(2)分割したクリップを選択し、「○ボタン」を押して「追加オーバーレイ」を選択します。
(3)オーバーレイから「カメラFX」を選択します。
(4)カメラFXから「フォーカス」を選択します。
(5)ズームする時間を「1秒~分割した動画再生時間」の間で選択します。
(6)ズームする場所や透明度などを選択します。

ズーム機能は「変換」からズームする場所を選択することができます。ほかにも、透明度や明度の調整が可能です。

トリミングの利用手順

トリミング機能では、動画の開始位置と終了位置を決めてその範囲外の動画をカットします。クリップの全体から範囲指定することになるため、一部分をカットする場合は多少使いづらく感じるかもしれません。動画の長さを決める最初の作業でしか使わないことが多いでしょう。
クリップの任意の場所で「□ボタン」を押して「クリップをトリミング」から利用可能です。左スティックと右スティックを使って、削除したい箇所を選択しましょう。

代わりによく利用するのが「クリップの分割」と「クリップの削除」の2つの機能を使う方法です。こちらを手順だてて解説します。

(1)削除したい部分で「□ボタン」を押して「クリップを分割」を選択します。
  ※動画の中間部分を削除したい場合は、もう一度この作業を繰り返して切り出します。
(2)分割したクリップを選択し、「□ボタン」を押して「クリップを削除」を選択します。

今回紹介した方法では削除に2ステップを必要とします。しかし、実際に作業をすれば、分割して削除するほうが直感的に操作できて利便性が高いです。

オーバーレイ機能で見せたくないものを隠す

カットせずに見せたくないものを隠したい、という場合は、オーバーレイ機能を使います。オーバーレイ機能は、動画の中に効果を上乗せするもので、字幕やテロップの挿入もオーバーレイ機能の一部です。

オーバーレイ機能の中には、自由に使える「ステッカー」が用意されているため、こちらを利用して見せたくないものを隠すことが可能です。

(1)ステッカーを追加したい場所で、「○ボタン」を押して「追加オーバーレイ」を選択します。
(2)「ステッカー」または「テーマステッカー」を選択します。
(3)任意のステッカーを選択します。
(4)ステッカーを表示する時間を選択します。
(5)ステッカーの表示位置などを調整します。

ステッカーの表示位置やサイズは「変換」から変更できます。ほかにも、透明度を指定したり、始まり・中間・終わりのアニメーションを指定したりすることも可能です。ぼかし機能では任意の場所を隠せませんが、ステッカー機能を使えば簡単に任意の場所を隠すことができます。

まとめ

SHAREfactoryには、モザイク機能は搭載されていませんが、ぼかし機能は搭載されています。そのほか、見せたくないところを隠す方法について、ズーム機能、トリミング、カット機能、オーバーレイのステッカー機能など紹介しました。ぜひ利用してみてくださいね。

(学生の窓口編集部)

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