人によっては卒業した学校が廃校になっていることがあるでしょう。就職や転職、資格試験の際に卒業証明書の提出を求められたとき、どうしたらよいか困るかもしれません。
卒業した学校が廃校になったとき、卒業証明書受け取り方法などのトラブル対処法について教えます。
卒業した学校が廃校になっていても卒業証明書の発行は可能です。ただし、事前に問い合わせしてよく確認する必要があります。
問い合わせ先は、『統合した学校』や『近くの学校』あるいは『廃校になった学校のある市町村』などです。統合になった場合は、存続する学校にすべて引き継がれていますので、安心してください。
廃校になった学校が公立学校の場合は学校所在地の教育委員会に問い合わせするとよいでしょう。ホームページに連絡先が記載されていることが多いので確認してみてください。
専門学校や私立学校の場合は、卒業した学校法人がまだ存在するときは、そちらに問い合わせをします。もし、連絡先がわからないということでしたら、都道府県の教育員会に問い合わせするとよいです。
国立看護学校の場合は、独立行政法人国立病院機構です。
独立行政法人化に伴って多くの国立看護学校が廃校になっているので当てはまる人が多いのではないでしょうか。県立や私立の看護学校の場合は、所在地の県庁に問い合わせてみましょう。
基本的には、卒業した学校があった都道府県の教育委員会に問い合わせるのがよいでしょう。もし、不明でもどこが管轄なのか教えてくれるはずです。
最終学歴が高卒であっても対応は同じです。高校の場合も『統合した学校』あるいは『市町村』に問い合わせをすれば卒業証明書の発行もしくは発行の仕方を教えてくれます。
卒業証明書の発行といった手続きの整備はきちんとされています。私立高校が廃校になった場合は、『近くの高校』か『私立高等学校連盟』が引き継ぎますので安心してください。
大学中退者が就活あるいは転職する際に学歴を証明するものを提出するように求められたときの対応方法を紹介します。
中退しているわけですので卒業証明書はありません。卒業証明書の代わりに提出するのは、大学中退をした事実を伝えるための『退学証明書』をです。
『退学証明書』内容は、どの大学でいつまでその学校にいたのかということなどを記載しています。大学中退でも、どの大学にいたのか、何を学んでいたのかなどの能力を見る参考資料として必要となることがあります。
大学を卒業しているわけではありませんが、入学試験をパスしたという実績を上手くアピールできるとよいですね。
その他にも在籍期間中の成績証明書が必要になるケースがあります。大学で手続きすると発行してもらえるでしょう。
もし、退学の手続きが済んでいなかったら『退学証明書』はまだ発行されません。その場合は、『在学証明書』や『在籍証明書』が代わりになるか提出先に確認するとよいでしょう。履歴書や面接で伝えた学校に在籍している旨を証明できます。
卒業した学校が廃校になった場合は、『統合して存続する学校』や『市町村の教育委員会』などに問い合わせするとよいでしょう。もし、発行手続きができなくともどこが管轄しているのか教えてくれます。
卒業した学校が廃校になったからといって卒業証明書が発行できないということはありません。どこかが引き継いでくれているので、問題ありません。
大学中退者は『卒業証明書』の代わりに『退学証明書』の提出を求められることがあります。大学中退者だと高卒扱いされますが、在籍期間が長いとアピールポイントになることがあります。少なくともその学校の入学試験はパスしてた証明になるので、必要であれば提出するようにしましょう。
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