仕事にやる気や向上心もないあなたは……ひょっとして人生のハードルを高く設定しすぎじゃない?【BSディムのお悩み相談室】

2018/10/25

付き合い・人間関係

新社会人からリアルな悩みを募集し、独自の視点からアドバイスをもらうこの「新社会人のお悩み相談室」。今回は、「仕事に向上心を持てなくなった」というお悩みに、営業係長として活躍する傍ら、TwitterやWebサイトでは「しんどいオカマ」としてさまざまな悩みに答えるBSディムさんが回答します。

仕事に向上心を持てなくなった

どうも、みなさんごきげんよう。
昼間はマジメに営業係長として働くも、夜は勝手気ままに腰を振りながらネオン街をねり歩くアラサーのオカマです。

このコーナーでは、現代社会の荒波の中で、不本意ながら酸いも甘いも噛み分けてきた「中堅社会人オカマ」が新社会人のみなさんのお悩みをお聞きしているの。

でも、いいこと? オカマに相談したからって、何でもズバリ解決できると思っちゃダメよ。
最後に道を切りひらくのは……あなた。

それではさっそく、お悩みを見ていきましょう。

仕事に向上心を持てなくなった
仕事が上手くいかず、また非正規から正規職になれる可能性もないため、もっと技術を磨きたいという向上心を持つことができず、適当に仕事をこなすようになってしまった。そのことが影響して、プライベートも無気力で、何に対しても「適当でいいや」と思うようになった。
(女性/27歳/学校・教育)



人生のハードルを少し下げましょう


「流れる水は腐らず」という言葉があるように、一切の向上心を失えば人間だって次第に腐っていくもの。
だからといって、大河のように強く穏やかに、どっしりと構えて流れ続けるのは至難の業よね。
たいていの人は、ちょろちょろと流れる排水溝のように目の前に降ってきた仕事をひたすらこなして日々を生きているの。

程度の差こそあれ、みんな腐ってしまうすんでのところで、たまに苔を生やしながら人生に納得しながら生きているのよ。

アタシもオカマとしてお仕事をいただくことが多いけど、オカマとしての向上心はほとんどないわ。
きっと「あらやっだ、んもう! おブス! おブス!」なんて言いながら、毒舌の中に愛のあるお説教をしていればオカマとしてのステージを華々しく駆け上がれるのだろうけど。

あいにくそれは、天地がひっくり返っても、性転換を10回繰り返しても、アタシには合ってないから無理だわ。

アタシ自身も、なんとか腐らないギリギリのところで生きているのよ。そして、それに納得しながら生きているの。


でも、だからといって相談者のあなたに今の人生のすべてを納得して、飲み込んで、すべてを諦めろというわけじゃないのよ。
そうすることで、むしろあなたがもどかしく、苦しい思いをするのはわかってる。

ただね、「いつかきっと」と思いながら、無気力な今を「人生の休憩時間」として捉えるくらいは許されるんじゃないかしら

今は虎視眈々と力を蓄える時間だと思えるくらいの余裕を持ちましょう。
そうじゃないと、ただ生きているだけでも息が詰まって仕方がないでしょう?


今の仕事と職場だけが人生じゃないわ

相談者のあなたには、かつてはとても強い向上心があったのでしょうね。
だけど、今の職場であなたの希望はことごとく挫かれて、向上心の「大河」はほとんど枯れてしまった。その光景に絶望したのね。
希望から絶望へと突き落とされて、塗炭の苦しみを味わったであろうことは想像に難くないわ。

でも、これだけは言っておきたいわね。

あなたがアタシに対してその悩みを打ち明けてくれて、どうにか解決したいと思った……その行動は、まさしく向上心そのものなのよ。
あなたの中には、滾々と湧き出す向上心が今でも確かに存在しているの。

では、どうすれば以前のような旺盛な向上心を取り戻すことができるのかしらね。 

「上を向く心」と書いて「向上心」。
頭上わずか数センチに天井が迫っていては、上を向こうにも向けないと思うのよ。

どれだけ努力しても認めてもらえず、給与だって立場だって、何年経っても「あたしゃ『さざれ石』か!」というくらい動かない職場なんて、狭い棺の中に閉じ込められているのと同じよね。
向上心を持とうにも持てず、無気力になってしまうのも仕方がないわ。

でも、そんな狭く暗い棺に……つまり、今の職場と環境に固執しなければならない理由なんてあるのかしら?
今の職場は、あくまで「キャリアアップのための踏み台」として考えるべきじゃないかしら。今見えている世界がこの世のすべてだと思ってはいけないわ。

もっと広い視野を持ちながら先を見据えることで、今あなたが働くことの意味を見出すことができるはずよ。

まとめ


アタシも一介のビジネスパーソンだけど、今働いている職場に骨を埋めようだなんて微塵も思っちゃいないし、今の業種にこだわってもいないわ。
人の一生のさまざまに、定められて然るべきものなんてないのよ。すべては流動的であっていい。
少なくともアタシはそう思うわね。

アタシだって、明日になればオカマを辞めて、男でも女でもオカマでもない、よくわからない人間になっているかもしれないし。

だから、あなたも現状を袋小路だと思わないでほしいのよね。
横を向けば、振り向けば、道はそこに広がっているものだから


文・西のオカマ BSディム
中学2年生で周囲にカミングアウトし、以後、オカマとしての人生を送る。
係長として部下を抱える傍ら、稼いだ金の大半を酒につぎ込み毎月カツカツになっているちょっぴりダメなオカマである。
Twitterではオカマ仲間への愚痴とイケメンへの情念をツイートしていたら、いつのまにかフォロワー数が約8万人に。オカマならではの目線で、エッセイ・コラムの執筆を中心に活動中。
Twitter:@bs_dim
書籍:er-しんどいオカマのお悩み相談
だって・・・・・・、あなたもブスでしょう?


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