新社会人からリアルな悩みを募集し、独自の視点からアドバイスをもらうこの「新社会人のお悩み相談室」。今回は、「社会人になってから友達ができない」というお悩みに、営業係長として活躍する傍ら、TwitterやWebサイトでは「しんどいオカマ」としてさまざまな悩みに答えるBSディムさんが回答します。
どうも、みなさんごきげんよう。
昼間はマジメに営業係長として働くも、夜は勝手気ままに腰を振りながらネオン街をねり歩くアラサーのオカマです。
このコーナーでは、現代社会の荒波の中で、不本意ながら酸いも甘いも噛み分けてきた「中堅社会人オカマ」が新社会人のみなさんのお悩みをお聞きしているの。
でも、いいこと? オカマに相談したからって、何でもズバリ解決できると思っちゃダメよ。
最後に道を切りひらくのは……あなた。
それではさっそく、お悩みを見ていきましょう。
アタシのまわりにも「学生時代は自然と友達ができていたけど、社会人になると友達がまったくできなくなった」というオカマは多いわ。
でも、学生時代の友達って、決して「自然にできた」ものではないと思うのよね。
同じ時間を過ごして、同じ価値感を共有すること……それは友達を作る上での必須条件だけど、それらが受動的に、かつ強制的に満たされていたのが学生時代なのよ。
学校って、同じくらいの年齢の人間と約束をせずとも毎日会えて、同じ体験ができて、好きなだけ価値観を共有できる環境が整えられているじゃない?
そんな中で友達ができるのは必然とも言えるのではないかしら。
ただ、これが社会人になると、学生時代とはまったく異なる環境に身を置くことになるからね。
能動的に「同じ時間を過ごし」「同じ価値感を共有できる」という条件を満たせるコミュニティに所属しないと、未来永劫、友達なんてできやしないの。
アタシのようなオカマの場合、ゲイバーに行けばとりあえずは「オカマ」という共通点を持った人間と酒を酌み交わせるから、異性愛者ほど友達づくりには苦労はしないけど。
ただ、オカマの中でも性格の合う・合わないがあって、バーで罵りあいながらキャットファイトをしているオカマを見かけることがままあるのよね。
かく言うアタシもオカマと殴り合いをして、ママから胸ぐらを掴まれて説教されたことがあるわ。
ごめんなさい、少し話が逸れたわね。
最近はさまざまなコンセプトを持ったバーやカフェもあるし、共通の趣味を持った人たちが集まるイベントも全国各地で開催されているわ。
「同じ時間」「同じ価値観」を共有できる場所が、あなたのような人のため、世の中にはきちんと用意されているってことよ。
そういった場所に赴く余裕があれば、そこに通いつめるのも、有効な友達の作り方のひとつだと思うわ。
そうは言っても、平日は仕事で疲れて家に帰って、休日は家の用事に追われる中で、わざわざ知らない人に会うために、知らない場所へと通うのは億劫よね。
そもそも、そんなバイタリティがあればとっくに友達はできていると思うわよ。
そこで登場する”ベッドに寝転びながら他人とコミュニケーションを取れるツール”がSNSなわけだけど、そんな手軽なSNSも、じつは友達を作るとなると結構な手間と時間がかかるのよね。
毎日何かしらの文章を投稿をして、たまにメッセージを送りあって、少しずつ知り合いの輪を広げていく。そしてオフ会に行って、話を盛り上げて、また会う約束をして……と、さまざまな手順を踏まなくてはならないの。
そういった手順を面倒に思わなければ、SNSはあなたにとって素晴らしい友達づくりのツールとなることは間違いないけど。
ただ、もしそれらを面倒に思うのであれば、いっそ「同僚と友達になる」という手もあるとアタシは思うわ。
同僚とプライベートの時間を共にし、友達と言える存在になるまでコミュニケーションを取り続けるの。
ただ、世間では「同僚と友人は別物であり、社会人たるもの公私混同してはならない」という考え方が根付いているわね。きっとあなたもそう考えているかもしれない。
たしかに公私混同はビジネスにおいて悪影響を及ぼすことが多いわ。
だけど、同僚に心を開くことによって何の悪影響があるのか、アタシにはさっぱりわからないのよね。
もし将来的に関係がこじれた場合のことを想定しているのであれば、それはお門違いというものよ。
ビジネスでもプライベートでも、関係がこじれるときは、いとも簡単にこじれてしまうものだから。
同僚と友達の境目を決めず、相手をひとりの人間として見ることが、孤独から開放される鍵となるかもしれないわ。
今回は、社会人になってからの友達の作り方についてお答えしたわ。いずれにせよ、社会人となった今、友達を作るには、能動的かつ積極的に他人とコミュニケーションを取る必要があるの。
黙々と仕事をこなし、家でゴロゴロしてばかりいても、学生時代のようにいつのまにか友達ができている、なんてことはまずないのよ。
心を許せる友達や恋人の存在は、それ自体が生きる意味にもなりうるからね。少しずつでもいいから、人間関係を構築するために力を使ってみてほしいと思うわ。
どうか、アタシのように「ひとりで生きる覚悟」なんてしないでちょうだい。
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