職場で全然出会いがない……彼氏を作るにはどうすれば？【ものすごい愛のお悩み相談室】

新社会人からリアルな悩みを募集し、独自の視点からアドバイスをもらう連載「新社会人のお悩み相談室」。今回は、「職場に出会いがない、でも彼氏を作りたい……」という社会人一年目女子の悩みに、元・社蓄OLで現在は主婦業にパワフルに励むものすごい愛さんが回答します。

イラスト・saori・tanaka

悩める新社会人のみなさま、ごきげんよう。
わたくし、ものすごい愛と申します。

普段は眼球が腐るほど一日中Netflixを観続け、社会から隔絶された無職として生活をしております。
「は??! ただの穀潰しが世のため人のために働いている社会人の悩みに答えられるの?!! 」とお思いでしょうが、実はわたくし数ヶ月前まで超絶ドブラックの会社で社畜をやっておりました。
“社畜をやっていた”というよりは、“家畜として飼い慣らされていた”と言った方が正しいかもしれませんね……。

社畜時代に数多の死線をくぐり抜けて培ってきた強靭な精神力と、将来の展望ゼロのまま退職届けを突きつけるほどの楽観的な経験を生かし、戦い方がわからない・逃げどきがわからない・気持ちの落としどころがわからない新社会人のみなさまのお悩みに答えて参ります。

職場に出会いは……ない！

わ、わかる〜〜〜〜〜！！！
めちゃくちゃわかりすぎる〜〜〜〜〜！！！

絶対に誰しもが憧れるんですよね、オフィスラブ……。
飲み会のときはいつもいじられキャラなのに本当は仕事ができて出世間違いなしと言われている同期、部下達からの信頼も厚く色気のあるイケメンなのに仕事にかまけてるせいで女っ気がない上司、まるでひな鳥が孵化して初めて目にするものを母だと思い込むように懐いてくる笑顔がかわいい後輩。

そんなメンズたちと2人きりで残業をしてるうちにいい雰囲気になったり、仕事での失敗を慰めてもらってるときに涙を見せてしまったり、打ち上げのあと家まで送ってくれて一人暮らしの家にあげてしまったり、あ〜妄想が膨らむ膨らむ！

でもなぁ!!!! 残念ながらそんなのはないんだよ!!!!
月額540円払って読むようなちょっとエッチなweb漫画の世界の話なんだよ!!!!
わたしだって入社前には妄想に胸を膨らませてパンッパンになってたけど、一切そんなのなかったよ!!!!

そもそも社会人って、時間も体力も限られていて、恋をする余裕のない人が多いですよね。
朝から晩まで死に物狂いで働いて、アホみたいなミスをして怒鳴り散らされてるかっこ悪い現場を目撃したり目撃されたり、打ち上げなんてあっても仕事の愚痴で盛り上がって泥酔した同僚を介抱してタクシーに放り込んで解散。

仕事のできるイケメンの存在なんて都市伝説で、たとえ身近にいたとしてもヤリチンもしくはすでに誰かのもの……。

長らく恋をしていなければ出会いもないと嘆くわたしの友人たちは、みんな口を揃えて「時間と体力が有り余っていた学生時代に将来有望な彼氏を作っておくんだった……」と後悔しています。

しかし、今さら後悔したって仕方がない。
現代の技術ではどう頑張っても学生時代にタイムスリップできないし、花ざかりの20代を全く恋をせず終えてしまうなんてもったいない。

彼氏を作りたいときに、まずすべきことは？

社会人の出会いと言えば、知人の紹介や婚活パーティー、合コンです。

学生時代のように、学祭の準備やサークル活動を通じて「あの人カッコイイ〜ちょっといい感じかも……」なんて自然と始まる恋なんてほとんどないのです、悲しいことに。

社会人の恋愛は、誰かを介して、自らがその場に足運び、自分のよさをプレゼンする必要があります。

紹介してくれる人だって、自分のメンツがあるんだからやっぱりいい女を自信満々に紹介したい。
婚活パーティーは結婚を視野に入れている人たちの集まりなんだから、できるだけスペックの高い女性を求めてる。合コンなんて言わずもがな戦場中の戦場。

そのためにも、まずは今の仕事を精一杯頑張りましょう。
仕事ができる、周りから慕われている女性のほうが、誰だって魅力的に感じるに決まってます。
そういう女性には、自ずと周りが素敵な男性を紹介してくれるし、どんな場でも自分のよさを出すことができます。

そして何より、体が慣れて体力がついてきます。
今はまだ、慣れない仕事に心も体も疲れているでしょう。

休みの日はお昼まで寝て、いつまでたっても布団から出られずに、スマホで「ジャニーズ事務所 闇」「AKB48 仲悪い」で検索しているうちに1日が終わっているかもしれません。

あなたが、仕事を一生懸命頑張って、休みの日には早起きして午前中のうちに布団を天日干しできるようになっているころには、現実と妄想の乖離が小さくなり、きっと素敵な男性に出会えているはずです。

次回の相談、お待ちしています。

お悩み相談室バックナンバー

相談はこちらから