パイオニアの意味や使い方を解説! 対義語はなに?

2018/10/16

ビジネス用語

「パイオニア」という言葉は一般的によく使われています。きっと、テレビを見ていて耳にしたり、会社情報などを閲覧していて目にしたりした覚えのある人も多いはず。パイオニアの意味とは? また使い方や対義語を解説します。

パイオニアの意味や使い方

パイオニアの意味とは

パイオニアとは、その分野の先駆けとなる人のことをいいます。
例えば、新しい形態の商売を始めた人はその業界のパイオニアと言えますし、海外にあるよい物をいち早く取り入れ日本で広めた人は、国内におけるパイオニアだと言えます。

パイオニアは英語です。英語表記では「pioneer」、日本語では先駆者、開拓者、と訳せます。

パイオニアの使い方・例文

パイオニアの使い方を例文でご紹介します。

・我が社は人材派遣のパイオニアです。
会社紹介などでよく見かける表現です。人材派遣を例にあげましたが、どんな業界にでも、商売としてそのシステムを生み出し、運用して軌道に乗せた最初の人や会社が存在するはずです。パイオニアは他に先だって道を切り開いたことを表しています。

・彼は日本におけるユーチューバー界のパイオニア的存在だ。
「パイオニア的」という表現もよく使われます。この人が最初に始めたわけではないけれど、流行のきっかけを作ったり、流行し始めの頃から第一線で活躍していたり、といった人に対して使われます。その業界を切り開いて人々を牽引する人、第一人者、という意味合いでの使い方です。

パイオニアの対義語

パイオニアの対になる言葉と、その意味をいくつかご紹介します。

・追随者(ついずいしゃ)
追随は後ろからついていくという意味です。パイオニアが切り開いた道をあとから追う人のことを指します。

・後進的(こうしんてき)
後進には、後ろ向きに進むという意味もありますが、先人のあとについて進むという意味もあるため、パイオニアの対義語だと言えます。

・エピゴーネン(Epigonen)
エピゴーネンはドイツ語で模倣者を意味します。特に芸術などクリエイティブな分野において使われる言葉で、先人の技術をそのまま真似してそっくりな作品を作るなど、個性に欠ける人のことをさします。例えばゴッホは近代絵画のパイオニアと言えますが、ゴッホの画法を真似た作品を描く人はエピゴーネンだと言えます。

まとめ

このように、パイオニアは新しい道や分野を切り開き、他者を先導する人を指します。
なかなか誰にでもなれるものではありませんが、従来の手法や考え方にとらわれず、新しいことに挑戦していく気持ちは常に持っていたいですね。

・執筆:ヤマシタ
ライター。学生時代に医療福祉や情報処理・経理について学ぶ。卒業後は銀行に就職し、のちに転職。転職先では採用・研修・労務管理等を務めたが転居をきっかけに退職を決め、ライターの道へ。フリーランスとして活動中。

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