【気になる】「汎用性」とは? 「汎用」の意味や使い方・凡庸との違いを解説

更新:2022/07/21

ビジネス用語

「汎用性(はんようせい)」という言葉、聞いたことはあるけれど使ったことがないという人もいるのではないでしょうか。

ビジネスシーンでは商品や製品の特徴について表現するのに「汎用(はんよう)」や「汎用性」といった言葉が使われることがあります。

「汎用」の意味をきちんと把握することで、社内の商品説明やお客様との折衝に役立つでしょう。

そこで今回の記事では、「汎用」「汎用性」という言葉の意味や使い方についてご紹介します。

「汎用」とよく間違われる「凡庸性(ぼんようせい)」との違いについても触れていますので、これまで「汎用性」を「ぼんようせい」と誤読・誤用していた方も違いを比較することで間違いを防止できますよ。

ぜひこの機会にチェックしてみてください!

「汎用」および「汎用性」の意味とは?


まず「汎用」という言葉は『広辞苑』では、以下のように説明されています。

はん-よう【汎用】 一つのものを広く諸種の方面に用いること。 『--コンピューター』 (『広辞苑 第六版』P.2328より引用)

上記を考慮すると、「汎用性」はさまざまな用途で使えるという意味の「汎用」に「性」がつくことにより「さまざまな用途で使える性質を持っている」という意味になることがわかります。

【例文あり】「汎用性」の使い方

「汎用性」は対象の「性質」を指しているので、「汎用性がある」「汎用性がない」というように「ある、なし」で、汎用性の性質が備わっているか・いないかを表現します。

  • 【例文】兵器については汎用性が重要ではない。単一目的でも達成できることが大事だ

また、汎用性が備わっているかどうかの程度は「高い、低い」で表すため「汎用性が高い」「汎用性が低い」という言い方をします。

具体的に以下に事例を示しましたので、参考にしてみてください。

「汎用性が高い」の意味

  • ・「いろんな用途に対応できる」性質が豊かであること
  • ・より多くの用途で使えること
  • ・多目的に使える、多用途

例文

  • ・新規開発の素材は汎用性が高くて、日用品にも応用できる
  • ・彼は汎用性が高い人だから、開発部から営業部に異動しても大丈夫だろう

「汎用性」は一般的に商品や製品に対して使うことが多く、特定の状態に限り人に対して使う言葉ではありません。

特定の状態とは、「彼は汎用性が高い」という言葉が該当します。

良く聞くことがあるという方もいるでしょう。

この場合は、「彼は汎用性が高い」=「どこに行っても対応できる」という意味として使われています。

「汎用性が低い」の意味

  • ・「いろんな用途に対応できる」性質が貧弱であること 
  • ・あまり多くの用途では使えないこと 
  • ・多目的に使えないこと

例文

  • ・営業部としては「汎用性が低い製品は売れない」という意見です

「汎用性」の類語・言い換え表現

汎用性と似た意味に言い換える場合の事例は、以下の通りです。 

このように「多目的に」「広範囲に」「万能性」といった言葉で言い換えて、「汎用性が高い」を使った場合と似た意味に言い換えられます。

また「汎用性が低い」ことを「用途が限られた」と表現することも可能です。

しかし「いろんな用途がある」「多目的に使える」といった意味を一語で表したい場合は「汎用性」という言葉が使えるため覚えておくと役立ちます。

【誤用多発!】汎用と凡庸の違い

「汎用(はんよう)」という言葉を調べていると、時々「凡庸(ぼんよう)」と読み間違えてしまったり、意味を混同してしまったりするという方も一定数いるでしょう。

似たよな字面と読みで混乱してしまいますよね。

「汎用」がひとつの用途だけではなく、さまざまなことに広く利用・応用できる性質です。

それに対し「凡庸」は特に目立った点がないという性質のことで、実は「汎用」と意味が異なります。

この機会に両者の違いをはっきり区別して、いざという時に恥をかかないように準備しましょう。

「凡庸」とは?

「凡庸」は前述の通り、特に目立った点がない性質を表します。辞書でも以下のように説明されています。

[名・形動]平凡でとりえのないこと。また、その人や、そのさま。「—な(の)人物」 [派生] ぼんようさ[名] 引用:辞典・百科事典の検索サービス - Weblio辞書 デジタル大辞泉

上記を踏まえると「私服としても使える凡庸性の高いスーツ」とした場合「私服としても使える平凡性の高いスーツ」となってしまい、意味も通じないことから誤用だと言えます。

正しくは「さまざまなことに広く利用できる(=私服としても使える)」の「汎用性」で、「私服としても使える汎用性の高いスーツ」が正しい表現です。

なぜ「凡庸」と「汎用」が間違われるのか

「凡庸」と汎用が間違われる理由として考えられることを列挙しました。

  • ・漢字が似ている
  • ・音の響きも似ている
  • ・「汎用性」を「ぼんようせい」と間違えて覚えている人が多い
  • ・インターネットで「凡庸性」と検索すると「汎用性」という言葉がヒットしてしまい、正しいと思ってしまう など

さまざまな理由が考えられますが「汎用性」と「凡庸性」では意味だけでなく使い方も異なることが、この記事で理解できたのではないでしょうか。

ぜひこの記事をご覧になった皆さんは、この機会にきちんと使い分け、恥をかかないようにしたいものです。

まとめ

今回の記事では「汎用性」の意味や使い方を例文付きでご紹介しました。

「汎用性がある」ということは広く使える特性があることを指し、「汎用性が高い」という場合は「より柔軟にいろんな用途に対応できる」「多目的に使える性質が豊かである」ことを表しています。

また、「凡庸性(ぼんようせい)」を「汎用性」と間違えて覚えている方も少なからず存在します。

「凡庸性」は平凡で目立った特徴がない性質のことを意味するため、「汎用性」と意味や使い方が異なることを覚えておかなければなりません。

ビジネスシーンでは製品の特性についての表現で使われることが多々あります。

この機会に「汎用性」だけでなく「凡庸性」との意味や使い方の違いをきちんと理解し、いざという時に正しく使えるようにしましょう! 

(柏ケミカル@dcp)

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