「コミットメント」「コミット」とは? 意味と使い方を紹介

2018/07/31

付き合い・人間関係

「コミットメント」「コミット」は、「かかわりあい」「委任」「責任を持った約束・公約・確約」「責任を持つ介入」「肩入れ」「言質」です。全体的に「責任」というニュアンスが強い言葉です。
CMなどにも使われ、頻繁に耳にするようになった「コミットメント」と「コミット」。今回はビジネスシーンでもよく使われる「コミットメント」「コミット」の意味と使い方について詳しく紹介します。

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よく聞くコミットの意味って? ビジネスシーンでの使い方と例文を紹介

よく耳にする「コミットメント」「コミット」の意味や使い方

・トランプ氏「日本の安全保障にコミット」、強硬姿勢封印
(『ロイター』2017年2月10日,記事タイトルより引用)

・トランプ米大統領、米国と同盟国の防衛に対するコミットメント再確認
(『ロイター』2017年9月3日,記事タイトルより引用)

という具合に「コミット」「コミットメント」という言葉はとてもよく使われます。特に政治・経済分野のニュース、記事などで多用される傾向にありますね。それぞれ英単語の「commit」「commitment」が基になっていますが、英語では次のような意味です。

commit
「委託する」「委ねる」「責任を引き受ける」「約束する」「関わり合いになる」といった意味の「動詞」です。

commitment
「委託」「委任」「言質(げんち)」「責任」「約束」といった意味の「名詞」です。

この2つの言葉はすっかり日本語化しているので『広辞苑』にも「コミット」「コミットメント」の項目があります。それぞれ次のように説明されています。

コミット【commit】

かかわりを持つこと。関係すること。「その件には――しない」
(『広辞苑 第六版』P.1055より引用)

コミットメント【commitment】

1.かかわりあい。関与。
2.誓約。公約。言質。「平和への――」
(引用元は同上)

このように日本語の「コミット」は、英語の「commit」の意味の中から「関わり合いになる」を取り出して使われており、「コミットメント」は英語の「commitment」の「言質」「約束」という意味を取り出して使われています。

「コミット」「コミットメント」を使うと日本語だとどんな文になる?

「コミット」を使って文を作ると下のようになります。

・A部長は、来期の営業部の予算編成にコミットしている。
・社長は今回のプロジェクトにコミットしないそうです。
・経営陣が社内のあらゆることにコミットするのは当然のことだ。

コミットメント・コミットは「関係している」「関与している」という言葉に置き換えることができます。

・A部長は、来期の営業部の予算編成に関係している。
・社長は今回のプロジェクトに関与しないそうです。
・経営陣が社内のあらゆることに関与するのは当然のことだ。

ただ、ビジネスシーンで「コミットメント」「コミット」を使う場合には、ただの「関係」だけではなく、お金や事の正否についての「責任」が絡んでいることが多いですね。「コミットする」「コミットメントしている」と言えば、単に関係があるだけではなく、予算などのお金、プロジェクトの成功などにも関係している、つまり責任についても免れないという意味を含みます。

ですので、逆に「コミットしない」と言えば「責任は取らないよ」ということです。

・社長は今回のプロジェクトにコミットしないそうです。

という例でいえば、この社長は「自分とは関係のないプロジェクトだ」と表明しているわけで、プロジェクトが失敗しても責任は取らないということですね。

・B社からの協力には感謝するが、先行きにはコミットメントできない。
・投資案件について社長のコミットメントが得られた。
・新製品の宣伝活動については、経営会議のコミットメントがあって初めて行われる。

「コミット」「コミットメント」は「約束」「承認」「確約」などの言葉に置き換えることが可能です。

・B社からの協力には感謝するが、先行きには約束できない。
・新製品の宣伝活動については、経営会議の承認があって初めて行われる。
・投資案件について社長の確約が得られた。

「コミットメント」「コミット」の場合は単なる約束ではなくそこには「責任」が絡んできます。「コミットメントをする」「コミットメントを与える」ことは、責任を負う「約束」「承認」「確約」でもあるのです。

ビジネスシーンで耳にする「コミットメントライン」とは?

金融業界では「コミットメントライン(commitment line)」という言葉があります。コミットメントラインは、銀行が顧客にお金を貸し出す(融資する)ときに使う契約のことで、「銀行融資枠」と呼ばれます。

簡単にいうと、「返済期間はこれだけで、金利はこれ、ここまでだったらお金を融資します」という条件をあらかじめ決めておくのです。この枠内であれば審査などの面倒な手続きなしでお金を借りることができます。審査のたびに面倒くさい書類を出さなくてもいい分、企業にとっては利用しやすい資金調達の手法といえるでしょう(ただし、通常の金利のほかに「コミットメントフィー」という手数料を取られます)。

まとめ

「コミットする」「コミットメント」は「関係する」「関与する」「約束する」といった意味です。責任の所在を明確にすることは、どんな事柄においても重要ですが、特に政治・経済分野では「誰が」「いくらの規模で」といった点が重要です。そのため、政治・経済分野のニュースでは「コミット」「コミットメント」という言葉が多用されています。意味と使い方を理解して、「コミット」「コミットメント」を使いこなしていきましょう。

(柏ケミカル@dcp)

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