「御中」の使い方と意味とは? 「様」「殿」「各位」との違いって?

2018/06/12

電話・メール

「御中」とは個人宛ではない郵便物を出すとき、その宛名の下に添える語言葉のことで、会社や部署などを宛先にする場合に使われます。「御中」のほかにも「様」「殿」「各位(かくい)」なども使われます。今回はこれらの言葉の正しい意味と使い方についてご紹介します。

「御中」の使い方と意味とは

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「御中」の意味と使い方

「御中」は、会社や部署などを宛先にする際に、宛名の後に付けて使い、敬う気持ちを表すものです。

たとえば、

●株式会社○○○○ 御中
●株式会社○○○○ △△事業部 御中

というように使います。宛先になる個人がわかっている場合には、「御中」は使いません。

●株式会社○○○○ 高橋一郎 様
●株式会社○○○○ △△事業部 高橋一郎 様

とし、「御中」と「様」を併用するのは避けましょう。

×株式会社○○○○ 御中 高橋一郎 様
×株式会社○○○○ △△事業部 御中 高橋一郎 様

御中は、その会社・その部署の誰が受け取ってもいい場合、またはその会社・部署に属する人の個人名がわからない場合に使う言葉ですので、上記のような宛名の書き方は誤りです。

電子メールの文面で「御中」を使うことがありますが、その使用法は郵便物での使い方に準じます。

「様」「殿」「各位」の意味と使い方

個人宛ての郵便物では、宛名に添えて「様」を用い、敬う気持ちを表しますよね。
宛名に添える語としては、他に「殿」「各位」といった語があり、『広辞苑』によればそれぞれの意味は以下のようになっています(『広辞苑 第六版』P.2027,P.495より引用)。

●殿(どの)
他人の氏名・官命の下に添えて敬意を表す語。「様」よりも敬意が軽く、また現在ではより公的な用語。(中略)「人事課長ーー」(後略)

●各位(かくい)
皆様がた。皆様。「会員ーー」▽多く改まった場や書面で用いる。

「との」は、ビジネスシーンで役職の下に添えることが多く、

高橋部長 殿
山田専務 殿

といった使い方がされます。「様よりも敬意が軽い」という広辞苑の説明どおり、現在ではビジネスシーンでも「様」のほうがよく使われますし、無難です。

ただし、

×高橋部長 様
×山田専務 様

は部長・専務などの役職は経緯の一種とされますので、二重敬語になるので間違いです。役職名を入れて宛先としたい場合には、

○開発部 部長 高橋一郎 様
○株式会社○○○○ 専務 山田太郎 様

と記載するといいでしょう。

また「殿」については、目上の者から目下の人に対して使う、といった説明がされることがあるため、そのため会社が発行する文書の宛先が「開発第二部 高橋一郎部長 殿」となったりするのです。

「各位」は、広辞苑の説明にあるとおり、そのグループに所属するみなさんを宛先にする際に使用します。たとえば、

○開発第二部 各位
○コーラス部 各位

このように記載します。「様」を付けたくなるかもしれませんが、

×開発第二部 各位様
×コーラス部 各位様

は間違いで、「各位」には敬う気持ちが入っていますので、「様」を付けると、これまた二重敬語になってしまうからです。


ビジネスシーンでは、郵便物の宛先を記載する際に添える語にも注意しなければなりません。間違った記載をすると、郵便物を受け取った相手に「勉強不足」などと思われてしまいますので、「様」を基本に用い、シチュエーションに応じて「御中」などをうまく使い分けてください。

(高橋モータース@dcp)

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