新社会人なら知っておきたい「厚生年金」とは? 国民年金との違い

更新:2017/06/09

税金・年金

■年金基金に支払うお金も「国民年金」「厚生年金」で違う


日本国民は全員、この公的年金制度に加入しなければなりません。そして月々年金保険料を納付しなければならないのです。この納付の仕方も「国民年金」と「厚生年金」では異なっています。

●「国民年金」の納付:保険料額は「1万6,260円」と定額。
 ※この金額は平成28年度(平成28年4月~平成29年3月)のものです。
●「厚生年金」の納付:納付金額は月ごとの給料に対して定率(18.182%/基金によって2.4-5.0%の免除保険料率あり)。納付金額は個人で違う。

厚生年金は上記のとおり、国民年金を含み、追加分もありますので、納付金額は国民年金よりも高いですが、「労使折半」しますので会社(事業主)が金額の半分を負担します。また、給料から天引きされますので、サラリーマンの場合には「厚生年金を支払わないでおこう」なんてことができません。

新社会人のみなさんは自分の給与明細をよく見てください。「厚生年金」という天引き項目があるはずです。「たくさん引かれているなぁ」と思うかもしれませんが、同額を会社が負担していますので、実際にはその倍額を支払っているのです。

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