コモディティはもともと経済学用語で、昔からよく使われてきた言葉です。しかし、最近では多種多様な商品・サービスが展開される中で、注目される機会がますます増えてきました。そんな「コモディティ」について、正しい意味と使い方を例文つきで解説します。
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コモディティは、ある一定の商品カテゴリーの中で、機能や品質による差異が減少し、商品価値が普遍化、汎用化されることを指します。また、そのように市場が変化していくことを「コモディティ化」とも呼びます。たとえば、A社の商品とB社の商品の性能が類似している場合、顧客がどちらの商品を購買するかは、その日の販売価格や近くのスーパーにあるか否かのみで判断するようになります。このままコモディティ化が加速すると、価格競争が激化し、正常なマーケティングが行われない可能性も出ます。どの企業のものを購入してもそれなりに満足できるのは、ユーザーにとってありがたいことですが、急速なコモディティ化を避けるためにブランド力や性能に個性を持たせることも重要な経営活動の一つであると言えます。
コモディティは次第に商品の購買市場が変化していき、成熟したさまを指すことが多い用語です。もともと高価であったにもかかわらず、低価格化が行われた商品・市場を指してコモディティと表現することもあります。もともとは先物取引の世界で基準の取引商品となる農産物(トウモロコシ)や石油などを指す言葉でしたが、単に「コモディティ化」といった場合には、この「商品」という意味のコモディティと区別しましょう。
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