「アライアンス」は、業務提携という意味で使われることが多い言葉です。
アライアンスという単語が会話内に出てきたとき、業務提携の種類や業界内の企業間の関係などに詳しくないと雑談レベルの会話でもついていけないことがあります。
ここでは、「アライアンス」の使い方や業務提携の種類、例文などを交えてご紹介します。
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「アライアンス」(alliance)とは、もともとの意味は英語で「同盟」や「縁組み」を意味しています。
カタカナ語としてビジネスシーンで使用される場合は、異なる立場にある企業同士が利益を生み出すために協力し合う体制や経営スタイルのことを指します。
日本語の「提携」や「連合」をイメージすると意味がつかみやすいのでしょう。
「アライアンス」は、企業間の資本関係の有無や提携の形式に関わらずに使用することができる言葉です。
何気ない会話の中に「アライアンス」という単語が出てきたとしても具体的な形態まではよくわからないこともよくあります。
また、「アライアンス」に失敗したことを「ミスアライアンス」と呼びますが、「ミスアライアンス」の本来の意味は「不釣り合いな結婚」のことです。身の丈の合わない者同士の結びつきは破綻しやすいという意味だと考えられますね。
単に「アライアンス」とだけ使われた場合、それがどの程度の提携になっているのかがわかりません。
会話の中で具体的に聞くことができればいいのですが、そうではない場合は改めて話題になった企業に調べるしかありません。
「アライアンス」が意味する業務提携・資本提携の代表的なものに、以下のようなものがあります。
生産提携は、生産ラインの一部を提携先の企業にお任せする提携です。化粧品や医薬品などの製造委託などがあります。
販売提携は、提携先の販売手段を使って商品やサービスを販売する提携です。フランチャイズが有名です。
などがあります。
技術提携は、提携先の会社が持っている特許などのライセンスや技術を自社製品の開発や製造・販売に利用する提携です。
などがあります。
業務提携というと上で紹介したものが一般的ですが、会話の文脈の中で「アライアンス」が
を意味していることも多くあります。
「アライアンス」は、「細かい意味はどうでもよく、とにかく企業間で何かしらの提携があった」の意味で使われることも多いです。
ビジネス用語として会話の中に登場する際には「アライアンスを組む」「アライアンスを結んだ」というように使用されます。
「アライアンス」はビジネス用語としてだけでなく、ビジネス戦略に用いられることもある言葉です。
競合企業と協力的な体制をとることで互いのメリットを深めるための提携のことを「ストラテジックアライアンス」と呼び、戦略的な同盟を結ぶことを意味します。
提携を結んだ企業同士を表すグループ名として「アライアンス」が使用されることもあります。
例えば、航空業界ではマイレージの共通化やスムーズな乗り継ぎを目指して他企業同士が連携することを目的とした「スターアライアンス」などがあります。
経営戦略を練る場面で使われることを想定した例文です。「アライアンス」を上手に成功させれば、前向きな未来が見えてくる可能性があります。
しかし、「アライアンス」は企業の立ち位置次第で風向きが変わる恐れもある経営戦略です。ビジネスシーンで使用するときには慎重に用いたいですね。
「アライアンス」は「提携」と、いう日本語に置き換えて使うことが可能なため、使いやすいビジネス用語の1つだといえます。
「アライアンス」の意味や用法がわかれば、新しい経営戦略に踏み出すきっかけや、苦境を乗り越える道が開けるかもしれませんね。
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