「アフィリエイト」という言葉を聞いて「インターネットで何かすることでしょう?」ということはわかっていても、具体的なことまではよくわからないという人は多いかもしれませんね。
そこで今回は「アフィリエイト」の意味や仕組み、メリットデメリットなどを分かりやすく解説。例文もご紹介しますので、この機会に使い方もマスターしておきましょう。
▼目次
1.アフィリエイトの意味とは
2.アフィリエイトの仕組み
3.アフィリエイトのメリットデメリット
4.アフィリエイトのビジネスでの使い方
5.アフィリエイトの例文
6.まとめ
アフィリエイトとは、「成果報酬型広告」とも呼ばれるインターネット上の広告手法の1つ。「アフィリエイト広告」という名称で呼ばれることもあります。
インターネット広告は、紙媒体の広告とは異なり、広告をクリック(タップ)することができますよね。このとき「広告をクリックしたら◯円」「広告をクリックして申し込みに至ったら◯円」といった具合に成果報酬型となっているのが特徴です。
アフィリエイトは、自社の製品をインターネット上で幅広く宣伝したい、認知度を高めたいと考える企業に採用されている広告手法です。
アフィリエイトには、広告を出したい「企業」と、アフィリエイトサービスを提供する「ASP」そして広告を実際に掲載する「アフィリエイター」の3つの立場が存在します。
※ASP:アフィリエイト・サービス・プロバイダ
この3者の関係は下図のとおりです。
ブログやSNSを見たユーザーは、興味のある広告やバナーをクリックすると、企業のwebページにリンクして飛ぶことができ、興味のある商品・サービスを詳しく見ることができます。
報酬の方は1クリックあたり何円と決まっているものもあれば、広告やバナーをクリック後に「資料請求」や「購入」「会員登録」などが成立した段階で発生するケースもあります。
アフィリエイトは、ブログ・webメディア・SNSなどから広告報酬を得ることができるため、副業として取り組んでいる人も多くいます。アフィリエイトに興味がある方は、あらかじめメリットとデメリットを理解した上で始めるようにしましょう。
アフィリエイトと聞くと難しく感じるかもしれませんが、基本的なパソコンスキルさえあれば始められます。文章を入力したり、コピー&ペーストをしたりといった基本的なところですね。
もちろん発展的スキルも必要となってきますが、最初から特別なスキルは不要です。
また、元手がほとんどかからないのもメリットの1つ。無料ブログサービスやSNSといった無料ツールを使うことで、ほとんどノーリスクで始めることができます。
ただし、もう少し本格的なwebサイトを運営する場合には、サーバー代などかかってきますのでご注意ください。
アフィリエイトは一部の特別な人を除き、たいてい結果が出るまでに数ヶ月以上の時間がかかります。
そして結果が出始めたとしても報酬額が少額にとどまり、時給のアルバイトの方がよっぽど稼げる、といったケースが多いものです。
また、文章を考えたり過去の記事を見直したりと意外に手間がかかるため、本業が忙しいと続けにくい面も。
結果が出なくても諦めずに工夫を重ねながら、時間を確保して忍耐強く継続していくことが何よりも大切だと言えるでしょう。
それから一般ユーザー側から見たデメリットとして、一見ブログ主の純粋な感想に見えたものの、実はアフィリエイト広告に誘導するための記事だったということが起こり得ます。
このように、広告宣伝であることを気づかれないように発信することをステルスマーケティング(ステマ)といいます。
最近では一般ユーザー(消費者)保護の観点から、ステマを規制する法令が整備されてきており、コンテンツの中に「PR」などの文言を入れるルールが出来ています。
アフィリエイトは、広告を出す企業側からすると、インターネット上で効果的に商品やサービスを宣伝したいときに活用されます。その場合は「アフィリエイトを活用する」「アフィリエイト広告を出す」のように使います。
そして、広告を掲載するアフィリエイターの側からすると、インターネットビジネスとして個人で収入を得られるようになるためにアフィリエイトに取り組みます。
その場合は「アフィリエイトをやる」「アフィリエイトに取り組む」のように表現します。
アフィリエイトを実際にやる場合の基本的な流れは、まず自分のブログを開設していくつか記事を書き、ASPに登録してブログ内に広告を貼り付けていくことになります。
とはいえ、デメリットのところで触れたようにアフィリエイトで大きく稼ぐのは簡単ではなく、実際に大きく成功できるのは一握りだとされています。
一例として、アフィリエイトで稼ぐためには
などの対策で、コンテンツの質を上げていくことが不可欠となるでしょう。
アフィリエイトという言葉を使った例文を「企業側」と「アフィリエイター側」に分けてご紹介します。
企業側は、インターネットマーケティングの一環としてアフィリエイトを活用することになります。会員登録のほか、資料請求や無料相談の申し込み、あるいは商品の購入などさまざまな成果をアフィリエイトに求めています。
もちろん、アフィリエイトで思うように広告効果が出ない場合には、別の新しい取り組みについて検討することになるでしょう。
こちらは、アフィリエイター側が使うことを想定した例文です。アフィリエイターは、お小遣い稼ぎや収入増を目的に副業としてやっている場合が多いです。
「アフィリエイト」という言葉の意味を理解していなかったとしても、企業のサイトや個人ブログなどから、広告バナーをクリックして実際に商品を購入したことがあるという人は多いかもしれませんね。
アフィリエイトは楽天・amazonでも活用されており、他にもたくさんの企業が採用している広告手法です。私たちの身近にある広告のしくみなので、この機会にしっかりと意味をマスターしておきましょう。
(マイナビ学生の窓口編集部)
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