例文つき!インセンティブとは?ビジネスでの意味・使い方・類義語

更新:2023/07/12

ビジネス用語

インセンティブとは

さまざまなシーンで耳にするビジネス用語「インセンティブ」。なんとなく使ってしまっていませんか?意味を勘違いして使っていた…!なんてことがないように、「インセンティブ」のビジネスシーンにおける意味や使い方を例文つきでご紹介します。

「インセンティブ」の意味とは

「インセンティブ」とは、「その人のやる気や意欲を引き出すために、外部から与えられる刺激」を指します。英単語の「incentive」からきていて、「刺激」や「動機」を意味する言葉です。

たとえば、部下に営業の目標を達成させるために、成績に応じて会社が用意する報奨金やボーナスがインセンティブ(動機付け)にあたります。報酬やボーナスそのものや、引き出される意欲のことをインセンティブと表現する場合もあります。

インセンティブのビジネスにおける使い方

インセンティブの意味がわかったところで、どのように使われる言葉なのかを見ていきましょう。インセンティブは主に給与や報酬といった文脈で使われることが多いですが、マーケティング分野でも使われることがあります。

給与や報酬におけるインセンティブ

給与が固定制ではなく、成果によって報奨金がプラスされる出来高制度を取り入れている企業があり、「インセンティブ制度」と呼んだりします。

報酬もまた同じで、業績に応じて得られるプラスの報酬のことをインセンティブと呼びます。「インセンティブが大きい」「インセンティブ次第では〜」といった具合で使われます。

マーケティングにおけるインセンティブ

マーケティング分野では、消費者に「購入したい!」と思ってもらえるような動機付けを「インセンティブ」と呼びます。たとえばサンプル品を配布したり、LINEスタンプやクーポンをプレゼントしたりといったことです。

また、こうした消費者向けインセンティブのほか、BtoB(企業対企業)のインセンティブも。たとえばメーカーは販売店にたくさん売ってもらいたいので、大量仕入れに応じた割引をしたり、報奨金を支給したりすることがあります。

使い方は「インセンティブがつく・つかない」「インセンティブ1割」といった具合です。

このように、刺激を与える側にはたいてい「売上や業績を上げたい」という目的があり、刺激を与えられる側は向上心や意欲が生まれやすくなる、それがインセンティブなのです。

インセンティブの例文

インセンティブの例文

インセンティブは、実際にはどんなシチュエーションで使われているのでしょうか? 具体例がわかる例文を見ていきましょう。

求人広告での例文

・「固定給に加えて、毎月の営業実績に応じたインセンティブを支給します」

・「成果はインセンティブによって還元されます」

このように、頑張れば頑張るほど報酬が上がるということを明記する場合に使用することがあります。

社内での会話を想定した例文

社員A「最近、なんだか社内の活気がないですねぇ」

社員B「社員たちの意欲を高めるために、10月にインセンティブ旅行を計画しよう」

意欲を高めるための刺激として「インセンティブ」が使用されている例です。インセンティブは報奨金のような金銭的なものに限らず、旅行なども当てはまるということです。

インセンティブの類義語

インセンティブと意味が似ている類義語をご紹介します。

●報奨金

給与に関連する場合、報奨金と言い換えができるケースが多いです。給与のうち「成績によってアップダウンする部分」というニュアンスです。

●販売奨励金

こちらはBtoB(企業対企業)で言い換えしやすい言葉。実績に応じて特別に支給されるものです。

●モチベーション

モチベーションも意味が似ていますが、気を付けておきたい言葉。モチベーションは、自発的な動機付けを意味しています。一方、インセンティブは外部からの動機付け。「動機付け」という意味では同じですが、内的↔︎外的という違いがあるので注意しましょう。

そのほか、インセンティブの類義語には「見返り」「動機付け」「出来高報酬」なども挙げられるでしょう。

まとめ

今回はビジネス用語「インセンティブ」の意味と使い方についてご紹介しました。

インセンティブとは「意欲を引き出すための刺激」「動機付け」という意味をもつ言葉です。

スマホ1つでたくさんの情報を得られる昨今では、LINEスタンプ・デジタルクーポン・ポイントなど消費者向けインセンティブが盛り沢山。かえって迷ってしまうかもしれませんね。

給与や報酬におけるインセンティブは、「頑張れば頑張るほどたくさんもらえる」という側面がある一方で「成果を出せないと収入が不安定になる」という面もあることは押さえておきたいところです。

インセンティブという言葉は、ビジネスシーンでは営業職でよく使われます。営業関連の仕事についている、あるいは検討しているという方は、インセンティブの意味を正しく理解できるようにしておきましょう!

文・マイナビ学生の窓口編集部

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