係長や課長などの管理職といえば40代のポジションと考えてしまいがちですが、20代で就任する社員ももちろんいます。現在では管理職への昇進のスピードは早くなっていると考えられており、実際に「昇進・昇格、降格に関する実態調査」で行われたアンケートでも2割以上の企業が「早くなっている」と回答しています。昇進が早まった理由としては、社内の若返りを図るため若手を積極的に採用した、成果主義・能力主義が浸透したなどの理由があるようです。
昇進するスピードは能力や勤務年数だけでなく、会社や業種によっても異なります。例えば大企業と中小企業でも違いがあります。一般的に言われていることは中小企業やベンチャー企業のほうが昇進のスピードが早く、大企業と比べると管理職の年齢は低い傾向があると言うことです。10歳程度の差があるとも一部では言われており、早く管理職になりたい人は中小企業がおすすめなのかもしれません。また業種で例えるならば、IT系の職場は特に若い人材が多く、若くして昇進する人も多いと言われています。
係長や課長といった管理職の平均年齢や、昇進スピードの指標となる勤続年数を調べてみました。責任が増し、給料も上がり部下を持って働きがいがある管理職。しかし今の若者は「管理職に就きたくない」と考える人が増えていると言われています。理由としては責任が大きくなる割に給料が増えない、といった不満があるそうです。しかし責任が増えた分、仕事への熱意があふれ、何よりも自分を成長させます。せっかく企業に就職して働くならば、管理職に昇級することを目指してやりがいを感じながら働きたいですね。
文・学生の窓口編集部
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