デキる人は使ってる?好印象を与えるヒミツのマナー

2016/04/15

対人マナー

仕事ができる人は、単純にスキルや能力がある以外にも、実践しているヒミツのマナーがあります。今回はその人たちに共通するものをご紹介。上司や先輩から良い印象を覚えてもらうためにも、ぜひ実際に取り入れてみてください。


■挨拶と笑顔は基本

まず、基本となるのは挨拶や笑顔です。これは社会人としてのマナーでもあります。出社したときには「おはようございます」、廊下ですれ違う際は「お疲れ様です」、そして帰る際には「お先に失礼します」などと元気よく挨拶しましょう。

新人の頃は、覚えることが多く、ミスをして落ち込むこともあるでしょう。しかし、そんなときに暗い顔をしていると、先輩や上司から気を遣わせてしまいます。反省することは大切ですが、後悔して引きずることはよくありません。そういうときこそ笑顔を忘れないようにしましょう。

入社したての頃は、社内の人間に顔を覚えてもらう必要があります。周囲に明るい印象を与えることができれば、「今年の新人は期待できる」と頼もしく思ってもらえるはずです。


■声のトーンに気を付ける

挨拶をする際に、同じ「おはようございます」でも、声のトーンが違えば印象は大きく変わってきます。明るい声だと、爽やかな気持ちで一日の始まりを迎えることができ、良い気分で仕事に取り組むことができます。逆に、暗い声だと、朝からどんよりした重たい雰囲気が伝わってきてしまいます。

声のトーンが特に重要視されるのは、電話対応中においてです。電話中には、相手はその人の声でしか情報が得られません。商談の話をする際や、お客さまに対してご案内をする際は、できるだけ明るいトーンで話しかければ、相手にも安心してもらえるでしょう。

社外へ電話する際は、電話口で話している人の印象で会社の雰囲気まで推し量られることになります。自分が会社の顔になっているという意識で、責任感を持って電話対応することが大切です。

また、電話の際は会話の速度にも気を配りましょう。できるだけゆっくりと会話をすること。早口で話されて相手が理解できていなかったら、あまり意味がありません。相手はその声だけを頼りに情報を受け取るので、相手がきちんとイメージできているかを確認しながら、丁寧にゆっくりと話すように心がけましょう。


■正しい敬語を使う

社会人のマナーとして、適切な言葉遣いができるかどうかも大切です。

その上でしっかりとマスターしたいのが敬語の使い方。よくやってしまいがちなミスが尊敬語と謙譲語を誤って混同してしまうことです。例えば、「いらっしゃる」と「参る」という表現。相手がこちらに来る場合は「いらっしゃる」、自分が相手のもとへ伺う際は「参る」です。また、社内で上司や先輩へ呼びかける際は「○○さん」というように「さん」付けしますが、外部の者に対して自社の人間として紹介する際は呼び捨てで話します。なかなか大人になってからは敬語について習うことがないので、適切な言葉が使えるように勉強しておきましょう。


■スムーズな名刺交換

社外の人間に会う際は、第一印象によって相手が受けるイメージも大きく変わります。清潔感がある身だしなみを心がけましょう。会う前に鏡で自分の服装や髪型をチェックして、きちんと整えてから臨みます。

名刺交換をする際は、すぐに名刺を差し出せるように、手にとりやすいところに持っておきます。ここでモタモタしてしまうと、ファーストコンタクトで損をするので、注意が必要です。名刺を渡す際には、相手が読めるように向けて差し出すこと。両手で相手の目を見ながら、丁寧に渡しましょう。


■早めに出社する

特に新人の頃は、会社に誰よりも早く出社すると周囲から好まれます。皆が出社してくるのを迎えるような形で、先輩や同僚の顔が見えたら明るく「おはようございます」の挨拶を行いましょう。

始業前の時間は、オフィスを整理しつつ、すぐに仕事に取り組みだせるようにしっかりと準備しておきます。また、業務内容を復習しておけば、これまでの反省点を改善することができます。

また、出社時だけでなく、昼休み時間も午後の業務が始まる前に余裕を持って帰っておくようにしましょう。後輩のがんばっている姿勢があれば、社内にも活気が生まれ、会社全体の業績アップにも繋がるかもしれません。

まずは社会人として当たり前の挨拶や笑顔は基本にしましょう。次に声のトーンにも気を付けて、第一印象で損をしないように心がけます。適切な言葉遣いをマスターし、誰よりも早く出社する姿勢を見せれば、好印象につながります。



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