「お久しぶりです」と「ご無沙汰しております」の違いは? 久しぶりに会うときのビジネスマナー

2022/02/27

対人マナー



しばらく会っていなかった人と再会したときに交わすあいさつに使う、「お久しぶりです」や「ご無沙汰しています」は似たような意味の言葉です。

しかし、ビジネスシーンでは「ご無沙汰」と「久しぶり」は相手への敬意や丁寧さの程度で使い分けた方が無難です。

ほんの少しのニュアンスの違いではあるのですが、相手によっては「失礼」と思われてしまう可能性があるからです。

「お久しぶりです」と「ご無沙汰しております」の違いと使い分けについて紹介します。

「お久しぶりです」と「ご無沙汰しております」の違いとは

「お久しぶり」は、一般的に同等程度の人に向けて使います。

これを「お久しぶりです」にすれば、目上の人に使っても大丈夫ですが、「お久しぶりです」よりは「ご無沙汰しております」の方がより丁寧になります。

目上の人に「お久しぶりです」を使用したとき「失礼な言い方だよ」と注意される人もいますので、

  • ・お久しぶり/お久しぶりです:同等程度の人向け、カジュアル
  • ・ご無沙汰しております:目上の人向け、ビジネス向け

と使い分けるといいでしょう。

特にビジネスシーンでは「ご無沙汰しております」の方が好まれます。目上の人に対しては、「ご無沙汰しております」を使うようにしましょう。

「お久しぶりでございます」は敬語として目上の人に使ってもいい?

先輩や目上の人に対して「お久しぶりでございます」と使うこともあります。

しかし、「ご無沙汰しております」の方が、より丁寧で敬う気持ちを表す言葉です。「久しぶり」を丁寧に表現した言葉が「ご無沙汰」だと覚えましょう。

「お久しぶり」の意味とは

「お久しぶり」は「前回会ってから長い時間が経ってしまいましたね」という意味です。

実際に会うのは久しぶりながら、メールなどで連絡を取っていた場合は「お久しぶりです」を使います。

「お久しぶりです」はお詫びというより喜びのニュアンス

「お久しぶりです」はお詫びをするというわけではなく、会えてうれしいという気持ちを表しています。電話で実際に声が聞けてうれしいという意味で、「お久しぶりです」を使うのが一般的です。

「お久しぶり」の使い方

「お久しぶり」はこんなときに使います。

例えば、電話では何度か話をしていたけれど直接会うのは数年ぶりという場合は、「お久しぶりです」が正しいあいさつです。

また、メールで連絡は取っていたけど電話で実際に話をするのは久しぶりだという場合も、「お久しぶりです」が使えます。

「お久しぶりです」の例文

「お久しぶりです」の例文は以下のようになります。

  • ・お久しぶりです。先日の会合以来ですね。お元気でしたか。
  • ・お久しぶりでございます。先日は大変お世話になりました。その後プロジェクトの様子はどうですか。
  • ・久しぶり!先月、街で偶然会って以来だね。その後どう?

カジュアルなシーンでも使えるため、友達同士でしばらく会っていなかったときに、「お久しぶり」と声をかけるときや、クラブやサークルなどの同僚や後輩に向けても問題なく使えます。

「ご無沙汰」の意味とは

「ご無沙汰」の「沙汰」は、「便り、知らせ」という意味があります。つまり、「ご無沙汰」は便りがない、知らせがないという意味です。

「ご無沙汰しております」はお詫びの気持ち

「ご無沙汰しております」を使うときは、長く相手を訪ねることがなかったとき、長い間便りを出していないようなときなどです。そのことを申し訳なく思い、詫びる気持ちを表すあいさつとして使います。

「ご無沙汰」と「ご」を付けることで相手に対して敬いの気持ちを表し、「おります」という謙譲語で自分を下げて相手を敬っている表現です。

「ご無沙汰しております」は、ビジネスシーンで問題なく使える敬語と言えるでしょう。

「ご無沙汰しております」の使い方

「ご無沙汰」は「久しぶり」より相手に敬意を払った言い方です。では、どれくらい久しい相手であれば「ご無沙汰」と言えるのでしょうか。これは、個人の感覚によって異なります。

一般的には、2~3ヶ月以上会っていない場合に「ご無沙汰」や「久しぶり」を使います。

また「ご無沙汰」には詫びる意味が含まれています。そのため、お世話になった方へ連絡が途絶えていたときなどには、「ご無沙汰しております」とあいさつするとよいでしょう。

メール・手紙でも使える「ご無沙汰しております」の例文

「ご無沙汰しております」の例文は以下のようになります。

  • ・ご無沙汰しており申し訳ございません。
  • ・長い間ご無沙汰しており、失礼いたしました。
  • ・すっかりご無沙汰いたしまして申し訳ありません。
  • ・ご無沙汰しております。いかがお過ごしでしょうか。
  • ・ご無沙汰しております。お元気でいらっしゃいますか。

例にあげた「ご無沙汰しております。いかがお過ごしでしょうか」は、二重敬語にならないため、これはこのまま使って構いません。

謝罪の意味もある「ご無沙汰」は、ビジネスでもさまざまなシーンで使える便利な挨拶です。使いこなすことで、ビジネスシーンでの会話もスムーズになるでしょう。

「お久しぶりです」「ご無沙汰しております」はほとんど同じ意味だけど使い分けが必要

「お久しぶりです」と「ご無沙汰しております」をそれぞれ説明してきました。この2つはほとんど同じ意味ではありますが、相手によって使い分けなければなりません。

「ご無沙汰しております」は「お久しぶりです」より丁寧な言い方になり、目上の方に使うことで敬意を表すことができます。言葉のあいさつとしてだけでなく、詫びる思いなどの気持ちも表現できる便利な言い方です。

「ご無沙汰しております」は会ったときのあいさつとしてだけではなく、電話やメール、手紙などでも使えます。

「ご無沙汰しております」より気軽に使えるのが「お久しぶりです」です。これは上下関係を気にせず使えるあいさつなので、ビジネスシーン以外でも使って大丈夫ですよ。

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