ベテラン経理担当に聞く! 「意外と知らない電卓の機能」

更新:2017/06/20

社会人ライフ

電卓をよく見ると、「GT」、「M+」、「CE」などのキーがありますが、実は使ったことがない……。たまに押してみると画面上に見知らぬ記号が出てきて、もうなにがなんだかさっぱり分かりません! (でも知ってたらかっこいいんだろうなぁ)

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今回のちょいたつ(ちょい達人の略)は、「両手を使っての電卓計算は朝飯前。電卓って、ある程度まで極めるとものすごくクセになるんですよ」と話す、経理担当歴9年・豊洲さん(仮名)。意外と知られていない電卓機能について教えてもらいます!

■クリアキーの使い分け

「まずは、クリアの使い分けから覚えていきましょう。クリアキーを使い分けられるようになると、作業が思いのほかスピーディーになります」

「C」
「計算式を間違えたり、表示されている数字を0に戻したいときは『C』を使います」

「AC」
「数字だけではなく、入力した設定ごと消去してくれるキーです」

「CE」
「入力を一つ前に戻すキーです。PCでいうBack Space(バックスペース)みたいなものですね」

■M+(メモリープラス)でメモリー

例えば、

(20×3)+(30×3)=150

のような計算式を電卓で行う場合に便利なのが『M+』。

1.まず、20×3の後に「M+」を押すと、左上に「M」の表示が出て、60と出ます。これは、「今、60が計算機に記憶(メモリー)されました」ということです。

2.次に、30×3を押して「M+」を押すと、90と表示されます。

3.最後に、記憶された数字「60」と「90」を合わせる「MR」を押すと、「150」と表示されます。

(押す順番)

[20]→[×]→[3]→[M+]→[30]→[×]→[3]→[M+]→[MR]

「つまり、「M+」でメモリーして、「MR」(メモリーリコール)でカムバックするってことですね。「M−」(メモリーマイナス)はこの逆で、入力した数字を引いていくことになります」

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