手元にあればつい使ってしまうもの、それがお金です。なければ使わない(使えない)のに、あるから使ってしまう、魔物のような存在のお金に、怖さを感じたことがある人もいるのではないでしょうか? 社会人の男女に、お金の使用について聞いてみました。
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はい 30.4%
いいえ 69.6%
およそ3割の人がお金を使うことを怖いと感じたことがあるようです。その理由を見てみましょう。
■使えばなくなる、当たり前のことが怖い
・給料日前で残高がほとんどなかったので(女性/28歳/営業職)
・貯金額が目減りするのがこわいから(女性/32歳/事務系専門職)
こういう事態に見舞われると、金のなる木がほしいなぁと本気で思ってしまいます。出ていくときは出ていく、貯まるときは貯まるのがお金ですが、理屈で怖さは回避できません。
■手元になくても契約できることの恐怖
・賃貸契約のときはやっぱり少し......不安だった(女性/28歳/その他)
・家を買ったときは、凄い借金の額と、返済計画で、最初は利子しか払っていない状態に、恐怖を感じたことがある(男性/54歳/技術職)
大きな買い物をするときは、将来の収入からお金を前借りすることになるので、このような恐怖が襲ってきます。どうにかなるさ! と楽観的ではいられなくなる瞬間です。
■使ってしまう自分が怖い
・無駄遣いが漠然と怖い。その積み重ねで、必要なことに対する資金が足りなくなったらと思うと小さな出費もできるだけしたくない(女性/31歳/事務系専門職)
・結婚式の準備で、通常の感覚からずれた単位のお金がパカパカ動くので(女性/29歳/事務系専門職)
使いたくないのに使ってしまうというジレンマと戦うときもあります。怖さを感じながらも、ドレス1点では足りない! などと思ってしまうご祝儀相場に、金銭感覚はブレまくりです。
■将来を考えると怖い
・保険の見直しをしたときに、保険の営業の方に今後必要なお金を算出してもらったら果てしなかった。このまま何も考えず生活をしていていいのかかなり不安になった(女性/29歳/秘書・アシスタント職)
・将来に不安があるから(男性/38歳/技術職)
社会保障が充実している国の国民ほど、貯蓄額が少ないというデータもあります。漠然とした将来の不安はお金を使う恐怖を感じさせる一因になります。
お金はためておけば安心という考え方と、使うか使わないかわからない貯金をするよりも今を楽しむほうがいいという考え方があります。どちらが正しいというわけではありませんが、安心はどうやらお金では買えないもののようです。
調査期間:2015/4月(フレッシャーズ調べ)
調査対象:社会人男女
有効回答件数:362件
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