「彼氏ができた」→「不倫」、「痴漢された」→「痴漢した」に。事実が回り回ってまったく違う話になった経験

人から人へ話が伝わるときに、なんの悪気がなくても、少し言葉が足りなかったり、ニュアンスがあいまいだったりすると、それがまた別の人に話されたときにはだいぶん違う話に......。そんな、伝言ゲームみたいなことになってしまった話が自分の元へ戻ってきたときに「全然違うよ！」ってツッコみたくなってしまった経験、ありませんか？　今回はそんな、話したことが全く違う話になってしまった経験について聞いてみました。

■エスカレート系

・交通事故を目撃した話をしたら、次の日に交通事故にあって入院したことになっていた（男性／42歳／自動車関連）

見ただけなのに、事故にあったことになるなんて......！

・学生のころ、私が体調不良で体育を休んでいたら、心臓病で死にそうだという話になっていた（女性／35歳／機械・精密機器）

ただの体調不良なのに、「死にそう」だと思われるなんて、怖っ！

・タイツでランニングしていたが、全身タイツになっていた（女性／30歳／団体・公益法人・官公庁）

タイツをはいてランニングするのと、全身タイツでランニングするのは全然違います（笑）！

・友人に結婚したいと言っていたら、なぜか周りには結婚するという話で伝わっていた。(男性／26歳／電機)

「したい」と「する」では全然違うのに、そう伝わってしまうもんなんですね〜。

・「新入社員が部長にカミナリを落とされ、ムカついて部長を殴った」と言われていたが、実際には部長が去った後、壁をパンチしただけだった（男性／27歳／自動車関連）

暴力的な新入社員じゃなくてよかったです（笑）！

■そんなには違わない......？系

・転職してきた人の前の仕事内容が、テレビのリモコン動作確認、だったのに、リモコンの電池ケースの補修、みたいな内容になって広まっていたこと（男性／36歳／機械・精密機器）

細かい違いですね（笑）。まぁまぁ、そう思ってくれてもいいかな......と思える程度？

・前橋の工場に勤務していた頃、桐生の看護師の彼女と付き合っていたという話が、伝わっていくうちに前橋の看護師と付き合っていたという話になっていた（男性／49歳／自動車関連）

う〜ん、まぁ、どっちでもいい......ですかね（笑）。

■その他

・友人に彼氏ができたと聞いたが、いつの間にか不倫していることになっていた（女性／23歳／その他）

おめでたい話が、おめでたくない話に！

・子どもが風邪をひいたというのが、オヤジが糖尿病で死にそうになっていたこと（笑）。（男性／37歳／印刷・紙パルプ）

子どもがオヤジに、風邪が糖尿病に......。何一つ合ってません（笑）！

・友人が芸能人と知り合いだと話したら私が親しい芸能人がいるみたいになっていた（女性／28歳／情報・IT）

ああ、でも、この手のカン違いってよくありますよね〜。

・学生時代、先生が結婚したから贈り物をしようと決まったが、なぜか最後に知った人には退職することになったと伝わっていた（男性／35歳／情報・IT）

結婚しただけなのに「退職するんですね」と言われたら、本人はちょっと複雑でしょうね（笑）。

・寿退社する人の旦那が「外国人のお医者さんで、海外を転々としている」が「国境なき医師団で危ない地域に行く」となって、危ない地域に行くことを心配されていた（女性／30歳／金属・鉄鋼・化学）

海外を転々とする医者＝国境なき医師団、ってなっちゃったんでしょうね。

・後輩に「痴漢されちゃって......」と話したら、「先輩が痴漢された（敬語）そうですよ！」と、いつのまにか私が犯人になっていた（笑）(女性／26歳／学校・教育関連)

痴漢に敬語は使いません（笑）！

いかがでしたか？ いちばん多いパターンは少しずつ話が大きくなっていくエスカレートパターンで、あとはちょっとカン違いされるパターン、ちょっとした言葉の間違いで意味が真逆になってしまうパターンなど、いくつかの法則があるということがわかりました。でもたまに、なぜこんな話に変わってしまったの!? と思わず首をかしげたくなるような話があるのも事実。ホント、また聞きってあてになりませんね！

（文／オチアイユキ）

調査時期：2015年2月
アンケート：フレッシャーズ調べ
集計対象数：社会人478人　（インターネットログイン式アンケート）