あそこでこうしていれば......。今思えば人生の分岐点だったことは？「電子ブロックで遊んだ→エンジニア」「今の会社を選んだこと」

受験、就職、結婚......人生にはさまざまな分岐点があります。そしてみなさんもそれらの分岐点でさまざまな選択をし、多くの決断してきたでしょう。今回は、さまざまな選択をしてきただろう社会人500名に「今思えば人生の分岐点だったことは何か」聞いてみました。

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■就職活動、入社、転職、仕事

【進んで、選んでよかった】

・最初の会社に入った。今の夫と出会ったし、それまでの考え方が変わった（女性／30歳／学校・教育関連）
・就職活動等。苦労して、人間的に成長できた等（女性／23歳／専門サービス）
・高校時代のアルバイト。アルバイトで接客をしたおかげで、人見知りが治った！ 接客コンテストで日本一になれて、人に接する仕事をしたいと思えた（男性／20歳／金融・証券）

【後悔、失敗した】

・最初の会社に入社したとき。休みもなく、帰りも遅かったので、人生を無駄にしてしまったから（男性／31歳／団体・公益法人・官公庁）
・就職した会社。入る前はいい会社だと思っていたが実際は最悪だった（男性／25歳／その他）

やはり、就職活動、転職といった仕事関連については「大きな分岐点の一つとなった」という意見が多かったです。会社で結婚相手を見つけた人もいれば、「あんな会社で働いたのは時間の無駄！」と後悔する人も。

■恋愛、結婚、離婚

【この人と出会えてよかった】

・初めて彼氏ができたとき世界が変わった。自分にも自信が持てるようになったし、若いのもあったが、全てが楽しかった。（女性／41歳／マスコミ・広告）
・結婚。まさか自分が結婚するとは思わなかった。旦那とはすごく仲良し（女性／41歳／サービス業）

【なぜ別れてしまったんだ......】

・結婚を決めたとき。後悔しているから（男性／46歳／医療・福祉）
・離婚したとき。離婚したくはなかったが、そうせざるをえない状況だった（男性／50歳以上／金融・証券）

恋愛、結婚についてもやはり大きな分岐点と考える人が多かったです。恋愛は人を時に大きく変えますからね。そして結婚ともなると簡単に離婚できるわけではありません。そこは慎重にいきたいものです。

■受験、進学

【進路に間違いはなかった】

・大学入学をきっかけに一人暮らしをしたこと。急激に自立したから（女性／28歳／機械・精密機器）
・大学の研究室選択と就職。研究室で自分の専門がみえてきたし、就職して仕事も楽しめて結婚できた（女性／32歳／電力・ガス・石油）

【あのときの失敗が今も......】

・大学入試の日の寝坊。英語が受験できず落ちた（男性／23歳／その他）
・大学の学部選びと就職活動。全然関係ない仕事についているし、違う大学に行けばよかったなと思っているから。（女性／31歳／不動産）

「受験戦争」は今後の人生を大きく左右します。しかし進学によって「人間的に成長できた！」という意見が多く、大事なのは偏差値だけではないかもしれませんね。

■その他の分岐点となった出来事

・子どものころ、電子ブロックを買ってもらい、遊んだこと。それが遠因で、エンジニアになり、生活しているから（男性／50歳以上／電機）
・27歳で南米ひとり旅に出たとき。今ある全てから離れて自分を見つめたかった（女性／32歳／ホテル・旅行・アミューズメント）
・毎日。生まれたときは無限の可能性を持っていたが、毎日選択を迫られて今の状態になった（男性／33歳／情報・IT）

何気ない経験が今後の人生に大きく影響することもあると思います。そういった「今思ってみれば分岐点だった」という意見もありました。「毎日が分岐点」というワイルドな意見も。

やはり「人生の分岐点」となると、「受験・就職・結婚」を挙げた人がとても多かったです。人生にはいくつも選択をしなければならない場面に直面します。しかし、どんな選択をしたとしても、進んだ今の道をいかに全力で生きていくかが大切ですよね。あなたは、人生のどこが分岐点だったと思いますか？

文　櫻井靖大

調査機関：2015年1月
アンケート：フレッシャーズ調べ
集計対象件数：社会人男女500件