これってケチくさい？ 人には言えない節約術「お茶パックを5回以上使う」「ティッシュを一枚ずつ剥がして使う」

「もったいない」の精神は、「エコ」という言葉が一般的になってから世界的にも容認されてきたのではないでしょうか。とはいえ、どちらともいえない微妙な節約方法もありますよね。これはエコ？ それともケチ？ そんな節約術を社会人に聞いてみました。

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■便利だから使いたいけど......

・ちょっとだけティッシュを使うときは、端っこをちぎって使う（女性／31歳／その他）
・ティシュを一枚ずつ剥がして使う（女性／29歳／情報・IT）

日常的に使うものだからこそ、節約できそうですよね。ちりも積もれば......！

■何度もおいしく楽しめる！

・ラーメンのスープをのこしておいて、ご飯を入れる（女性／27歳／商社・卸）
・モスバーガーの余ったソースをとっておいて、次の日パンに塗って食べる（女性／40歳／医療・福祉）

余ったからといって、捨ててしまったらもったいない！ 食費も手間も節約です。

■長持ちするから

・シャンプーを薄めて使う（女性／50歳／商社・卸）
・食器用洗剤を薄めて使っている（女性／24歳／商社・卸）

ちゃんと泡立つし、キレイになりますよね。

■出がらしをあなどるべからず！

・高い紅茶のティーパックは2回使う（女性／22歳／人材派遣・人材紹介内定）
・お茶パックは5回以上使う（女性／27歳／情報・IT）

お茶といえば昔は超高級品でした。色が出なくなるまで使わなくちゃ！

■使い切ってスッキリ

・歯磨き粉などのチューブものが少なくなったら、はさみで切って最後の最後まで使う（女性／25歳／生保・損保）
・マヨネーズを使い終わるときは、容器を切り、その中にあえる野菜などを入れてかき混ぜる（女性／28歳／学校・教育関連）

ここまでキレイに使われたら、製造者は感動かも。

■健康にもいい

・バスで料金が上がるひとつ前の停留所で降りて、歩く（男性／27歳／金属・鉄鋼・化学）
・1駅歩けば、電車賃が60円程安くなるので、毎回1駅歩いている（女性／28歳／食品・飲料）

ダイエットにもなるし、一石二鳥です！

■使い捨てだけど捨てられない！

・歯間ブラシを何度も使う（女性／26歳／医療・福祉）
・サランラップを二度使ってから捨てる（女性／24歳／不動産）

倹約家からしたら、消耗品がもったいなく感じてしまうんですよね。

■安さが命

・見切り品の野菜や肉を買い漁り、冷凍しまくっている（男性／28歳／食品・飲料）
・クリーニングは割引になる平日に出す（男性／34歳／通信）
・スーパーで缶コーヒーが安いときに買いだめして会社の冷蔵庫に入れている（男性／35歳／機械・精密機器）

その値段に慣れてしまうと、正規の値段が高く感じてしまいます。

■最後の最後まで！

・古い肌着を汚れふきにつかっている（女性／37歳／医薬品・化粧品）

来客時に、うっかり使わないように気をつけて！

■節約とは根性だ！

・風呂の残り湯でトイレを流す（女性／34歳／その他）

ここまでくると立派！ でも、タンクが汚れて掃除の回数が増えるかも......。

これらの節約術は、自宅でこっそり実践する分には問題ありませんが、人に見られると「ケチだなあ」と思われてしまうことも。そんな友人や知人の節約エピソードも教えてもらいました。

■用があるなら

・電話はワンギリでかけ直してもらうようにしている人（男性／35歳／情報・IT）

何度もやっていると、そのうち相手がかけ直してくれなくなりそう。

■気持ちはわかるけれど......

・グループで会費制の飲み会の時に支払を率先してカード払いをし、ポイントをためる後輩（女性／32歳／電力・ガス・石油）

バレてないつもりでも、みんなが知っているあなたのもくろみ。

■人として

・友人はいつも職場や公共の場で、個人所有のスマホの充電をしている（男性／50歳／団体・公益法人・官公庁）

これは許されない場合もあるので注意！ 意識的にやっているとしたら、それはもうモラルの問題かも。

賢い節約とは、周囲の目を無視したり、人の迷惑を省みずにやったりするものではありませんよね。「損して得を取れ」という言葉もありますが、人の信用を失うのが一番の損失です。小さな節約で失敗しないように気をつけましょう。

文・OFFICE-SANGA 相羽亜季実

調査時期：2015年1月
アンケート：フレッシャーズ調べ
集計対象数：社会人476人（インターネットログイン式アンケート）