最近ではインターネットを開けば、「出会い」「婚活」という文字を目にしない日はありません。ちょっと前までネットでの出会いに抵抗がある人は多いように感じましたが、今では普通のことなのでしょうか? ネットでの出会いはアリかナシか、社会人に聞きました。
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Q.ネットでの出会い(恋人を作る)はアリだと思いますか?
アリ......215人(48.3%)
ナシ......230人(51.7%)
ほぼ半分にわかれましたね。身の周りにネットで出会ったカップルがいてもおかしくないということかもしれません。まずは「アリ」派の意見から見てみましょう。
■アリだけど自衛は必要
・ネットをしているのが独特な人(オタクとか体目的の出会い系とか)だけでなく、ほぼ全員になってきたから、ネットでも普通の人に会えると思う(女性/28歳/その他)
・自衛が大切だけど、いい出会いもあるかもしれないから。ネットの関係だけでは恋人とはいえないけど(女性/32歳/小売店)
・できればリアルでの出会いがいいけど、出会いが多い環境にいないので、ありだと思う(女性/31歳/生保・損保)
ちょっと怖いと感じることはあっても、「出会いが少ない」「友人にうまくいったカップルがいる」などの理由から「アリ」という人が多かったです。今ではネットをしない人の方が少ないですから、以前より臆病になる必要はないかもしれませんね。
■積極派もチラホラ
・共通の趣味を持った相手を見つけるのにピッタリだと思う(女性/25歳/小売店)
・実際、SNSで出会って恋人を作った人をよく見る。直接会ったほうがお互いを知れるというが、遠慮無く意見がいえるネットだからこそわかることもあると思う(女性/21歳/その他)
・これだけネットが進んだ社会で、出会いだけは敬遠する理由がわからない(男性/30歳/食品・飲料)
・最終的に成就するなら、パソコン上でも、結婚相談所でも、なんでもありだと思う(男性/26歳/自動車関連)
むしろネットのほうが自分に合った人を探すのにピッタリ、という声も。出会い目的というより、趣味を通じて出会えば話も弾みやすいですよね。成就すれば何でもアリ! という意見にも納得です。
■2人で会うのは躊躇する
・顔も見たことがない人と知り合って深い関係になるのは怖い。犯罪に巻き込まれそうな気がする(女性/27歳/印刷・紙パルプ)
・ネットだといくらでも嘘をつける(女性/30歳/商社・卸)
・オフ会で芽生える恋ならわかるけど、ネットでのみの出会いは感覚的にわからない(女性/28歳/金属・鉄鋼・化学)
・どんな人かわからないので、ネット上で好きになったとしても、実際に会うのはとても躊躇する(女性/24歳/学校・教育関連)
・人それぞれだけど、結婚のスピーチでは言えない。親に申し訳ない(女性/22歳/食品・飲料)
「ナシ」派の一番の理由は、「犯罪が怖い」&「嘘をつける」から。相手の素性が見えないリスクは、きちんと心しておきたいですね。「実際に2人きりで会うのはためらう」という声も目立ちました。
■ネットで出会って結婚も!
・お互いに趣味のイラストサイトを作っていて、互いの掲示板に書き込みをしてメル友になった。それが今同棲している相手(女性/26歳/情報・IT)
・Twitterのなかった時代、交流はmsnメッセンジャーのチャットが主だった。ゲーム内のグループ内でチャットをよくやっていて、そこで親しくなった人と誘い合わせてオフ会に行って......という感じ(女性/26歳/小売店)
・mixiのサークルのオフ会に参加して知り合った人と2人で会ったり、何年かマイミクとしてやり取りしていた人と実際に会っていた(女性/28歳/その他)
・海外留学前に現地のことが知りたくて、留学先の人とネットで知り合い現地のことをいろいろ教えてもらった。その後現地で実際に会い、そのうち仲良くなって付き合うようになった(女性/33歳/医薬品・化粧品)
・オンラインゲームで旦那と知り合い、遠距離恋愛を約三年した後できちゃった結婚をした(女性/32歳/食品・飲料)
実際にネットで出会ったエピソードも見受けられました。趣味やゲーム、SNSつながりで交際に至った人が多いよう。中には、めでたくゴールインしたカップルも! 付き合うだけでなく、友人になったり、話していて刺激をもらったという声も寄せられました。
■実際に会ってガッカリ
・前にネットで美容師さんに一目惚れして会ってみた......が、写真と実物が違い過ぎて衝撃を受けた(女性/29歳/金融・証券)
・ネットで知り合った人に結構アプローチされたけど、他の友達にも声をかけていた(女性/30歳/小売店)
一方で、ガッカリ体験談もチラホラ。写真やプロフィールを真に受けすぎるのは良くないかも!? ナンパタイプにも要注意。じっくり話したり、相手をよく見ることは大切なんですね。
ネットでの出会いのキーワードは「趣味」「オフ会」「自衛」といったところでしょうか。まずは趣味を通じて出会い、オフ会などグループで会う方がハードルは低いよう。はじめから出会い目的でいかない方が、成功率は高いようです。
文・OFFICE-SANGA 宮野茉莉子
調査時期:2014年6月
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